くまがい杏子先生の作品のチョコレート・ヴァンパイア。
千代は幼い頃、雪と紅血の契約を結びます
それは雪に対しての淡い恋心があったから・・・。
しかし千代の両親がヴァンパイアに殺されたことで
ふたりの関係に溝ができてしまい・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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チョコレート・ヴァンパイアのあらすじは?
幼い頃、人間の千代はヴァンパイアの雪と紅血の契約を結びます。
この契約により千代は雪以外のヴァンパイアから
血を吸われることがなくなり
雪もまた千代以外の人間の血が吸えなくなるという
そういう内容の契約のはずでした。
雪はこの時もうひとつの縛りがあることを
千代に伝えていませんでした。
それから数年が経ち2人は中学生になります。
その間、千代の両親がヴァンパイアに殺されたことで
雪に対し幼少の頃のような淡い恋心を抱けずにいます。
千代や雪が通う学校は人間とヴァンパイアが共存し
紅血の契約を巡って度々ヴァンパイア側が
人間を襲うという事件が起きています。
チョコレート・ヴァンパイア
それらを取り締まる組織が存在し千代はそこに在籍
しかも一番有能な人材になっていました。
千代の活躍で事件は収束しますが足にケガをしてしまいます。
それに気づいた貴士。
しかし千代は突然「おすわり」という言葉が聞こえ
その場に座り込んでしまいます。
そこに有名なヴァンパイア4兄弟が登校してきます。
彼らを見るなり彼らに血を吸われたいと
騒ぐ人間の女子生徒たち。
その4兄弟の末っ子が雪
千代と契約を交わしたヴァンパイアです。
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チョコレート・ヴァンパイアのネタバレとその後の展開は?
千代の姿を見つけると雪は可愛く
血を飲ませてほしいとねだりますが
しかし機嫌の悪い千代は不機嫌顔。
紅血の契約には身体を操作される契約も
含まれているのですが
幼い頃交わした時にそのことを
言われないでいたことを千代は今も怒っています。
人前で紅血の契約を使わないでという約束をも
破ったことも機嫌の悪さを増す要因です。
それでも雪が血を求めれば千代は自身の血を差し出します。
両親をヴァンパイアに殺され血を奪われる恐怖をしたことで
契約を交わした時の淡い恋心はすっかりと冷めてしまったのです。
契約破棄したいがそれはヴァンパイアからしかできず
雪が納得してくれない限り2人は紅血の契約関係にあり
案の定、千代の願いは雪に却下されてしまいます。
雪の言い分としては誰の血でもいいというわけではなく
千代の血でなければならないからということでした。
チョコレート・ヴァンパイア
千代の方も破棄したい気持ちはあるのですが
両親を殺したヴァンパイアを捜してくれるという
約束をしてくれているため血を提供しているのです。
雪と別れた千代は弟と妹と偶然出会います。
千代にとって2人はとても大事な存在。
しかしそんな千代の気持ちをあざ笑うように
2人に魔の手が差し向けられるのです。
血を吸う目的ではなくただ殺したいだけという理由で
2人に襲い掛かるヴァンパイア。
千代の悲痛な叫びと大量の血。
最悪の結果を覚悟しますが雪が人とヴァンパイアの間に
自身の身体を挺したことで2人は無傷で済みます。
代わりに雪はヴァンパイアでも完治まで
数日はかかるほどの大けがを負ってしまい
千代はそんな雪に完治に必要な
血をたっぷりと提供するのです。
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チョコレート・ヴァンパイアの感想は?
ヴァンパイアと人間が共存し殺し目的で人を狙うと
罪に問われるという設定なので
互いにいい関係なのかと思いがちですがそうでもない。
人とヴァンパイアのどちらが悪かといえば
ほとんどは後者かと思いますが
本作は人の方が野心のためにヴァンパイアを使って
邪魔な者を排除するために動いているという流れ。
ヴァンパイアの雪は千代を守るために
紅血の契約をしたような設定ですが千代は恋愛面に疎い。
チョコレート・ヴァンパイア
そういったところからも雪が苦労するのが見えてきそうです。
人を守るヴァンパイアがいる一方で
人を襲うヴァンパイアも存在しているので
同種族同士の対立もありそうな予感がします。
学園ものでショタ系のヴァンパイア、強い女の子が主人公という
これらの設定が好きな方にお勧めできる作品です。
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