大ヒット作『ロウきゅーぶ!』に続く蒼山サグ先生の人気ライトノベルを
水谷悠珠先生が繊細なタッチで描いたバンド作品の天使の3P!
自分の曲をネット投稿する引きこもりの
高校生・貫井響のもとへ
ある日一通のメールが届きました。
それは響の曲を聴いた3人の小学5年生の少女たちが
自分たちが行うライブの手助けをして欲しいというもの。
少女たちとの出逢いを通して
響にも少しづつ変化が訪れるのですが・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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天使の3Pのあらすじ!少女の姿を借りた3人の“天使”たち
ボーカルソフトを使い自身の曲をネット公開する
『ひびきP』こと貫井響は引きこもりとなった15歳の少年。
そんな彼のもとへとある日
丁寧な文章が描かれた一通のメールが届きます。
内容は響と会って話がしたい事と共に匿名でUPしたギターの音を
「あなたの作品ではありませんか?」と指摘していたのです。
驚く響はメールの相手と音楽の会話をしたいと思います。
何故ならメール主とのこの出逢いが3年引きこもったいた自分が
“替わることができる最後のチャンス”と考えたからです。
待ち合わせ場所である公園へと赴いた響でしたが
そこで「ひびきPさんでしょうか?」と
小さな可愛い女の子に声を掛けられました。
天使の3P!
彼女の名前は五島潤、歳は10歳で
この前5年生になったばかりだと語ります。
そこへ潤と“同じところ”で暮らしている紅葉谷希美
金城そらと名乗る少女たちが現われ
響をとある場所へと連れて行きます。
少女らが響を連れてきたのはとある古ぼけた小さな教会。
そこは彼女らが共に暮らす児童擁護施設
「リトルウイング」だったのです。
教会へと響を招き入れた3人の少女は
この礼拝堂にお客を呼んで響の曲を3人でバンドを組んで
ライブがしたいと訴えるのですが・・・。
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天使の3Pのネタバレ!少女たちの秘密
様々な理由で親元から離れ児童擁護施設
「リトルウイング」で暮らす潤たち3人の少女たち。
そんな彼女らが共に暮らす施設でしたが規模縮小のために
別館である教会を手放すことになったのです。
3人の少女は思い出作りに自分たちが教会でライブを行うので
響にはそれの協力して欲しいと頼みます。
実は教会の奥にはフェンダーの『ツインリヴァーヴ』に『ベースマン』
それにマーシャルの『1959』といった「復刻もの」ではない
「オリジナル」の超お宝級な楽器が置かれていたのです。
楽器を見付けた3人の少女は半年前から少しづつ
バンドの練習を重ねていました。
そして彼女たちの演奏を聴いた響は
拙いまでも何かを感じさせる演奏に
心を動かされ協力する事になります。
天使の3P!
ところで三年間も家に引きこもり不登校となった響でしたが
それには彼なりの理由がありました。
小学校の頃に授業で発表した詩が気取っていると馬鹿にされ
長らくからかわれ続けた結果、中学1年生で引きこもりとなります。
そのため高校は同じ中学の人間が殆ど居ない学校を選びますが
登校する事はなく暇な時間を持て余し「ひびきP」として
自作の曲を動画サイトへとアップするようになったのです。
しかしそんな響でしたが3人の少女たちが
施設を悪く言われる恐れからクラスメイトと距離を置き
友達を作らないでいた事を知ります。
そして彼女たちのために自身も行動を起こし
高校へと登校してライブの宣伝を行うのでした。
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天使の3Pの感想!互いに揺り動かされる少年と少女たち
この『天使の3P!』は単なる流行のバンドものや
主人公に対して何人もの女性が
好意を持つハーレムといった設定だけではなく
ひとりのやさしくも傷付きやすい少年が3人の少女と
出逢った事を切っ掛けに立ち上がる物語でもあります。
現代社会において大きな問題となっている引きこもり。
その理由は大きなものから些細なものまで様々でしょうが
やさしく繊細な響にとっては自分の思いを綴ったものが笑われ
何度もからかわれる事は大変な苦痛でもあったのです。
そんな彼が自分の音楽に興味を持ってくれた少女らのために
何とかしないと何か出来ないかと考えます。
天使の3P!
小さな切っ掛けで挫折をした少年が
再び小さな切っ掛けで立ち直ってゆくのです。
これこそが正に3人の“天使”たちによる
導きでもあったのでしょう。
また少女たちも自身の殻に閉じ篭っていたままでしたが
響により大事な一歩を踏み出します。
音楽が繋げた少年と天使たちの出逢い。
皆さんもこの『天使の3P!』で
素敵な出逢いを実感しては如何でしょうか。
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