吉住渉先生の作品のママレード・ボーイ little。
あの名作「ママレード・ボーイ」が帰って来た!
あれから13年後、遊と光希に妹と弟が誕生し
ますますパワーアップした今作。
ふたりのきょうだいでありながら
互いは血のつながりのない関係である立夏と朔が主人公。
中学生になったふたりを中心に恋と友情の物語が幕を開ける!
もちろん前作でおなじみだったキャラクター達も続々登場し
成長した彼らの今の姿も楽しめる!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ママレード・ボーイ littleのあらすじは?
二組の夫婦の交換結婚によって
皆で一つ屋根の下に住むことになった家族。
それぞれの夫婦の連れ子である遊と光希は紆余曲折の末に結ばれて
社会人となりこの家を出て同棲生活をしていました。
そんな二人の両親たちにはそれぞれ立夏と朔という
娘と息子が誕生していて今は6人で同じ家に暮らしています。
松浦立夏は同い年の小石川朔とは
本当の姉弟であると思い込んでいましたが
ある時突然の両親たちからのカミングアウトによって
自分たちは血が繋がっていないことを知るのです。
驚く立夏をよそに幼いながらもどこか大人びた印象の朔は
何となく気づいていた様子で
それを聞いても特にリアクションはありません。
立夏は両親が4人いるというちょっと変わった家族であり
姉と兄であると光希と遊とそして同い年の朔とは
全員血のつながりがあると思っていたのです。
当然ショックを受けた立夏でしたが朔から
「血の繋がりなど関係なく家族」と言われたことで
その事実を受け止めることができたのでした。
ママレード・ボーイ little
それから数年が経ち中学生になった立夏と朔は
光希が通っていた付属の中学に通うことになります。
そこには光希と遊の親友でもある
須王銀太も教師として勤務していました。
ある雨の日、立夏は美少年と出会います。
傘を貸してくれたその少年に一目ぼれしてしまった立夏は
その少年と同じクラスだという朔から
彼が名村碧という名前であることを聞きます。
そして里帰りした光希から親友の茗子の息子が
碧だということも聞くのです。
茗子は高校を卒業後、広島に帰っていた
名村先生のもとに行き結婚。
息子である碧は広島の学校には進学せず自身の希望で
祖父母のもとから中学に通っているというのです。
朔のはからいで碧と仲良くなれた立夏は大喜び。
でも朔はどこか面白くなさそうで・・・。
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ママレード・ボーイ littleのネタバレとその後の展開は?
実の姉弟ではないと知ってからも立夏は朔のことを
弟扱いしますがそれが朔は面白くありません。
そんな中、学年一の美少女である
笹宮レナが朔にアプローチを開始。
それでも立夏は朔のことを弟として扱いますが
朔は立夏のことを姉とは思ったことはありませんでした。
姉弟だと思ったことは一度もないという
朔の発言に困惑する立夏。
さらに立夏と結婚するとずっと前からそう決めてる――
と言い出し立夏は大混乱。
ずっと弟のように思ってきた朔のこの発言に
今後立夏は少しずつ朔を意識するようになります。
それでも碧のことが好きな立夏はレナと協力し
互いの恋愛を成就しようと奮闘します。
しかしまもなくして碧には幼馴染の彼女がいることが発覚し・・・。
一方、銀太と妻である亜梨実の問題も。
外資系企業に勤める亜梨実が3年間もロンドンへ
赴任しっぱなしで別居状態のこの夫婦。
離婚話も持ち上がっているという二人ですが
亜梨実が帰国するというので空港まで迎えに行った銀太。
気まずい雰囲気で再会しますが
誤解が解けたことで関係は修復し一件落着します。
また前作で主人公だった光希と遊のカップルはというと
まだ結婚していない様子。
ママレード・ボーイ little
遊は高校時代の先輩・三輪と設計事務所を立ち上げており
バリバリ仕事をこなしているようで光希とは同棲しており
事実婚状態であるものの結婚には消極的・・・。
しかし三輪をはじめとした周囲にプッシュされ
ようやく光希にプロポーズし結婚へ。
前作のキャラたちの恋愛事情が動いていく中
立夏たちはというと・・・。
碧に彼女がいることが発覚しショックを受けた立夏でしたが
間もなく碧はその彼女に振られてしまいます。
そしてその後、立夏と碧は急接近していきます。
いろいろあって付き合うようになる立夏と碧ですが
立夏の方はなぜか朔のことが気になっており
そんな自分の気持ちに困惑気味・・・。
それを感じた碧がとった行動とは・・・?
立夏と朔、碧の恋模様にも注目です。
そして今後もおなじみのキャラクターが続々登場します。
前作で遊が家庭教師をしていたすず
そして光希のバイト先の同僚だった蛍のエピソードも。
また遊と光希の結婚式などの番外編などもあって読み応え十分です。
懐かしくもまた新しい物語にドキドキしっぱなしの今作
ファンの方もそうでない方もぜひ一度読んでみることをおススメします!
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ママレード・ボーイ littleの感想は?
前作から20年以上の月日が経ったいま
帰って来た「ママレード・ボーイ」。
今回の作品は当時のファン層を想定して作られているのか
少し大人な雰囲気漂う作品となっている印象です。
作風や絵、キャラクターのイメージなど
当時とひとつも変わらず本当にあの時のあのキャラが
成長して帰ってきたと思わせてくれました。
そんな懐かしさとは別に彼らのあとを引き継ぐ立夏や朔
碧たちの恋模様なども物語として十分に楽しめます。
彼らの甘酸っぱい青春と当時のキャラクターの
現在を見ることができ
ファンにはたまらない作品だと思います。
ママレード・ボーイ little
あくまでも主人公は光希ではなくその妹の立夏なので
あの当時の物語はそのまま残しておきたいという方にも
ぜひオススメの作品です。
作者である吉住渉先生もとにかく慎重に
作ったと言われているだけあって
続編というよりママレードボーイファンに捧げる
近況報告・・・という位置づけにもとれます。
前作のファンの方はもちろんのこと
この作品からという方でも
十分に楽しめますのでぜひともご覧ください。
そして前作を読んでいないという方には
今からでも遅くはありません。
この「ママレード・ボーイ little」で落ち着いた雰囲気を
醸しているキャラクターたちの若かりし頃が見られるので
あとから前作を読んでもまた違った楽しみ方が出来ると思いますよ。
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