あさめしまえ（漫画）のネタバレと感想！レシピを使って料理を再現できる？

北駒生先生の作品のあさめしまえ。

 

子供のころ食堂「アサメシマエ」に救われ
料理人の道へ入った日高元。

 

時が経ち店とも随分疎遠になっていた彼が知ったのは
そこの主人が亡くなったという知らせでした。

 

一人娘で初恋の人・早夜子に
店をもう一度やろうと彼は持ちかけますが・・・。

 

 

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あさめしまえのあらすじは？

 

13歳の頃、出ていった母親の気を引きたいあまり
万引きに手を出そうとした少年・日高元。

 

結局その勇気はなくさらにその一連の葛藤を人に見られ
声をかけられたことによりそれは未遂に終わります。

 

彼に声をかけてくれたのは街にある小さな食堂
「アシメシマエ」の一人娘・早夜子でした。

 

夜の悲しさはずっと続かない
朝ごはん一つで気も変わる・・・。

 

彼女のその言葉の通り食堂でご飯を食べると
からだから朝日が昇るような感覚に
元はいつもなっていました。

 

そうして6年間、アサメシマエで朝食を食べ続けた彼は
自分も料理の道へ進む事に決めます。

 

あさめしまえ

 

自分もいつかアサメシマエのような食堂を開きたい・・・。

 

そう店の主人に言っていた元でしたが
初恋の人である早夜子が結婚したことや
学校に就職と忙しくなるにつれ
徐々に店とは疎遠となっていってしまいました。

 

そんな時に知ったのは店の主人の吉報。

 

仏壇に手を合わせに行った元はそこでアサメシマエが
閉店していたことも知ってしまいます。

 

駅前の再開発で人の流れが変わったことから
父が入院してから潮時だと感じ店を閉めたという早夜子。

 

元は早夜子にもう一度店をやり直そうと訴えますが
彼女はその言葉を突き返してしまいます。

 

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あさめしまえのネタバレとその後の展開は？

 

今いる店ではなくアサメシマエのような店をやりたい・・・
そうすれば本気になれると思う。

 

そう訴える元に早夜子はすげなくこう問いかけます。

 

「それならなぜ今まで本気でやらなかったの」

 

気分だけでは無理・・・
そして元には関係ないと言い放つ早夜子。

 

今まで人の経営に守られなあなあで生きてきた元は
その言葉に何も言い返すことができません。

 

まるであの時みたいな夜の底だ・・・
しかし彼は10年以上前に言われた早夜子の言葉を思い出し
翌日朝食をもって彼女の元を訪れます。

 

それは彼が店の主人と話していた時に自分の店をもったら
最初に彼に出すと約束していたメニューでした。

 

あさめしまえ

 

早夜子はその特別でもなんでもない朝食を食べながら
昇る朝日を見つめこうぼんやり呟きます。

 

「ああ、朝だ・・・」

 

自分はこの店が好きだったから守りたいし変えたいそう訴える元に
早夜子は自分は手伝えないけど店は貸すと告げます。

 

しかし船出は順風満帆とはいえず
近所の人からの反応もこんな人の集まらなくなったところで
若造が今さらだと良いものではありません。

 

それでも周囲の人達のちょっとした悩みを
解決するための料理を作り続ける彼の店には
少しずつ以前のように客足が戻りはじめていました。

 

自分がかつて救われたキラキラとした朝食を作るため
元は今日も店に暖簾を上げるのです。

 

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あさめしまえの感想は？

 

料理を通じて色々な人間模様を描いていくという系統の作品。

 

最近こう言ったタイプの作品は多いですが
本作は比較的若者の男性が主人公のお話となっています。

 

初恋に破れそこから以前大好きだった食堂とも疎遠となっていた元。

 

しかし主人の死をきっかけに一念発起し店を再開。

 

最初は順風満帆とは言い難かったですが
少しずつ人気を得ていくという感じのストーリーです。

 

優しい絵柄で優しい物語が紡がれていきます。

 

しかし元はまだまだ若造ということもあり
至らない点や青臭い面も多いです。

 

あさめしまえ

 

しかし離婚した母親が出て行ってしまったり初恋に破れたり
父親の再婚相手と微妙に壁があったり
そういった自分の過去の体験から相手に寄り添うようにアドバイスと
悩みを解決できる料理を教えてあげるわけです。

 

レビューなどにも多いかった意見ですが
こういった漫画にありがちな作品内に出てくる料理が
そのまま作れる！感はちょっと薄いかもしれません。

 

レシピなどもしっかり載ってはいるんですが
いかんせん作り方が難しい。(笑)

 

ただそこ以外は全体を通して優しく
ほっこりと心が温まるストーリーとなっています。

 

心が疲れたときなんかに、是非読んでみてください。

 

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