屋宣知宏先生の作品のレッドスプライト。
仲間や先生と共に変わらぬ日々を過ごすと思われたある日
衝撃的な事実と共に終わりを告げるのでした。
そして囚われた仲間を助けるため自由を求め
赤い光を放つレッドスプライト号で今、出航を――。
レッドスプライトのあらすじは?
廃聖堂の孤児院では子どもたちが外で遊び
タイショーを賭けた戦いをしたりしていました。
タイショーには優勝賞品として剣とマントと
帽子が贈られる感じで勝ったのはタツ。
賞品は倉庫から引っ張り出してきた物で
剣術で遊んだこともありデュラン先生に怒られるのです。
孤児院では勉強もちゃんとしており
その日の勉強は理科と社会。
世の中のエネルギーの中心となっているものは何かと
そして電気は何から発電されているのかなどの勉強。
電気は雷髄燃料と呼ばれる地下深くの
化石から採れるものから発電できると・・・。
雷髄技術の進歩によって磁力の力で飛ぶ
コイルエンジンが発明され巨大な機体も
空を飛べるようになったと説明しています。
そして飛行船は電気文明の象徴のような存在だと
飛行船の仕組みについて勉強していました。
飛行船仕組みを勉強し紙にみんなで飛行船の絵を描き
コックピットやエンジンなどいろいろな物の絵を描いています。
楽しそうに絵を描いていたみんなでしたが
1人だけぽつんと参加しない者が・・・。
それは4日前にやってきたモノ。
何か事情があるようで誰とも話さずにいました。
デュラン先生は誰とも話さないのは辛いだろうと
みんなはいいやつだからと話しかけますが
モノはそういうのはいいと言うのです。
そんなモノにタツは将来みんなで世界中を
飛び回るための船をみんなで考えていて
モノも乗るんだから案を出せと言いました。
みんなも案を出しながらモノの周りに集まり
モノもみんなの中で話し始めようと・・・。
デュラン先生はそんなタツにさすがみんなの大将だと言い
タツは船の名前を先生に付けてもらおうとしました。
先生が名づけたのは「スプライト号」。
みんなの飛行船も完成し大盛り上がり。
青い空に子供の声。
変わらない日常がずっと続くと思われていました。
そう、この日までは――。
レッドスプライトの1話のネタバレは?
タツは完成したスプライト号の絵を見ながら
スプライト号で空を飛べば自由に好きな場所に行けると
そう話し始めました。
でも病気をうつしちゃうから着陸はできないけど
これなら空から世界中を見て回れるとも・・・。
モノは自分の手を見ながらこの手の中の鉄みたいなものが
病気のしるしでいつ治るんだろうと言いました。
そんなとき一人の少年が空を見て小さな飛行船が
いっぱい空中に止まっていると言います。
デュラン先生が空を見たそのとき飛行船が光
次の瞬間、孤児院は爆破されたのでした。
そして飛行船から次々と降り立ち孤児院の中へ・・・。
その中の1人が自分のことを覚えているかと
ママだと笑顔で言いました。
どうやらみんなのことを知っているようで
すっかり大きくなってと言いますが
そのサイズの培養ベットも用意しあると言うのです。
彼の名はシェパード中佐。
シェパード中佐はデュラン先生のことを
裏切り者の盗っ人だと・・・。
そして自分をここへ導いてくれたのはモノだと言うのです。
モノの放つ電磁波は他のみんな以上に強く
山間の田舎でも軍のレーダーに届くと言い
雷髄人間の力を甘く見るなとも言うのでした。
今まで人間見たいな生活をさせてごめんねと
みんなのあるべき姿へ戻してあげると
モノに触れようとした瞬間、タツが攻撃を仕掛けました。
シェパード中佐の指からは針のような物が飛び出し
タツをかばってデュラン先生が刺され
心臓を潰れるまで収縮されるのです・・・。
みんなの前で倒れる先生・・・
そして検体だと捕まえられるみんな・・・。
先生と泣き叫ぶタツの声に反応したのか先生は目を覚まし
シェパード中佐に近くに合った剣で切りかかるのでした。
そしてタツだけをなんとか連れ出し逃げるのです。
追ってから逃げながら追手の存在や
雷髄人間についても話します。
そう、雷髄人間とは生きた人体に雷髄を注入して
手に電極を埋め込み電力を取り出すもので
出力は原液の数倍から数千倍で戦艦も動くと・・・。
タツたちの手に埋め込まれているのは電極で
病気ではなかったのでした。
更にはシェパード中佐は高性能な雷髄人間を生み出すために
人体実験をしておりそれがタツたちだったのです。
デュラン先生はタツだけでも自由になってほしいと言いますが
タツはみんなを助けに行くと言いデュラン先生は
タツの中にある超早電導髄血質を覚醒されました。
自分の中に残っている電力をすべて使って・・・。
先生を・・・そして友達を失った日から6年後――。
戦勝記念祭を明日に控え大きな飛行船を飛ばすため
その電力のすべてを人体電源でまかなおうとしていました。
明日のパレードに間に合う燃料は他にないと
シェパード中佐は言いますが何人もの雷髄人間を
殺してきたシェパード中佐・・・。
そんなとき何者かが飛行船を攻撃してきました。
そこに現れたのは力を身体に馴染ませ
戦い方を学んだタツの姿で・・・。
弾丸をも弾くほどの力でタツはこの6年間
超速電流が体の神経を通るように焼き付けたのです。
そしてついにデュラン先生の仇をとったタツは
シェパード中佐に聞くのです。
「俺の仲間たちの居場所を言え!!」
シェパード中佐が知っていたのは明日の戦勝パレードで
巨大陸戦艦グレート・アトラス号の機関部にいる
モノだけの居場所でした。
デュラン先生のように心臓が潰れる苦しみを
シェパード中佐に味わわせた後
そこにいた雷髄人間であり同胞たちに
この非道に立ち向かい自由を求める旅に出ないかと
皆を誘うのでした。
ここから逃げる方法すらないとタツの言うことを
信じようともしませんでしたがタツは空へ上がる
この箱舟があると言うのです。
更には何者だと問われたタツは雷髄人間の魁に立つ者
タツ・フラトム大将だと答えるのでした。
そして自由へ今、出航するのです。
赤く光るレッドスプライト号が――!