曽田正人先生の作品の昴。
和馬の病を機にダンスでその日のことを
和馬にわかるように表現するのが日課となっていた昴。
ある日バレエ教室の体験で
バレエの世界に足を踏み入れて・・・?!
スピード感満載のバレエストーリー。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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昴(スバル)のあらすじは?
息を切らしながら坂を登る少女・昴
坂を登りきるとそこは聖ポウル病院。
雷が鳴る中、昴は病室へと向かいました。
暫くして病院から電話を受けたお母さんが昴を迎えにきました。
昴はまたいつものように爆睡しているようでした。
その日は昴の誕生日。
同じクラスの真奈達に声をかけられて
自分の誕生日を覚えていてくれたことに驚きました。
ところが真奈達の目当ては昴と双子の和馬でした。
病院で入院している和馬にプレゼントを渡したいからと
昴に声をかけた真奈達。
昴に無理を言ってなんとか病室に入れてもらうことができました。
真奈達が和馬に会うのは一年ぶり。
病室へ入ると昴が和馬は前とは違うから・・・
と言っていた意味がわかりました。
和馬は一年前とは違いチューブに繋がれて身動き1つせず
虚ろな目でただこちらを見ているだけだったのです。
それでも必死に学校での出来事などを和馬に話して聞かせる
真奈達でしたが和馬は一切反応することはありません。
そんな光景を目にしながら
昴は1人昔のことを思い出していました。
元気だった和馬は昴のために大きくなったら
家を建てて欲しがっていた黒猫を飼うと約束してくれたこと・・・
そして和馬が倒れた日のこと・・・。
昴(スバル)
なんの変哲もないある日、和馬は高熱を出して
意識が朦朧としているようでした。
救急車で病室へと運ばれ検査を受けると
診断結果は脳に腫瘍が見つかり
腫瘍が大きくなるにつれて脳を圧迫し
記憶障害を起こすというものでした。
それからというものどんどん記憶がなくなっていった和馬。
今ではもう話している言葉も
理解できない状態となってしまったのです。
病室で和馬に話を聞かせていた真奈達を前に
和馬は眠りに落ちていきました。
それを見て昴はもう今日こそダメかもしれない・・・
そう思っていました。
和馬が眠ったからと病室を後にする真奈達。
昴は1人まだ残るからとみんなと別れ
ため息をつき背負っていた鞄を下ろす昴。
和馬がまだ話せた頃のことを思い出し涙を浮かべながら
眠る和馬を必死に起こそうとしました。
一方帰ろうとしていた真奈は
病室に忘れ物をしたからと取りに帰ります。
病室のドアの隙間から中を覗くとそこには窓辺で猫のポーズをし
ベッドに飛び乗ったりと猫になりきる昴の姿が・・・。
昴がしていることの意味とは・・・?!
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昴(スバル)のネタバレとその後の展開は?
必死になって猫の真似をして動き回る昴。
和馬が笑ってくれるまで諦めない
そう思いながらひたすらに猫になりきっていました。
ドアの隙間からのぞいていた真奈は目を離すことができず
母親がやっているバレエ教室のレッスンをサボってしまいました。
また別の日も昴は病室で和馬にダンスで
その日の出来事を伝えようとしていました。
毎日そうしているのです。
ある日、昴が病院へ行くと検査があるからと和馬がいませんでした。
今日はやらなくていいんだ・・・とホッと一息。
公園で1人ベンチに座っていると
なんだかつまらないなぁと退屈になった昴。
クラスの子が真奈の母親のバレエ教室を見に行くと言っていたことを思い出し
バレエもおどりだよな・・・と見に行ってみることにしました。
バレエ教室に到着し練習を体験してみることになった昴たち。
始めは何もできなかった昴は先生に言われた通りに
重心などを意識してやってみると回ることもジャンプも
何か秀でた才能を感じさせるほどうまくできました。
そして『バレエ、きっと向いてるわよ。』と
先生にバレエを勧められたのです。
昴(スバル)
体験が終わり病室へと向かう昴。
病室に着くと和馬のベッドの傍にお母さんが座っていました。
その日、和馬に何があったかなど知らない昴は
今日の体験のことをお母さんに楽しそうに話し
バレエを習いたいと言い出します。
しかしお母さんはこんな時になんてことを言うのかと
和馬のことばかりを話し昴の話を聞いてくれません。
ただ褒められたかっただけなのに・・・
うれしかったから聞いて欲しかっただけなのに・・・
そんな思いはお母さんには伝わりません。
あまりに和馬のことばかりを言われ勢いにまかせて
昴は取り返しのつかないことを口にしてしまいます。
「和馬なんかいなきゃいいんだ!」
言ってしまってからすぐ
和馬が目を開けていたことに気づいた昴。
そしてなんてことを言ってしまったんだと
後悔ばかりが募るのでした。
次の日の早朝、容体が悪化したと病院から連絡を受けた両親が
家を出る準備をしているのを見て昴は
私が昨日あんなことを言ったからだ・・・と自分を責めます。
果たして和馬は助かるのか・・・?
バレエの楽しさを知った昴は・・・?!
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昴(スバル)の感想は?
昴と双子の兄妹である和馬が
病気と闘っているところから物語は始まります。
昴は記憶障害を起こしていく和馬になんとか一日の出来事や
昔のことを忘れないでいてもらおうと必死にダンスで表現する・・・。
その健気さに胸が痛みました。
昴がバレエに興味を惹かれていき徐々に才能を開花させていくのですが
母親の仕打ちが小学3年生という幼い昴に対して酷い・・・。
昴(スバル)
第一巻ではそんな胸が苦しくなるような切ない内容なのですが
二巻からは徐々に昴の嬉しそうな楽しそうな描写も増えてきます。
昴が猛烈なスピードでバレエを吸収していく様が気になって
つい先を進めてしまいました。
一気に読み進めたくなるほどのスピード感のある漫画です。
バレエを知っている人も知らない人も楽しめる内容となっていますので
ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?
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