伊東爾子先生の作品の母という「女」~子宮が聞いた声~。
幸せな家庭からの転落・・・
そして男に走る母・・・。
ネグレクト、うつ病、アル中に自殺未遂・・・
どこまで自分のことしか考えていないの?
娘のことを考えて・・・!
この親子に本当の幸せは来るのだろうか――。
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母という「女」~子宮が聞いた声~のあらすじは?
生きる意味とはいったい何なのでしょうか
母に死んでほしいと何度も願いながら生きてきました。
布団に横たわる血まみれの母親を見ながら
お母さん・・・と呟く亜希。
父は建築会社の社長という
お金持ちの家庭で亜希は育ちました。
優しい両親と亜希、そして父が目をかけ
16歳から住み込みで働いている
雅也の4人で暮らしていました。
13歳年上の雅也は亜希のことを本当の妹のように可愛がり
亜希もまた本当の兄のように慕っていました。
しかし亜希が14歳の時に父の会社が倒産し破産宣告。
母という「女」~子宮が聞いた声~
両親は書類上離婚し亜希は母の生まれ
故郷の北海道で暮らすことに・・・。
負債額が大きいため裁判が長引いてしまうそんな中に
亜希を置いておきたくないという父の判断でした。
父は会社をいずれまた再建するつもりでいたため
その時、雅也の力が必要だからつれていけと母に言い
亜希は慕っている雅也も一緒に行くということで
心強さを感じていました。
また母も雅也の面倒をずっとみてきたので
一緒に暮らすことにさほど抵抗はなかったのでしょう。
この離散がきっかけとなり亜希の人生は
大きく変わっていってしまいます・・・。
亜希にこれからどんなことが待ち受けているのでしょうか――。
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母という「女」~子宮が聞いた声~のネタバレとその後の展開は?
両親が離婚し珍しい時期の転校で
子供なりに色々ゴタゴタはありましたが
亜希は無事に中学を卒業して公立高校に進学。
ですがその矢先・・・母に男ができたのです。
当時、母は43歳で女として
まだまだ花盛りだったのでしょう。
朝帰りも頻繁になり母はついに
家に帰らない日が多くなりました。
亜希としては自由に出来るし特に困ることもないので
この状況を楽だと考えていました。
けれど雅也は違ったのです。
ある日、夜寝ていると隣の部屋から
言い争うような声・・・。
眠い目を擦りながら亜希が声をかけると
仕事のことだと誤魔化す母親・・・。
その後、母は全く帰ってこなくなり電話をすると
家賃は大家に振り込んでいるから
食事は雅也にもらって適当にやれというのです。
そして母が帰ってこなくなって
2ヶ月ほどたったある日のこと・・・。
雅也に湿布を貼るよう頼まれ足も凝っているというので
マッサージをすることに・・・。
亜希は雅也を信用しきっていたので
なにも警戒することなく足を揉み始めました。
するとそのうち雅也の股間が
膨らんできていることに気がつきました。
ヤバイと思いそそくさとマッサージを辞めようとすると
乱暴に腕を引っ張られ押し倒されたのです。
「お前の母親が悪いんだ。
俺がこんなに愛しているのに逃げやがって・・・」
「知らない土地でお前たち親子の面倒を
ずっと見てきてやったのに・・・この俺を捨てていくなんて!」
そして服を剥ぎ取られ恨むなら母親を恨めと殴られ
このままではレイプされてしまうと抵抗する亜希・・・。
そして亜希が学校に行っている間に荷物を引き上げ
その日以来二度と帰ってきませんでした。
母という「女」~子宮が聞いた声~
ただ単に亜希の母親を愛してしまい
裏切られてその気持ちをどうすることも
出来なくなってしまった雅也・・・。
亜希に危害を加えようという気は
なかったのでしょう・・・。
亜希は彼もまた自分の両親に人生を翻弄され
狂わされた一人だと思っているのです。
亜希は襲われたことを母には言いませんでした。
警察沙汰にしないことが両親の代わりにできる
せめてもの償いだと思ったからです。
ですが雅也がいなくなったということは
食費がなくなったということ・・・。
母に言っても自分で何とかしたらと無責任な答えで
さらに男と一緒にいるときは電話にさえ出ません。
母に頼ることはできない。
亜希は冠婚葬祭を行っている
ホテルでバイトを始めました。
亜希は希望して結婚式場の担当になり
職場の人たちはみんな親切でしたし
なにより亜希は人の幸せに立ち合える
この仕事が大好きになりました。
居心地のよい職場だったため平日の日中まで働くようになり
高校は単位を落としてしまい留年・・・。
ですが留年は嫌だったので自主退学し
バイトをしながら定時制高校に通い3年で卒業。
その後、亜希は大手チェーンの
レストランに就職しました。
その頃から母は男と喧嘩したと
よく家に戻ってくるようになりましたが
そのうち仲直りすると亜希のことは
お構いなしに帰っていく・・・。
大荷物を抱えて男のもとへ戻っていく母は
ご近所さんに目撃されすっかり有名人。
そんな暮らしが2年ほど続いたある日
母から助けてくれと言う電話が――・・・。
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母という「女」~子宮が聞いた声~の気になる結末は?
急いで男の家にタクシーを飛ばしていくと
ドアには鍵がかかっていて
中からは悲鳴となにかが割れるような音・・・。
危険を感じた亜希は窓を割って侵入してみると
そこには男と顔を腫らし血を流している母・・・。
母を立たせ連れ出そうとすると
男が亜希の髪を引っ張り倒しました。
これって殺しても正当防衛になるよね
罪にならないよねとそう考えながら亜希は花瓶を
思いきり投げつけ続けてポットを――・・・。
熱湯がかかり男が転げ回っているうちに
母を助け出し亜希。
雅也の一件から密かに自分を鍛えていたのです。
母の怪我があまりにひどかったため警察が介入
亜希は男に住居不法侵入で訴えられました。
母も事情聴取で何度も警察に通うことになり
このことで母は男に捨てられ酒浸り・・・。
あんな目にあったにも関わらずよりを戻してと
電話をかけまくり男の引越し先を突き止めては
家の前で暴れ警察を呼ばれる・・・。
おかしいと思った亜希は母を説得して
病院に連れて行くと躁うつ病と診断。
亜希もいっぱいいっぱい・・・。
そんな生活が1年ほど続いたある日
母が飛び降り自殺を図ります。
アパートの1階の人が飛び降りるところに
布団を出してくれたので一命はとりとめましたが
首を損傷して麻痺が残りました。
母もこんなことがあったのだから少しは
身に染みたのではないかと亜希は思いましたが
でも母は思いもよらぬことをし始めます。
亜希の勤め先のレストランに大人数で来ては
飲み食いをし亜希につけていく・・・。
亜希は母に搾取され生活に追われ
彼氏や友達と遊ぶことも出来ません。
さらに母はアルコール依存症とうつ病を悪化
何度もリスカや大量の眠剤を飲み昏睡して
病院に運ばれたりという日々が続きます。
病院の先生にもあなたも大変だねと言われる始末・・・。
そんなある日、亜希が家に帰ると布団の中には
リスカして手首から血を流している母の姿が・・・。
母という「女」~子宮が聞いた声~
もう生きなくてもいいよね死にたいよねと
そう呟くように母に言う亜希。
亜希も限界だったのでしょう・・・。
母をそのままにして自分も眠剤飲み
死ぬつもりでしたが意識が朦朧とする中
救助隊に運ばれたのを覚えています。
驚いたことに母が救急に通報したのです。
この事を堺に母は変わろうと
酒を控えたりと努力を始めました。
でも長年の酒と眠剤の服用で
母は記憶が飛ぶようになっていて話の内容はもちろん
自分が料理をしたことも忘れてしまいます。
これではダメだと専門病院に入院し
その後は1年半もの治療を受けました。
そして今は通院しながらデイケアに通っています。
お酒も全く飲まなくなりうつ病の症状も出ていません。
現在、亜希は結婚し母とは離れて暮らしていますが
生活費を渡し週に1度は食材をもって母の家に帰ります。
にこやかに話をする2人・・・。
亜希はこんな日が来るとは思ってもいませんでした。
そして亜希は思うのです・・・。
苦しいこと辛いこともたくさんありましたが
母のおかげでどんなことでも乗り越えられる
強さを身に付けることができたのだと・・・。
そして失っていた親子の関係を今取り戻しているのです。
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母という「女」~子宮が聞いた声~の感想は?
女性は結婚して子供が生まれると妻として
母としての感情が強くなるものだと思います。
ですがそれから急に解き放たれたらどうなるのでしょう・・・。
みんながみんな亜希の母親のようには
ならないと思いますが
結婚後はなかった恋愛というものが
パッとでてきたら
夢中になってしまうのかもしれませんね。
確かに私の友人でも浮気をしてしまった・・・
なんて子がいますけど今までになかった
新鮮さを感じてしまったと言っていました。
それにしてもこの母親はアル中、うつ病
自殺未遂と亜希のことを考えて無さすぎます。
母という「女」~子宮が聞いた声~
読んでいて正直イライラしてしまいました。
でも最後の最後で正気に戻って亜希のために
変わろうとしてくれたのにはやはり
母親としての愛が感じられましたね。
これからは今まで辛かった分
亜希も母親も幸せになってほしいと思います。
きっかけは人それぞれ・・・
いつどうなるかわからない、そんなお話ですね。
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