なるしまゆり先生の作品のライトノベル。
現役大学生のライトノベル作家・左々暗龍。
連日締め切りに追われながら比較的順調な作家人生を
送ってきた彼でしたがある日自身の作品のコスプレをしている
少女が殺されている画像が送られてきます。
これは模倣犯なのか、それとも・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ライトノベルのあらすじは?
作家は締め切りを守るのも仕事のうちだよと
そう担当者から小言を言われている青年は現役大学生の
ライトノベル作家の左々暗龍、本名佐倉龍。
締め切りにややルーズな面はあるものの新シリーズもいい調子で
やや変わった執筆方法を取ること以外はその界隈の人間としては
珍しくもないタイプの平凡な青年です。
そんな彼がある日出会ったのは自分のファンを名乗る謎の少年でした。
帽子をかぶった一目で男の子とはわかるものの
やけにキレイな印象の少年。
佐倉の小説に出てくる登場人物と同じ「ミカト」という
名前を持つ少年は佐倉と一言二言会話をし
頑張ってくださいと言って帰っていきます。
遠くなっていく彼の背中を見つめながら後ろめたい気持ちになる佐倉。
ライトノベル
それもそのはず彼は今しがた小説の中に出てくる
ミカトを殺してしまっていたのです。
次の新刊でミカトが死んでいたらあの少年はどう思うのだろう・・・
色々考える佐倉でしたがこんなことを考えていては
キリがないと再び作業へ戻ろうとします。
そこで彼はふと気が付くのです。
少年の「ミカト」は佐倉が執筆をしていたときの声が聞こえた
だから左々暗龍だとわかった言っていた・・・
しかし佐倉の家は防音性に優れており窓が開いている様子もありません。
いったいなぜ彼は自分の声を聞くことができたのか・・・
佐倉の胸に一つの疑問が宿った瞬間でした。
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ライトノベルのネタバレとその後の展開は?
無事原稿を仕上げることに成功した佐倉。
担当から入稿がギリギリすぎることやファンの子に
住所を知られていることに気を付けた方がいいと小言を言われるも
佐倉はそれを軽く聞き流します。
そんな時、彼の携帯に一通の迷惑メールらしきものが
そして同時に再び少年の「ミカト」が現れます。
自分の携帯に変なメールが届いた
見てほしいと画面を見せてくるミカト。
そこには電気コードで縛られた作業着姿の男が映し出されていました。
ミカトはその画像の人物を左々暗龍の小説「ガゼル」の
一巻に出てくる登場人物と似ていると告げますがありきたりな名前と
あまりにもそのキャラクターが端役であったことから
それは偶然でメールは悪戯だろうと佐倉は判断します。
特に食い下がることもなくそのまま去っていくミカト。
しかし佐倉は自身の携帯にも同じ画像が
届いていることに気付きどうしたものかと悩みます。
事件が起こったのはその矢先のことでした。
ライトノベル
担当の木村からかかってきた一本の電話。
ニュースを見てくれという彼に従いテレビをつけると
20歳の女子大生が殺されたというニュースが報道されていました。
聞くところによると彼女は「ガゼル」の登場人物である
「イオナ」のコスプレイヤーなのだと言います。
おまけに殺されたとき彼女はその衣装を着ていて
その画像がネット上や木村のアドレスに届いていると。
作品と関係はないがもしかしたら
マスコミが騒ぐかもしれない・・・そう告げる木村。
その時、佐倉の携帯が一通のメールを受信します。
「好きです」という件名が書かれたそのメールに
添付されていたのは失敗してイオナ死んじゃいましたという
文章と殺された例の女子大生画像。
関係者として事情聴取を受けることとなった佐倉
そこで出会ったどこか胡散臭い変わった刑事加古川・・・。
謎の少年「イオナ」の正体はこの事件は一体何なのか・・・
謎が謎を呼ぶこのとある事件はまだ始まったばかり――・・・。
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ライトノベルの感想は?
1巻の表紙がものすごく血生臭い雰囲気だったので
新しいデスゲームものかな?と思って読んでみました。
中身は・・・違いましたね。(笑)
ARIAで連載されていたということで
一応少女漫画の括りになるんでしょうか?
ミステリー・サスペンスチックな話なので
そういった雰囲気は全然なかったですが。
そこそこ人気のラノベ作家の佐倉の元へある日を境に
自分の執筆した小説の登場人物と同じことをされている人々の画像が
届き始めるという不可解な事件を軸に物語は進んでいきます。
ライトノベル
ただ殺されるはずのない人が殺されてしまっていたり
全く無関係の事件も起きたりと
最初は本当に何が何だかという感じです。
そしてこれはもしかしてホラー漫画なのか?と疑いたくもなります。
しかし本作はあくまでリアルなものを描いた作品で
読み進めていくとどんどんそれがわかっていきます。
こういったタイプの作品はぐちゃぐちゃと内容が
絡み合い読みにくいものも多いんですが
本作はストーリーは入り組んでいるものの
比較的読みやすい点も印象的でした。
この物語の全貌、そして伝えようとしているものがわかったとき
きっとあなたもなるほどと感じるはずです。
全4巻ということで終盤はやや駆け足気味な印象もありましたが
サクッと読めて中々深い良い作品でした。
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