自称悪役令嬢な婚約者の観察記録のネタバレや感想！セシルとバーディーの結末が気になる

しき先生・原作、蓮見ナツメ先生・漫画の作品の、自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。

 

アルファスタ国の第1王子・セシルは、宰相の一人娘であり婚約者である、バーティアとの初対面を迎えます。
ところが開口一番、理解不能な発言を連発する彼女。

 

自分は悪役令嬢で、セシルとヒロインの仲を引き裂き、最後は婚約破棄されると笑顔で語る彼女の真意とは・・・？！

 

 

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自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。のあらすじは？

 

初対面で意味不明なことを言い出した婚約者に、セシルは内心困りながら笑顔で対応します。
しかし10歳ながら大人びた思考回路を持つ彼を持ってしても、バーティアの発言の意味は全く理解できません。

 

彼女がいうには、自分には前世の記憶があり、この世界はその前世が好んで遊んでいた乙女ゲームの世界だということ。
そして、いずれセシルが運命の乙女と恋に落ち、悪役令嬢の自分はその乙女をいじめまくり、最終的に婚約破棄され没落するというシナリオ。

 

にわかには信じられないセシルでしたが、彼女の話を否定はせず耳を傾けます。
しかし、彼女が思い描く悪役令嬢の姿を聞いた彼は、思わず本人と比べてしまいました。

 

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セシルの言葉に赤面し、清く正しい悪の華になるとその場から走り去り、1年もの間姿を見せなかったバーティア。
その間に彼女がどう過ごしていたかを調べていたセシル。

 

再会した彼女がスリムボディを手に入れ、見た目が変化していることに、さほど驚きはしませんでした。
ただ強く気高い悪の華を目指しているはずの彼女の性格も言動も、正反対の方向へ向かっている気がすると感じるセシル。

 

そして悪役令嬢らしくと意気込む彼女に不安を抱きます。

 

微妙に食い違いながらも面白さを優先させるセシルですが、彼が11歳になると話した途端、彼女の瞳から大粒の涙が――・・・。
そしてこう言い出して・・・！？

 

「お母様が死んでしまう」

 

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自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。のネタバレとその後の展開は？

 

ゲームのシナリオで彼女の10歳の誕生日、彼女の母は伝染病にかかり亡くなる。
それを治療するためには、栽培が難しいとされるルオナ草が必要。

 

でも手に入れることができず母は亡くなり、それをきっかけに父は悪の道へ。
そう話ながら涙を流すバーティアに、1年時間があるなら今から用意すればいいとセシルは説きます。

 

しかし、それではシナリオが狂ってしまう、そうするとセシルが・・・。
彼女はどうやら母親とセシルとの間で揺れている様子。

 

そして迎えたバーティアの10歳の誕生日。

 

感情を高ぶらせる彼女にセシルは、伝染病はすでに沈静化していることを教えます。
彼は彼女から聞いた話から推測し先手を打っていたのです。

 

基本的に何事も一度やればできてしまうセシルにとって、目に見える景色はいつもどこか色褪せて見えていました。
そんな彼の楽しみは予測不可能なバーティアの存在。

 

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そんな彼女のために、彼は国王に誕生日プレゼントとして温室の使用許可をもらい、ルオナ草の栽培方法を確立。
そして、バーティアから伝染病についての特徴や病状の経過を聞き、病気の特定に加え薬まで作ってしまったのです。

 

母親の死を回避したものの、それにより父親が悪の道に進む機会が奪われたと感じたバーティアは、狂ってしまったシナリオを修正すべく動きます。

 

伝染病騒動から1年――・・・。
彼女は父親を悪の道へ導こうとあの手この手。

 

ですが父親は極度の親バカではあるものの元々誠実な人間。
娘の行動に疲れ果て不安を抱えていました。

 

そんな中、セシルとバーティアの社交界デビューの日。

 

父親を悪の道に落とすため、バーティアが作った指南書で、彼女がとある貴族に取材を行ったことを知ったセシル。
その取材相手にも見当をつけた彼はある策を講じて・・・！？

 

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自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。の感想は？

 

現代の人間が転生してゲームの世界へ行く、そういう物語は面白いですよね。
でも大抵はシナリオを理解した主人公が、いかにシナリオを回避するかなど、転生者の視点で描かれるものが多いような気がします。

 

しかし本作においての語り手は、乙女ゲームでいう攻略対象である王子。
ゲームのこと、ましてシナリオのことなど、まるで知らない人物が中心として描かれています。

 

この王子、幼いながら能力もずば抜けておりなおかつ大人顔向け・・・
いや大人よりさらに大人な思考の持ち主。

 

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。

 

悪役令嬢を目指すバーティアに対しても、面白いという理由から興味を示しています。
この気持ちいいまでの腹黒さ。
でもそこに垣間見えるバーティアへの想い。

 

読み進めていくと王子は、バーティアのことが好きなんだろうなと、ほのぼのした気持ちになります。
しかし、あくまでバーディーの目的は悪役令嬢として、ヒロインと結ばれる王子から婚約破棄をされることです。

 

でもこの2人お似合いだと思うので結ばれて欲しいです。
ヒロインが現れてからの展開にも注目です！

 

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