遠藤浅蜊先生による原作小説を江戸屋ぽち先生がコミカライズされた
少女たちのサバイバル・アクション作品の魔法少女育成計画。
アニメ化もされた作品で16人の魔法少女たちがそれぞれが持つ
たった1つの能力(魔法)を使いながら戦い生き残る物語――。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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魔法少女育成計画のあらすじ!憧れだった魔法少女たちの過酷な運命
物語は人気ソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」から始まります。
ゲーム登録プレイヤーの中で数万人に一人“本物の使い魔”が目の前に現れると
優れた身体能力と可憐で美しい姿、そして通常の人間にはない
“特殊能力(魔法)”を持つ本当の「魔法少女」になることが出来ました。
主人公の姫河小雪はゲーム中で“スノーホワイト”と名乗り
ゲームを楽しんでいましたがある日「魔法少女」に選ばれてしまいます。
憧れの魔法少女になれた事実に喜ぶスノーホワイトと
友人のラ・ピュセルは指導役であり先輩魔法少女のねむりんに
魔法少女に選ばれたこの力では何をすればよいのかと尋ねます。
ですが特にこれというのはないと返答されてしまい
自分たちは必要とされて魔法少女になったのだと
意気込んでいた二人は気抜けするのでした。
ところが週一回開催の“魔法少女集会チャット”
この日を境に魔法少女たちの運命は大きく変わってしまうのです。
![魔法少女育成計画](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/K2100003722061.jpg)
魔法少女育成計画
スノーホワイトたちが所属するN市では魔法少女が16人と増えたため
ゲーム運営側からその数を半分の8人に減らすとの通告が下されます。
魔法少女の減らし方は簡単です。
人助けなどをして得られる“マジカルキャンディ”
この所有数が一番少ない少女が魔法少女から脱落させられてしまうのです。
せっかく得た力を失いたくない彼女たちは大変憤慨しますが
この時はまだ魔法少女を“やめさせられる”程度だと思っていました。
ですがいつしかそれは魔法少女同士で繰り広げられる
凄惨な戦いへと変ってゆくのです。
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魔法少女育成計画のネタバレ!生き残るため、死と隣り合わせの戦い
魔法少女が16人と増えすぎたN市では魔力のバランス調整や
何やらの理由や名目でその数を「半分」にすることが決まってしまいます。
当初彼女たちは自分たちに与えられた特殊能力“魔法”が使えなくなること
魔法少女でいられなくなる程度のモノなのだと思っていました。
ところが魔法少女の“減らし方”というのは
毎週一人の魔法少女を「殺し」て数を減らす残酷なモノだったのです。
方法は人助けなどで貰えるマジカルキャンディの所持数で
決まるポイント制で週に一回行われる集計で
その所持数が最下位意の魔法少女が殺されてしまいます。
![魔法少女育成計画](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/K2100003722061.jpg)
魔法少女育成計画
ですがマジカルキャンディは他の仲間への譲渡も可能で
そのことに気付くのが遅れたスノーホワイトやラ・ピュセルは
自分たちの指導役だった先輩魔法少女のねむりんを殺されてしまうのです。
こうしたマジカルキャンディをめぐる駆け引きや戦いにより
魔法少女たちは「自分たちが生き残るため」に他の魔法少女と敵対してゆきます。
さらにいつしかマジカルキャンディーの取得数を争いあうはずが
互いの命を狙う凄惨で絶望的な戦いへと展開してゆくのでした。
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魔法少女育成計画の感想!追い詰められた少女たちの思い
この『魔法少女育成計画』はタイトルの持つ音の響きと江戸屋ぽち先生が描かれる
愛らしくも美しい絵柄により「カワイイお話かな?」と思いがちですが
実はとても切なくつらい物語なのです。
作中に登場する魔法少女たちは皆がそれぞれの事情や思いを抱えています。
ただただ死ぬのが恐ろしいと怯える者や大切な人を守りたい者
そして大事な人を奪われ復習を誓う者。
彼女たちは理不尽な理由で死と隣り合わせにさせられ
理不尽な死に怯えながら一週間を生き抜きます。
そして理不尽な判定でその日の「脱落者」が決められ殺されてしまうのです。
![魔法少女育成計画](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/K2100003722061.jpg)
魔法少女育成計画
そんな過酷な世界の中、少女たちは自分たちが持つ能力を
まさに命懸けで駆使し生き残るための戦略や駆け引きさえ覚えてゆくのでした。
コミカライズの冒頭でスノーホワイトに
助けられた少女・亜子は彼女の姿を見てこう呟きます。
―どうしてあの白い魔法少女はあんなに思い詰めた表情をしていたんだろう―
この台詞こそが『魔法少女育成計画』の全てを物語っているのかもしれません。
また『魔法少女育成計画』シリーズ第二幕として
海苔せんべい先生作画による『魔法少女育成計画restart』も描かれています。
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