星野リリィ先生が描く摩訶不思議なファンタジック・ラブストーリー。
人間と妖怪が共存するようになった日本。
あるとき人間たちの勝手な改暦に反発した反対派の妖怪たちが
人間たちに対して様々な問題を起こすようになってしまう。
その問題を解決するため人間側と妖怪側が立ち上げた
政府組織「妖人省」に招集された「半妖」たちと人間たちは
チームを組んで不可解な事件に立ち向かっていく――。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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おとめ妖怪ざくろのあらすじは?
人間と妖怪が共に暮らすようになった日本。
一見問題なく共存しているように見える世の中でしたが
本来月の満ち欠けとともに生活を営んでいたのが
突如として太陽の巡りとともにいきていくことになり
妖怪たちが反発していたのです。
それも人間側が勝手に改暦をしたせいでした。
そんな世の中で暮らす人と妖怪の血を引いた少女・ざくろに
薄蛍、雪洞、鬼灯の四人は新組織「妖人省」への招集が決まっていました。
妖人省とは妖怪たちが起こす様々な問題を解決するべく
人と妖怪の代表とで作られた政府組織でざくろたち四人の他に
人間側からも軍人たちが数人召集されていました。
ざくろはそこで陸軍少尉の総角景と出会い 美男で王子様のような
総角にざくろは運命を感じ赤面してしまいます。
総角はざくろとパートナーを組んで問題解決に取り組むことになり
いっそう張りきるざくろ。
![おとめ妖怪ざくろ](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/l/GNT04160.jpg)
おとめ妖怪ざくろ
一方、幼なじみ半妖・薄蛍は大柄な陸軍少尉の
芳野葛利劔とパートナーになり双子の半妖・雪洞と鬼灯は
最年少で陸軍少尉になった花桐丸竜とパートナーを組むことに。
雪洞と鬼灯はともかく内気な性格である薄蛍は
パートナーである利劒が大柄であるために恐れている様子。
声を掛けられても恐がって逃げようとする薄蛍に利劒はひざまずき
「これなら怖くないか?」と優しく声をかけるのでした。
一方、皆と離れたところでびくびくしていたのは
一見王子様ふうに見えていた総角。
彼はいたるところにいる妖怪が大の苦手なヘタレだったのです。
半妖であるざくろたちはギリギリセーフなようですが妖怪を見て
飛び上がって怖がっている総角の声を聞きつけてやって来たざくろに
思わず妖怪のことを「化け物」と言ってしまいます。
それを聞いて激怒するざくろ。
さっき王子様との運命的な出会いをしたと思っていたのが
一瞬にして崩れ去ったのでした。
ヘタレの総角が素だと知ったざくろは大嘘つき、ダサい
ショボい、カッコ悪すぎとさんざん彼をけなし不機嫌になってしまいました。
そんなざくろとは逆に先ほどまで利劒のことを
怖がっていた薄蛍でしたがすっかり打ち解けている様子。
雪洞と鬼灯も丸竜の気持ちはさておき
なついている様子でざくろは面白くありません。
総角が話しかけてきても妖怪を怖がっている姿が目に浮かび
何とも言い難い感情になるざくろなのでした。
さてこうして決まった半妖&軍人のコンビ
次々と巻き起る問題を無事解決していくことはできるのでしょうか――?
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おとめ妖怪ざくろのネタバレとその後の展開は?
それからざくろたちは、様々な事件を仲間たちとともに解決していきます。
ざくろは非常に強い妖力を持ち戦闘能力がずば抜けていて
薄蛍は人や物に宿る記憶を読み取る能力を持ち
双子の雪洞と鬼灯は式神を使うことができるといった
人にはない能力を持っています。
ときにはその能力を用い事件を解決していきます。
最初は総角と小さな喧嘩が絶えないざくろですが
彼の他の面を知るにつれて次第に恋心を抱くようになります。
![おとめ妖怪ざくろ](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/l/GNT04160.jpg)
おとめ妖怪ざくろ
総角のほうもざくろに特別な感情を抱くようになっていきます。
薄蛍と利劒、双子と丸竜もお互いなくてはならない存在に。
事件を解決していくうちざくろたち半妖の秘密が明かされたり
ざくろの母親や父親違いの兄が現れざくろを誘拐し
嫁にしようとしたり・・・トラブルの連続。
それが解決したと思ったら事件が発生している
名門女学校への潜入捜査依頼が。
ざくろたち半妖は名前を変えて人間として潜入するわけです。
またもそこではトラブルが勃発し
総角とざくろの仲に割って入る人物も登場。
しかしざくろたちは半妖ですから人間からも妖怪からも
差別を受けることが多くその恋は前途多難。
彼女たちにハッピーエンドは訪れるのか今後の展開にも期待します!
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おとめ妖怪ざくろの感想は?
日本でいうと明治や大正時代あたりを舞台にしたこの作品は
2010年にはアニメ化もされた人気作です。
半妖&軍人コンビが事件を解決していきますが印象としては
ラブの面が割と多い感じですが読みやすいです。
個人的にはざくろの出生の秘密が明らかになる
「神がかりの里」編はおススメです。
ざくろと母親に歪んだ感情を見せる兄・沢鷹の苦悩と葛藤は見ものです。
彼は当初から陸軍中尉としてざくろたちの前に姿を現していましたが
こういう伏線があったとは・・・と驚きです。
キャラクターもそれぞれが個性的で絵も綺麗で丁寧な描写に惹かれます。
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おとめ妖怪ざくろ
ざくろ&総角のカップルもいいですが他のカップルたちも可愛らしい。
まだ先が見えないこの作品ですが半妖&人間という障害を乗り越えて
最後にはみんなハッピーエンドになって欲しいと願わずにはいられなくなります。
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