山口ミコト先生・原作、馬鈴薯先生・漫画の作品の
真夜中のX儀典。
ニートでわがままな姉を持つ浩樹は
そのせいで女嫌いを拗らせていました。
いっそ女になりたい・・・。
そんなことを考えていたある日
誰かと身体を交換できるという謳い文句に誘われ
彼はその願いを叶えます。
しかしそれは悲劇と非日常の始まりでした。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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真夜中のX儀典のあらすじは?
ニートでひきこもり・・・
おまけにわがままな姉を持つ浩樹はそのせいで
女嫌いを拗らせてしまっていました。
しかし女というだけであんなどうしようもない姉でも
誰かしらに面倒をみてもらえると彼は考えており
女の方が絶対に得だといっそ女になりたいと
日々思いながら生きていました。
そんな姉の観察日記と愚痴を兼ねて日々書き連ねているブログ
ある日そのブログに意味深なコメントが遺されます。
「あなたに耳寄りな情報がある、なれましょ、女性に」
完全に半信半疑で最初は馬鹿らしいと考えていたものの
姉と口論になった苛立ちもあり興味本位とあてつけで
指定されたURLにアクセスします。
自分の体を提供する代わりに他の提供者の体に
入ることができるというそのサイト。
浩樹は夢の中でサイト内に説明があった通り
女になれるという赤い扉に手をかけます。
嘘に決まっていると思っていたものの
入れ替わりは無事成功。
真夜中のX儀典
おまけに浩樹は人気アイドルの
御厨三九二の身体に入っていたのです。
三九二の身体を満喫するものの
アイドルという立場上男に散々絡まれ
挙句ストーカーから酷い恐怖を
当たられる羽目になってしまった浩樹。
家の引き出しにあった全て別の男の名前が書かれた
大量の通帳・・・そして味合わされた恐怖。
女というものの弱さそして大変さを
身にしみて感じた彼は姉の話も
ちゃんと聞いてあげようという気持ちで
自分の身体に戻ってくることができました。
しかし戻ってきた浩樹を待っていたもの
それはおそらく「自分」が殺したであろう姉の死体・・・。
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真夜中のX儀典のネタバレとその後の展開は?
自分が正確には自分の身体にはいった
誰かが姉を殺した・・・。
しかしそんな突飛な話を誰が信じるのかと
浩樹は一先ず姉の死体を冷蔵庫へと隠し
真犯人を見つけるために動き始めます。
彼が最初に目を付けたのは
自分が身体に入った御厨三九二。
握手会という形で彼女に会いに行った浩樹は
その後二人きりで三九二と会う機会をつくります。
アイドルという仮面を一枚剥いだら口が悪く
テレビで観る姿とはかけ離れていた三九二。
おまけに彼女は浩樹が自分の身体を使い処女を奪ったと
彼を刺し殺そうとまでする過激っぷりです。
何とか誤解を解き自分の置かれている状況と
姉の死体を彼女に見せる浩樹。
どうせ真犯人を見つけたところで
警察はこんな突拍子もない話は信じないだろうと
せめて姉の仇をとりたいと彼は考えていたのです。
三九二は浩樹に自分が出した条件を
飲むことが約束できるのであれば姉を殺した犯人の
手がかりを教えると取引を持ち掛けます。
それは自分に付き纏うストーカーを殺すこと・・・。
真夜中のX儀典
どうせ一人殺しているのだからもう一人増えても
変わらないだろうと彼女は浩樹に笑います。
金のためなら、トップアイドルで居続けるためならば
人を殺しても構わない・・・。
そんな三九二の言い分が最初はわからなかった浩樹でしたが
彼女の過去を垣間見たことでその考えを改めます。
自身に感情移入し涙まで流す
浩樹の姿に毒気を抜かれた三九二。
結局ストーカーを殺すことは諦め
彼に姉殺しの犯人に繋がりそうな情報を与えます。
三九二があの日、身体に入った相手・・・
なんとそれは三人の肉親を殺害した
殺人犯のものだったのです。
果たして浩樹の姉は本当に
その殺人犯に殺されたのでしょうか。
浩樹、そして彼に付き合うことにした三九二は
その人物に会うため動き始めます。
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真夜中のX儀典の感想は?
表紙の雰囲気がちょっと独特で不気味な感じでしたが
中身の絵はとてもかわいく読みやすかったです。
内容はサスペンスちっくで殺人なども絡んでくるため
人を選ぶかと思いますが
そこまで物凄くグロいという描写はなかったです。
どちらかというと精神的に辛いなという
描写が多かった気がします。
誰が自分の姉を殺したのか
そしてそもそもあの夜の儀式はなんだったのか
なにも知らない浩樹が姉殺しの真相へと
たどり着くべく奔走する物語です。
真夜中のX儀典
こういった作品は物語の真相がわからず
もどかしい思いをさせられるんですが
本作は全4巻で完結なのでサクサクと進んでいきます。
やや駆け足気味な部分もありましたが
きちんと謎や伏線を回収して
綺麗におさまっている作品となっていました。
欲を言えばもう少し続いてくれても
よかったかなとも思いますが・・・。
登場するキャラクターが非常に魅力的で
このキャラクターが犯人じゃなければいいな・・・
とハラハラしながら読んでいました。
サスペンスチックな物語ですが
読後感は悪くなかったです。
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