僕の初恋をキミに捧ぐのネタバレやあらすじは？結末が気になる

青木琴美先生の作品の僕の初恋をキミに捧ぐ。

 

僕は妹に恋をするのスピンオフ作品として連載開始されたのですが、人気を集め、実写映画化までされてしまった作品です。

 

最終巻にはなんと、僕は妹に恋をするのちょっとしたお話も読める作品ですよ。

 

スピンオフ作品といっても、前作を知らなくても普通に楽しめるので、ぜひ読んでいただきたい作品です。

 

 

 

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僕の初恋をキミに捧ぐのあらすじは？繭と逞の出会い

 

この物語は、2人が8歳のときから始まります。

 

心臓病で入院している逞と、逞の主治医の種田先生の娘の繭はとても仲がよく、病室で2人で遊んだりして仲良く過ごしていました。

 

少し内気な感じの逞と、ケンカっ早いけれどとても優しい心を持つ繭。

 

アンバランスな感じの2人ですが、お似合いな感じです。

 

ある日、夜中に目が覚めた繭は、両親の話を聞いて真実を知ってしまいます。

 

逞は20歳まで生きられないという事実を――。

 

僕の初恋をキミに捧ぐ

 

本人には知らされていませんが、重篤な心臓病だったのです。

 

そのときの繭の心情もそうですが、繭の両親の話し方を見ていて分かるけれど、とても心が苦しくなったのを鮮明に覚えています。

 

それを知った繭は、逞の病気を治そうと子どもながらに四苦八苦しつつ、ある夜、2人は願いを叶えてくれる
四つ葉のクローバーを探しに行くのです。

 

結局見つからず、打ちひしがれ大泣きする繭。

 

それを見た逞は、繭に告げるのです。

 

「大人になったら結婚してくれる？」

 

それに対して繭は、こう答えました。

 

「20歳になったら絶対よ！」

 

そして、12歳で復学した逞は、繭と共に修学旅行に無事参加できます。

 

しかし、その旅行先で診てもらった医師の不用意な言葉で、逞は自分が20歳まで生きられないという運命を知ってしまうのです・・・。

 

ショックを受ける逞。

 

でもその真実を繭も知っていると気付き、ある決心をします。

 

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僕の初恋をキミに捧ぐのネタバレ！逞の決断とは？

 

逞がした決心とは繭とは決別すること、繭と別の学校へ進学することでした。

 

ですが、繭は逞を追って同じ学校へ進学してきます。

 

好きだけれど諦めようと努力しようとする逞と、好きなんだから側にいたいという繭の、相反する2人の想いからくる行動と展開には、とても切なく感じ心が痛くなります。

 

そこへ登場する鈴谷兄弟。

 

2人の登場に更に複雑になる関係――。

 

僕の初恋をキミに捧ぐ

 

弟の鈴谷律と逞は親友になりますが、兄の昴は繭と不注意でキスシーンがあったりと、そこから複雑になっていきます。

 

そんなある時、心臓移植のドナーが見つかったという朗報が入ります。

 

しかし、そこで残酷な真実を知り、心臓移植手術を拒否。

 

やはり逞は20歳まで生きられないのだろうか・・・と、ドキドキしてしまいます。

 

本作は心がトキめくというよりかは、切なくて心が苦しくなるけれど、2人の運命はどうなるの？という想いで、先へ先へと読み進めていきたくなってしまいます。

 

ちなみに表紙イラストは、逞が叶えたかった夢をテーマにしています。

 

物語を読みながら表紙イラストを見ると、ぐっと心にくるものがあります。

 

私が忘れられないシーンは、繭と逞はとうとう恋愛関係に発展するのですが、そこで逞が繭の家へ遊びに行く機会があります。

 

そこで、繭の母にケーキと紅茶を出されるのですが、糖分とカフェインは心臓病には禁忌。

 

ですが、こんなのも食べられない男と思われるのが嫌で、逞はそれを頂くんですが、やはり心臓に負担がかかり、薬を飲んでもいいですかというシーンは、とても見ていて辛くなったシーンでもあり、逞の健気さになんといっていいかという気持ちにさせられたのを記憶に強く残っています。

 

こんな切ない初恋の行方を、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか？

 

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