伊東爾子先生の限界家族~母という名の女~。
涼子の母は夢を追いかけるただの女でした・・・。
あなたのお母さんはどんな方でしたか?
あなたは今どんな母親ですか??
生まなきゃ良かったと子供にこんなことを言う母親がいるなんて・・・。
そう言われ続けて育った少女の未来は!?
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限界家族 母という名の女のあらすじは?
この作品の主人公の涼子の母は
バブル期に一世を風靡した作家でした。
「あんたなんか産まなきゃ良かった!
あんたのせいで私の人生台無しだ!」
これが母の口癖・・・。
涼子にとって母は母という名の
「夢を追いかけるただの女」でした・・・。
限界家族~母という名の女~
地主の家の末っ子として生まれた母は
忙しい両親に変わり祖母にわがまま放題に育てられます。
幼い頃は病気がちで本ばかり読んでいたそう・・・。
とにかく本が大好きで短大に入ってからは
作家を目指し同人誌に小説を書いていたのだという。
しかし卒業後は父と出会いすぐに涼子を妊娠。
父は頭金を出すから新居を買いなさいと言い
母はお腹が目立たないうちに籍を入れるようにと・・・。
そして結婚し新居がたつ頃には涼子が誕生しました。
母は父が仕事に行くときにはメモを渡して買い物を頼み
仕事に送り出した後は育児もせず家に閉じこもり
読書ばかりしていました。
そんな母に育てられた涼子はいったい
どんな大人になってしまうのか・・・。
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限界家族 母という名の女のネタバレとその後の展開!
「あんたなんか産まなきゃ良かった!」
そう言われ続けた涼子・・・。
母は涼子の世話をほとんど何もしませんでした。
具合が悪い時は父が仕事を早退して病院へ連れていき
涼子の育児日記には本や映画の感想ばかり・・・。
母は夢をあきらめきれず再び作家を目指し始め
母はあるカメラマンと知り合い恋に落ちます。
ある日連絡もなく外泊し父と母の仲はどんどん悪化し
そして涼子が小学2年生になる頃には離婚が成立したのです。
涼子は母と古いマンションに移り住むこととなります。
父は養育費などを稼がなくてはならず
涼子の面倒まで見れなかったのでしょう・・・。
築40年のマンションでベランダは鳩のフンだらけで
掃除もしない母のせいで部屋は散らかり放題。
そんなところに母は男を連れ込むようになりました。
限界家族~母という名の女~
池谷というその男は白髪頭で母とは歳が離れていましたが
母と一緒にお風呂に入り一緒のベットに眠り
半同棲状態で生活していました。
涼子は池谷が家に来るのが嫌でした。
「涼子ちゃん生理はまだ?」
そんなことを言いながらイタズラしてくる池谷を
母は知らないようでしたが・・・。
まあ、モラルのない母に訴えても
どうにかなったとも思えません。
涼子の母は小太りで目は細く化粧も厚塗りで
イイ女ではありませんでしたがとにかく男好きでした。
そんな母が夢をかなえ作家デビューし
忙しくなると池谷は家に来なくなりました。
それにほっとしたのもつかの間。
留守中に母の部屋に入ったことがバレ
涼子は合鍵をとられてしまいます。
そのため家に入ることができず
帰りの遅い母が帰ってくるまで友人の家や
本屋などで涼子は時間をつぶすようになりました。
いくところもなくなり家の前でうずくまる涼子。
母は帰ってきても笑顔さえ見せず
出来合いの物を食べさせます。
たまに作るものと言えば豚肉を炒めただけの物で
それも腐っているよう・・・。
そのことを指摘するとアンタなんか産むんじゃなかったと
パパと涼子が私の人生を台無しにしたんだとどなり散らします。
涼子は学校でもいじめにあっていました。
母は作家として成功して手に入れたお金も
父からの養育費も自らの欲望のために使い
涼子には新しい服も買ってやりませんでした。
それがいじめの原因になっていたのです・・・。
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限界家族 母という名の女の結末は?
そんな生活の中、涼子は中学生になると
不良と付き合うようになりました。
このことを父が心配して高校卒業までという条件で
また家族3人での生活が始まりました。
ですが母の涼子への態度が変わることもなく
その様子を見ていても父は
2人の仲を取り持つということもありませんでした。
その後涼子は高校生になり恋愛に夢中になっていきました。
そして2年付き合った彼氏との間に
高校卒業間近に子供ができます。
専門学校への進学が決まっていた彼氏には中絶を勧められ
親の承諾なしで手術ができる病院で涼子は中絶・・・。
限界家族~母という名の女~
その後、うまくいかなくなり別れたのですが
彼がストーカー化してしまい涼子は家出同然に
実家を出て会社の先輩の家に身を寄せます。
そして先輩に話をつけてもらい元彼は
涼子の前に現れなくなり先輩と付き合うことに・・。
同時期に期間限定の家族ごっこも終了し母とは疎遠に・・・。
その後の涼子はフリーター、水商売を経験し
たくさんの男性とも関わりを持っていきます。
ですが相手の愛し方が分からない涼子は
相手を疑ったり罵ったりしてしまいうまく行きません。
そんな中疎遠だった母から電話があり
また連絡を取るようになりますが
生活が苦しいと援助を申し込んできたりと
自身で節約する気などはなく好きかってばかり言います。
「娘を産んどいてよかった!!」
この言葉に涼子の中で何かが壊れます。
そして現在連絡は最低限にそして良い人に出会って
結婚したのですが報告はハガキのみ・・・。
今妊娠中の涼子はまだ母のことを許せずにいます。
ですがおなかの中の赤ちゃんが生まれてきて
愛することができたなら
それも変わるのではないかと考えています。
「生まれてきてくれてありがとう。
あなたを生んで本当に良かった・・・」
この言葉を真っ先に赤ちゃんに言ってあげたいのだと・・・。
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限界家族 母という名の女の感想は?
女性は子供を産んで母親になったからと言って
女性であることを忘れなくても良いですし
きちんと女性であるべきだと思います。
けれどこの作品の母親は母であった瞬間がないように思います。
自身の夢を追うため子供を家族を犠牲にし・・・
自分の欲望のままに生きた女・・・。
限界家族~母という名の女~
母になるべきではなったのだと思います。
そして子供の成長に大きな影響を与えてしまいました。
人の愛し方を分からない涼子は何も悪くはないのに・・・。
悲しい話です。
子供に愛を伝えること抱きしめてあげること・・・
母にしかできないことがたくさんあります。
作品の中でこれから子供が生まれる涼子が
ちゃんと母になってくれることを心から祈ります。
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