田中ストライク先生によるアクション作品で
人と吸血鬼との戦いを描いた物語『SERVAMP―サーヴァンプ―』。
主人公の少年がたまたま拾った黒猫が実は吸血鬼の
それも人間と契約し主従関係を結ぶ「サーヴァンプ」だったことで
平凡な日常から吸血鬼同士の戦いに巻き込まれて行くのでした。
若い女性に人気を得ている今までの吸血鬼モノとは
一味違ったヴァンパイア・アクション漫画。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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SERVAMP(サーヴァンプ)あらすじ! 孤独な少年と黒猫のクロ
主人公の城田真昼は何事も「シンプル」が口癖でモットーとしている高校一年生の少年。
ところがある日、道端で1匹の黒猫を拾い家へと連れ帰ると「クロ」と名づけました。
しかし真昼が学校から帰ってみるとカーテンを閉めきった暗い部屋の中では
なぜかダラけきった知らない男がテレビを見ていたのです。
その光景に驚く真昼でしたが男は黒猫の「クロ」とは仮の姿で
自分の正体は「吸血鬼」なのだと説明しはじめるのでした。
信じられない真昼はついうっかり人間の姿をしていた男に
「クロ」と呼んでしまったことで男(クロ)とは
互いに主従としての“仮契約”を結んでしまうのです。
SERVAMP-サーヴァンプ-
突然のことに理解が出来ないでいた真昼でしたが友人らとの約束の時間に慌て
待ち合わせ場所へと黒猫のクロも一緒に連れて行ってしまいます。
ところが真昼は友人らとともに街中で手品師姿の吸血鬼に襲われてしまうのです。
友人らを救うため真昼はクロへ自身の血を与え主従契約を結ぶと
主人・真昼の命でクロは圧倒的な力で吸血鬼を倒します。
こうして「サーヴァンプ」であるクロの主人となった真昼は
意図せずも吸血鬼たちの戦いへと巻き込まれてしまうのでした。
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SERVAMP(サーヴァンプ)のネタバレ!真昼の生い立ちと8人目の真祖
真昼には父親がおらず幼い頃には母親を亡くしてしまったことで
その後は叔父との二人暮らしとなりました。
母親の葬儀で天涯孤独な子供は親戚にとって「面倒」な存在と知りますが
それでも自分を引き取ってくれた叔父の行動から
真昼は“やらずに後悔する”ことが一番の面倒だと考えるようになります。
だからこそ面倒ごとを嫌いながらもクラスの誰もが嫌がることを
「シンプル」に率先してやり口とは裏腹に
面倒見がよく世話好きな少年として育ったのです。
SERVAMP-サーヴァンプ-
そうした結果、道端にいた黒猫を放っておけず連れ帰り
サーヴァンプであるクロと出逢うのでした。
またクロには自分の他に6人もの兄弟がおり
それぞれがサーヴァンプの「真祖」として人間と契約し
自分たちの手足として吸血鬼を使役していました。
ですが真昼たちを襲った吸血鬼は存在するはずの無い
8人目の真祖・椿が使役し彼はクロを憎んでもいたのです。
椿の正体はそして目的とは?
彼らとの戦いの先にそれらの謎が少しづつ解明されるのでした。
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SERVAMP(サーヴァンプ)の感想!人と吸血鬼との新しい係わり方
両親がおらず育ててくれた叔父は出張ばかりな真昼にとって
クロは多くの「面倒」を招いた文字通り面倒な存在でした。
ところが主従契約として血の授与を成したことで
二人は“血のつながり”を持つことになります。
天涯孤独な真昼と大勢の兄弟により面倒ごとが起きているクロ。
なんともこれは皮肉なめぐり合わせであり
必然的な出逢いだったのかもしれませんね。
SERVAMP-サーヴァンプ-
そんな真昼をクロは懸命に守ります。
人間である真昼も体をはって応えようとするその姿は
主従関係を超えた確かな二人の“繋がり”が見えるようです。
また前述したようにクロには大勢の兄弟がおり
それぞれ彼らが主従関係を結んだ人間や使役する吸血鬼たちなど
魅力的なキャラクターも多数登場します。
人と吸血鬼との新感覚漫画『SERVAMP―サーヴァンプ―』
是非とも“シンプル”に読むことをおすすめします!
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