中国の漫画家・夏達(シャアタァ)が描く壮大な歴史物語・長歌行の登場!
626年、唐の李世民は世に言う「玄武の変」にて実の兄で
皇太子の李建成などを謀殺し二代目皇帝の座を手に入れる。
さらに李建成の一族などの根絶やしを図る。
辛くも追手から逃れた唯一の存在である建成の娘
李長歌(通称・永寧姫)は、父親を殺害した世民への復讐を誓うが・・・?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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長歌行のあらすじは?
時は7世紀初頭、唐王朝が中国を統一しその勢力を拡大し続けている時代。
唐の初代皇帝である高祖・李淵の後継者争いが勃発していました。
その渦中にいたのは高祖の息子である李建成、李世民、李元吉。
次男の李世民は自らが皇帝の座に就くべく兄の李建成と
弟の李元吉を腹心たちと共謀して殺害してしまうのです。
唐二代皇帝となった世民はさらに建成と
元吉の一族を根絶やしにするべく追手を放ちます。
世民の苛烈な追捕の手を逃れた者はほとんどいませんでした。
ただひとりを除いては――・・・。
長歌行
建成の愛娘・李長歌はただひとり世民の追手を逃れ
行商の少年と身分も性別も偽り生まれ育った
長安を離れようとしますが道中賊に見つかり囲まれてしまいます。
長歌は優れた武術の腕で難なくそれらを倒し
その賊たちからある情報を手に入れます。
それは母と自分(永寧姫)の柩が寺に弔われているというもの。
長歌は自らの墓を一目見ようと長安にある栄恩寺に忍び込むことに成功します。
母と自分の墓を見つめ悲観にくれていたところに
後をつけていていたかつての師・魏徴が姿を現します。
魏徴から「永寧姫は死んだのだから、安らかに眠ってください」と
言われた長歌はそれに反発するように
「この命ある限り、仇敵・叔父の李世民を地獄に落とす」
と宣戦布告しますが――・・・?
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長歌行のネタバレとその後の展開は?
こうして復讐を心深く誓った長歌。
長歌は偶然知り合った少年・竇を弟子にし追手から身を隠すため
そして拠点を築くため生まれ育った長安を離れ辺境の地・朔州へと向かいます。
生まれ持った才覚で朔州を治める公孫恒に認められ
軍師に抜擢された長歌は朔州軍を勝利に導くなど活躍します。
しかし裏切りや敵軍の猛攻に遭うなど窮地に立たされた朔州軍は
朔州の民を救うため公孫恒の首を差し出し敵将・阿史那隼の捕虜となってしまいます。
朔州軍との戦いで長歌に興味を抱いた隼は
これ以上略奪や虐殺を行わないという条件で
長歌を自軍の軍師に迎え入れます。
最初は敵対していた長歌でしたが隼と行動をともにするうち
彼に対し特別な感情が芽生えていることに気付きます。
長歌はある地でウイグル族の少女・弥弥古麗を救います。
そして弥弥は重い病で倒れてしまう長歌を看病し
長歌が実は女であることを知って秘密を共有する親友になります。
長歌行
弥弥の看病で生きながらえた長歌ですが
敵軍の内紛に巻き込まれるなど隼ともども窮地に陥ります。
長歌の機転で何とか難を逃れることに成功した一行
長歌はなぜ自軍が窮地に立たされたのか疑問に思っていました。
逃亡の最中、その謎が判明することに。
なんと弥弥は敵の内通者だったのです。
しかし彼女も望んで裏切ったわけではなくやむを得ない事情があったのです。
長歌を殺す命をも受けていた弥弥はその命に背き
自ら死を選んでしまうのでした。
悲しみに暮れ過ごす長歌。
そして様々な人々との出会いや別れを繰り返すうち長歌は己の目的を見直し
次第に「復讐」から「平和」へと目的を変えていきます。
全ての民が平和に暮らせる世の中にするため奔走していくようになるのです。
自らのルーツを辿るため隼と別れた長歌は母親の故郷である
ウイグルの地へ向かうことになるのですが・・・。
壮大な中国の歴史が描かれたこの作品を読むとハマること間違いなし。
眉目秀麗な長歌の旅の行く末を確かめてみてください!
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長歌行の感想は?
文武両道で美しい主人公・長歌の復讐劇。
中国の歴史ものということで難しいと思うかも知れませんが
内容やあらすじが大まかに分かるとスラスラ読めると思います。
注目はまだ十代とは思えない長歌の能力
彼女には驚かされる場面が多々あります。
長歌行
護身術はもちろん警戒心は人一倍で相手が手練れの暗殺者でも
引けを取らない武術の腕前と表舞台へのし上がる軍師の才能も持ち合せています。
彼女が打ち出す策で難局を乗り越えていく爽快感もあります。
長歌が信頼し特別な感情を抱くようになる将軍・隼との
関係も気になりますしどのような物語が紡がれていくのか必見です。
実際の中国史の背景などを織り交ぜながら展開していく物語は
歴史好きの方にはもちろんそうでない方にもオススメです。
繊細で綺麗な絵にも注目してぜひご覧ください!
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