東京闇虫のネタバレと感想に結末！無料試し読みやあらすじもあり

実写映画化されて大ヒットした本田優貴先生の作品の東京闇虫。

 

世の中、不公平や――
借金を繰り返しとうとう債権管理者に
その身を売られた若者・加藤亮。

 

その先で知り合った男・浅村の元で請け負う闇の仕事は
荷物運びだけで一回10万円！

 

このウマすぎる仕事に身震いする加藤ですが
次第に浅村の華麗な話術、生き様に心酔し始めて・・・？！

 

 

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東京闇虫のあらすじは？

 

返す当てもなく借金を繰り返し返済が滞った末に
人生の終着点にまでたどり着いてしまった
大阪在住の若者・加藤亮。

 

遊ぶ金欲しさに作った未払いの借金、285万円。

 

その代償としてある日突然訪れた
債権回収屋に暴行の末、拉致されます。

 

「お前はな、世の中をなめすぎた」

 

加藤は目と口も含んだ全身をガムテープで
ぐるぐる巻きにされたまま車に乗せられ連行されます。

 

「イヤや、俺はまだ死にたない・・・！」

 

涙にぬれて後悔しながら気がついたら
何もない無機質な部屋に転がされていました。

 

東京闇虫

 

体中の痛みをこらえて起き上がると
目の前には1人の男が椅子に座っています。

 

加藤に関する資料を片手にその男は言い放ちます。

 

「加藤亮、ここがお前のボーダーラインだ。表と裏のな。」

 

無表情のその男の顔に加藤の背中を走る言い知れぬ恐怖
そして聞かずにはいられないのです。

 

ここはどこだと・・・？！

 

「ここはな、日本のど真ん中、東京だ。」

 

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東京闇虫のネタバレとその後の展開は？

 

加藤はその男・浅村から命を取らない代わりに
闇の仕事を引き受けることになります。

 

最初はすぐに逃げ出すつもりだったのが
すぐに浅村の巧みな話術と独特の空気感に心酔・・・
仕事を続けます。

 

荷物を運ぶだけで10万の報酬をもらえる
ウマすぎて気味の悪い仕事のときもあれば
やくざのアジトから渡した現金を回収し
命からがら逃げる仕事などさまざまな仕事をこなします。

 

そのうち大胆不敵ともただのバカともとれる行動で
難しい案件をこなす加藤に期待の目を向け始める浅村。

 

そして浅村に期待されやる気満々の加藤。

 

その後も浅村に刃向かい気味の部下
愛場のピンチを助けたり
オタク男に借金の返済を迫って
自分の説得能力の低さを痛感したり。

 

昔の友達と共謀して荒稼ぎをして友達は殺された上
浅村には見捨てられそうになったり・・・
様々な苦境を乗り越えていきます。

 

そしておかまの女・蒼井さくらを騙したことで
強制的に送り込まれた施設、国男ハウスは
加藤にとって最も恐ろしい体験をします。

 

ガタイはいいけどやたらおやじテイストな明るい男
国男が所長をするこの施設。

 

色々な問題を抱えた人間を矯正するための施設の様ですが
馬車馬のように扱われた上、規則を破ると
最終的には殺されるという恐ろしい施設。

 

大夜祭を利用し同部屋の川本とともに
国男の隠し金を盗んだ後に逃亡する計画を練っていましたが
国男にバレて失敗・・・。

 

逆に殺されそうになります。

 

東京闇虫

 

そんな中、浅村、愛場、蒼井が国男の隠し金を聞きつけて
国男ハウスに潜入してきます。

 

火災の混乱に乗じ逃げおおせた加藤ですが
川本を見捨てて逃げる事に罪悪感を感じ
国男ハウスに戻っていきます。

 

都合のいいようい利用されるバカからは卒業・・・！

 

愛場と蒼井、そして29番の男と4人がかりで
国男に戦いを挑みますが
不死身のような強さの国男に苦戦を強いられます。

 

浅村さんのマネでない、自分の全て！

 

そう言って渾身の頭突きで加藤は国男をとうとう倒します。

 

気を失った加藤の一方、全ては浅村の掌の中。

 

浅村が潜入した本当の目的は金ではなく加藤だったのです。

 

この闇の業界のバランスが崩れた今
戦争を始める為の爆弾をつける係がいる・・・
それが加藤だというのです！

 

目を覚ました加藤は浅村に尋ねます。

 

「浅村さんにとって、俺って何なんスか？」

 

その答えにすました顔で答える浅村。

 

「仲間、だろ？」

 

この答えに自分自身の中にも答えが見つかった加藤。

 

この期に及んでウソをついて
真意を見せない浅村さん、さよならです・・・。

 

浅村に別れを告げ誰にもつかずに1人
闇の仕事を始めた加藤。

 

詐欺、ヤクザがらみのクスリの売人
そんな派手な活躍をする加藤の姿に殺されるぞと
愛場が昔のよしみで窘めの言葉を掛けますが
今はその声は加藤には届きません。

 

この世界は弱肉強食。

 

信じられるのは自分自身と金の力のみ・・・
そして物語は本当の始まりを迎えるのです・・・。

 

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東京闇虫の感想は？

 

本作品のサブタイトルである「人生で最も選びたくないシナリオ」
これが読者の感想を一言で物語っています。

 

本当にお金がない人は真面目に働いて
普通の生活をスタートさせる方法もないんだ！

 

それを本作で初めて知った世間知らずを痛感しました・・・。

 

一歩間違えて転落の人生・・・
いくら簡単な仕事で10万、20万稼げるといっても
こんな心臓が何個あっても足りないような生活
普通の人は絶対イヤです！

 

東京闇虫

 

アイロンを押し付けられたりナイフを腿に刺されたり
両手をおろす事を何時間も許されない拷問を受けたり・・・。

 

よくもまぁそんなこと思いつきますね？！というような
あまりにも残酷で悲惨なバイオレンスの数々！

 

それでもそういった非現実的なダークの世界に
ドキドキする方にはとってもリアルで
感情移入しやすい名作だと思います。

 

そして本作は「東京闇虫 -2nd scenario-パンドラ」という
続編に続く内容です。

 

怖いもの見たさで続きが楽しみですね！

 

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