桜坂洋先生原作、小畑健先生・漫画の作品のAll You Need Is Kill。
「ギタイ」と呼ばれる化物と人類が
戦いを繰り広げ始めて、早数十年。
初出撃を明日に控えたキリヤ・ケイジは
その日自分が殺される嫌な夢を見ます。
迎えた初出撃、夢と同じように殺されたケイジでしたが
目が覚めると再び前の日の朝に戻っていて・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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All You Need Is Killのあらすじは?
「ギタイ」と呼ばれる化物と人類が
戦いを繰り広げ始めて、早数十年。
初出撃を明日に控えたキリヤ・ケイジは
自分が殺される嫌な夢と共に目を覚まします。
何となくその日一日のすべてに既視感を覚えながら過ごした翌日
初出撃をしたケイジは自分がみた夢と同じように
ギタイに殺され命を落としてしまいます。
しかし彼が目を覚ますとそこは自室のベッドの上。
確かに自分は先ほど初出撃しそして死んだ・・・
しかし先輩は出撃は明日だとケイジに告げます。
All You Need Is Kill
そして今度ははっきりと自分が読んだはずの小説の内容や
死んだときの痛みを覚えていることからあれは夢ではなく
自分が2回死んでいるのだと実感します。
もうあんなに苦しいのは嫌だここにいたらまた死んでしまう・・・
その一心でケイジは基地から逃げ出しますが
しかし結局、ケイジは別の方法で死ぬだけでした。
そうして彼は死んだら記憶を引き継いだまま
自分だけがループする・・・
どこでどういう風に死んでも必ず初出撃の前日に
戻ってきてしまうという法則に気が付きます。
そうして彼はこのループから脱出するため
生き残ることを決意します。
しかしまだ経験の浅いケイジにとってそれは容易ではなく・・・
彼の自らの死とループの法則を利用した孤独な戦いが始まります。
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All You Need Is Killのネタバレとその後の展開は?
戦場の牝犬と言われる自分とさほど年も変わらない少女・リタ。
最初は彼女のことを軽んじていたケイジでしたが
ループを繰り返すうちに彼は自分にとって最初の死の際
リタが自分の最期を看取ったことを思い出します。
戦場にそぐわない死の間際の人間に
語り掛けるような内容ではない平凡な会話を投げかけ
自分を落ち着かせてくれたリタ。
しかし一度戦場へ出れば彼女は真紅のジャケットを纏い
恐ろしい強さでギタイを駆逐していくのです。
自分が相打ちでようやく一体殺せたギタイを
難なく倒して見せた彼女。
そんなリタのことを今のケイジは尊敬すらしていました。
All You Need Is Kill
そうして数度のループを繰り返し彼は少しずつ生き延びる術を
自らの身体に蓄積しその可能性を高めていきます。
まずはギタイから逃げることそして次は攻撃、次は武器・・・
ループを繰り返し少しずつ
彼は自らに足りないものを補っていきます。
死はむしろ自分の味方だ・・・。
着実に力を付けて行くケイジでしたが
同時に何度も凄惨な死を繰り返したことにより
精神面はどんどん汚染されていっていました。
そうしてループが158周目を迎えた頃
そこにいたのは戦況に翻弄され逃げ惑う初年兵ではなく
何度も戦場を経験した古兵でした。
しかしその158周目の戦いの中でケイジは
いままでの戦場とは全く異なる出来事に直面します。
なんとリタが自分に話しかけてきたのです。
おまけにその内容はこういうものでした。
「おまえ今、何周目だ」
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All You Need Is Killの感想は?
ライトノベルを原作にデスノートなどで有名な
小畑健先生が漫画を執筆している本作。
近未来的なSFちっくな世界観とループを
あえて利用するという設定に小畑さんの魅力ある絵が加わり
かなり迫力がある漫画に仕上がっていました。
かなり世界観が重厚だったため長く続くタイプの話かと思いきや
全2巻で完結なんですね。
原作があるので尻切れトンボ感はなく
きちんと2巻で話自体はまとまっています。
短いので非常に短い時間で読むことができますが
かなり読みごたえはあります。
All You Need Is Kill
始めはしがない初年兵だったケイジが
ループを繰り返すごとにどんどん顔つきが変わっていく様は
さすが小畑さんといったところ。
最初の少年らしさがあるあどけない顔が
1巻のラストを読み終わるころには懐かしくなっていました。
ループものということでどのような展開
そして終わり方になっていくのかと思いましたが・・・
なかなか最後まで重ためのはなしでしたね。
ケイジと同じようにループをしている
キャラクターが登場するのですが
ちょっとこの展開は想像できませんでした。
ここまで切ない余韻が残る作品だとは・・・。
奥が深い世界観にぐいぐい引き込まれ
あっという間2巻読み終えてしまいます。
短めで深い話が読みたいときに非常にオススメの作品です。
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