西尾維新先生とはっとりみつる先生の作品の少女不十分。
ある事件を目撃したことで少女に拉致監禁された
作家志望の平凡な大学生。
その監禁生活は1週間に及ぶもの・・・。
少女はいったい何者で監禁生活の行方はどうなったのか――。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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少女不十分のあらすじは?
どこにでもいる作家志望のとある若者は
文章を書くのは早いけれどもそれだけの男。
大学でのレポートや論文の試験は得意で
小さい頃から作文を書くのは誰よりも早く
ものを書くのが得意なだけで小説を書くのが
得意なわけではないので賞に応募しても返事は・・・。
何社かの編集者と会っても対人スキルがないので
絶好の機会を逃してしまう・・・。
そんな若者はあの出来事がなければ本当に
作家どころか何にもなることができなかった・・・。
だから彼は少女に感謝しなければならないのかも・・・。
少女不十分
あの日、彼の前を歩いていた少女。
友達と2人で学校の帰りなのかゲームをしながら
歩いていたのですがその瞬間――!
少女たちにトラックが突っ込んできたのです。
当然後ろにいた彼もビックリでしたが
2人とも轢かれたかと見に行ってみると
轢かれたのは1人だけでした・・・。
一瞬目が合いちょっと驚いた少女。
しかしそれ以上に彼の方がビックリするのです。
それは友達がすぐ後ろで死んだというのに
少女はゲームをしていたのです。
そしてプレイしていたゲームをセーブし
ランドセルにしまってから友達の所へ行き
泣き叫んだのでした――。
それが彼とUとの出会いだったのです――。
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少女不十分のネタバレとその後の展開は?
あれから何日も家にいた彼。
そろそろ講義に出なきゃと字電車で出かけますが
あの少女と出会った場所の前を通ると
彼女のことを思い出したのです。
そしてしばらくの間このルートで大学へいくのは
やめようと思った次の瞬間、彼は自転車から落ち
一回転してしまったのです。
何が起こったのかわからなかった彼でしたが
自転車の後輪にリコーダーが突き刺さっている・・・。
普通であれば自転車に乗っていてこんなものが
突っ込んでくることはありえない・・・。
そのリコーダーには4-1と書かれていて
あの少女のリコーダーにもと思うのでした。
そして家に帰ると今度は家のカギがない。
転倒したときに落としたのかと
新しいカギを付け替えてもらい
小説に使えそうと思ったりしますが
そんなことを考えていられるのも今だけ・・・。
家に入りワープロの電源を上げた次の瞬間
ふくらはぎに何かが刺さったような痛みが・・・。
机の奥にはなんと少女が隠れていて
彫刻刀で足を刺していたのでした・・・。
彼女の名前はU・U。
少女不十分
もちろん本当の名前ではありません。
彼が事件だからと非公開にし付けたもの。
Uは彼の家のカギを持っており
それを使って侵入していました。
あのときのリコーダーはUのもので
彼が倒れたときに抜き取ったのです。
Uは一緒に来てくださいと彼の背中に
彫刻刀をくっつけながら道を歩く・・・。
あの日、彼はUを見たから連れて行くと・・・。
逃げようと思えば逃げられるかもしれないのに
1%でもリスクがある限りできない彼。
そして着いたのは少女の自宅。
そこは立派な家でしたが誰もいなく
玄関近くの物置に閉じ込められてしまう。
少女は彼を閉じ込めて飼うしかないと言い出します。
閉じ込められても携帯があり脱出することは可能なのに
小学生に誘拐された大学生と知られたくないこと
両親が帰ってくればすぐに助けを呼べることから
そのまま携帯で助けを呼ばないのです。
しかしUの両親は何時になっても帰ってこない。
玄関近くの物置に閉じ込めたのは
自分が同じことをされたからだろうと
お仕置きされたんだろうと思う彼。
しかしお仕置きの典型的な一例でもあると同時に
虐待の典型的な一例でもあるのですが
その時の彼にはわからなかった・・・。
ずっとご飯ももらえず朝を迎えUが学校に行っている間も
物置にずっと閉じ込められやっと帰ってきたUは
ビニール袋に直に入れられた給食を持って帰ってきます。
焼きそばもそのままビニール袋に・・・。
それでも贅沢を言ってられないと食べようとしますが
パンを取ろうとすると彫刻刀の持つ部分で
足を叩かれすごい剣幕のU。
「ごはんを食べる前にはいただきますでしょう」
普段は生きているのかも死んでいるのかもわからない
そんな正体不明の少女が挨拶にだけは強いこだわりがあり
それを肌で実感した瞬間でした。
そしてUと初めて話したときのセリフも「初めまして」だったと
その時彼は思い出したのでした――。
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少女不十分の感想は?
少女不十分の表紙に惹かれて読んでみました。
最初は少女が誘拐?って思ったら
大学生が小学4年生に誘拐されて
更には監禁という設定にビックリ。
しかも少女の家に入るときなんてカギを開ける間
放置状態で逃げようと思えば逃げられるという・・・。
彼女の家に着くまでも着いた後も
逃げようと思えば逃げられる。
今も携帯電話を持っているので
助けを呼ぶことだってできちゃいます。
少女不十分
少女があのようになってしまったのは
親の虐待が原因だったりしそうですね。
ご飯を食べるときなどの挨拶がしっかりしていて
ちゃんと挨拶しなければすごい感じになったり
きっと親にそんな風にされていたのかも・・・。
今はまだ少女の親が登場していませんが
親が登場したらやばいことになりそうな・・・。
もう続きが気になって気になって・・・。
この作品は実話なのかと言われていますが
実話ではないようです。
ただ実話ではないのかと思ってしまうような感じも
受けてしまう作品ですね。
これから面白くなっていきそうな少女不十分を
読んでみてはいかがですか?
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