鬼頭莫宏先生の作品のぼくらの。
夏休みの自然学校に参加した15人の少年少女たち。
平凡な自然教室がはじまって一週間が経ったある日
子どもたちの平凡な日常は突如終わりを迎えることとなります。
突如始まったゲーム、地球を守って死ぬか地球滅亡か
少年少女たちはどちらを選ぶ――?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ぼくらののあらすじは?
自然学校に参加している15人の少年少女。
14人の中学生と1人の小学生は平凡で退屈な
自然教室をなんだかんだ言いながら満喫している様子です。
事件が起こったのはそんな自然教室がはじまり
一週間がたったころのことでした。
参加者の一人である少女・マチの提案により
彼女が見つけた洞窟へ向かう事となるのです。
大したことのない短い洞窟だと思いきや
奥まで続いていることが判明し全員で進んでいきます。
退屈をしていた少年少女たちにとって最高の退屈のしのぎでした。
しかし洞窟はどんどん暗くなっていくうえ
灯りももっていなかったため
さすがに引き返すかという話し始めたそのとき
小学生の少女・カナが灯りが見えると呟きます。
そこに広がっていたのは洞窟に似つかわしくない
大量のコンピューターが並べられた奇妙な空間でした。
ぼくらの
明らかに異様な空間にざわつく一同
そんな彼らの背後から一人の眼鏡姿の中年男性が現れます。
奇妙な口調のその男は見つかっちゃったかと
困ったように呟くものの怒ったりという様子はありません。
そしてちょうどいいかという言葉と共に
彼らに「ゲームをやってみないか」と提案します。
巨大ロボットを操って敵を倒すという単純でなおかつ退屈な
少年少女たちの好奇心をくすぐるような内容のそのゲーム。
ここに手をついて契約をという冗談めいた男の言葉に
カナを除く14人は従い謎の石板のようなものに手をつきます。
それが自分たちの運命を大きく動かすことになる選択だったことに
この時の彼らはまだ気づいていませんでした。
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ぼくらののネタバレとその後の展開は?
順番に自己紹介をし最後に謎の男も自己紹介をします。
ココペリと名乗るその男はゲーム開始を宣言し
最初の一体は僕が倒すそのあと君たちの番だと告げます。
そしてではまたあとでとその言葉を聞いた瞬間、彼らの意識は暗転します。
目覚めると全員洞窟の前で倒れていたという奇妙な状況
あれは夢だったのだでも全員が同じものを見るなんてと議論を交わす一同。
そんななか少年の一人・モジは「もうゲームの最中なのかも」と呟きます。
地鳴りのような音が響いたのはその次の瞬間でした。
外へ出た一同は森林学校が行われる田舎の情景とは不釣り合いすぎる
真っ黒なボディの巨大なロボットを目にすることとなるのです。
そして戸惑う少年少女たちの前に現れた
「コエムシ」と名乗るぬいぐるみのような奇妙な物体。
コエムシはお前たちがこの巨大ロボに乗って戦うのだと告げます。
そして動揺する彼らをそのままロボットのコックピットへと飛ばします。
そこで目にしたのは彼らが出会った中年男性ココペリが
ロボットを操縦し敵と戦う姿でした。
ぼくらの
壮絶な戦闘に言葉を失う一同
しかしココペリは辛くも勝利をおさめます。
戦闘にはあの時に契約した中から誰かが選ばれる、敵は全部で15
大まかなルールを聞かされた彼らはそのまま元いた場所へと返されます。
そうして彼らはこのことを自分たちだけの秘密にすることを約束しますが
この戦闘はこれから起こる悲劇のはじまりでしかありませんでした。
ロボットに「ジアース」と名前を付けたりと
当初はこの状況を楽しんでいた少年少女たち。
しかし次第に明かされていく真実は彼らの想像を絶するものでした。
その真実とはジアースは人間の生命力で動いており
一度ジアースを操ったものは死んでしまうということでした。
既に二人のメンバーを失っていた彼らは
そのコエムシの言葉を嘘だとは誰も言えません。
こうして身も心も未熟な少年少女たちは地球を守って死ぬか
戦いを拒み地球と共に滅亡するかの二択を迫られていくこととなるのです。
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ぼくらのの感想は?
数年前にアニメ化されそのあまりの
ハートフルボッコな内容で話題を集めました本作。
原作の方も全11巻で完結済みのためぜひこちらも
多くの人に読んでいただきたいです。
アニメとはだいぶ設定が違う部分も多いので楽しめるかと思います。
設定、展開、キャラクター設定のどれをとっても
かなりの衝撃を受ける作品となっているぼくらのという作品。
改めて読んでみると最初はかなりほのぼのとした
雰囲気ではじまっているんですよね。
最終巻まで読んでみるとそういえば最初は
こんな感じだったっけと懐かしくなってしまいました。
ですが序盤からよく見ると伏線は至る所にちりばめられており
一度読んだ後でも楽しめる作品となっております。
ぼくらの
本作には明確な主人公は存在しません。
最終的にこのキャラクターが主人公のような役割だったんだな
というキャラはでてきますが序盤に目立ちいかにも主人公です!といった
雰囲気のキャラクターは最初の戦いであっさりと命を落とします。
このシーンにはかなりの衝撃を受けた読者の方も多いと思います。
戦いに勝利しても自分は死、負ければ自分はもちろん地球滅亡
戦闘を放棄しても地球滅亡・・・というヘビーかつ理不尽な運命を
背負わされた少年少女たちがどのような決断をくだしていくのか。
そして地球を襲う敵の正体とは・・・謎が謎を呼ぶ展開ですが
その伏線が間延びすることなく次々と回収されていくきます。
11巻という比較的読みやすい巻数で完結していますので
ぜひ一気に読まれてみてください。
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