相原実貴先生の作品のHoney Hunt。
母親は大女優、父親は日本でも指折りの音楽家。
そんな家で育った娘が必ずしも音楽の才能や
演技の才能に恵まれているわけじゃない。
誰もが羨む家庭で育った一人娘のゆらは
地味で目立たない普通の女の子。
学校でも好奇の目にさらされる彼女が
唯一安心して心を開くことが出来るのは
隣に住んでいる真佑だけだった。
父親はN.Yに在住し仕事命の母親は
めったに家に帰ってこない。
そんなある時母親から離婚すると言う
衝撃的な一言が告げられて――?
うらの運命が少しずつ変わり始める!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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Honey Huntのあらすじは?
父親は日本で唯一国際的な賞をとったことがある
超有名音楽家で母親は大女優であり色々な賞を総なめに。
両親ともに超有名人で知らない人はいないほど。
そんな両親の元に生まれた一人娘のゆらは
高校生でしたが2人の娘だよと言われても周りの人は
気が付かないくらいの地味で大人しい女の子。
音痴で音楽の才能はなくあがり症でのために
国語の音読もろくにできません。
両親の血を受けついていないのかと
学校の先生からもからかわれてしまうくらい
学校では色々なことに委縮しています。
Honey Hunt
そんな彼女にはたった一人だけ本音を話すことができ
それは隣に住んでいる幼馴染の大学生・真佑。
両親の娘としてではなく「ゆら」として自分のことを見てくれる
たったひとりの存在である真佑の前なら
ゆらは自分が思ったことを素直に伝えることが出来るのです。
家庭教師として自宅に来てくれている真佑に
いつものように相談していたところ
帰って来るはずのない母親が突然帰ってきました。
そして離婚することになったと衝撃の一言が告げられ
あなたはどこに行っても良いと
まるで自分のことなんて引き受けてくれないかのような
驚くべき一言がゆらに告げられたのです。
自分が母親を捨てるはずだったのに
結局は捨てられたのは自分・・・。
そんな両親を見返すために今、ゆらの新しい人生が動き始める。
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Honey Huntのネタバレとその後の展開は?
母親からも父親から幼馴染からも裏切られ
ぼろぼろになってしまったゆら。
彼女に対して張られている大女優の娘
音楽家の娘と言うレッテルはあまりに強く彼女自身の姿は
そのレッテルに隠れて見えなくなってしまっていたのです。
しかし実は一番強いレッテルを
張ってしまっていたのはゆら自身でした。
何時まで経っても自分自身を確立することが出来ない
自分に別れを告げるためにゆらは今新しい道を歩き始めます。
大女優の母親を見返すには自分も女優になるしかない。
母親のマネージメントをしている溝呂木から
芸能事務所入りを打診され悩んでいたゆらでしたが
母親を見返すために溝呂木が経営する
事務所に所属することを決めたのでした。
引っ込み思案で地味だったゆらは
何度オーディションを受けても通らない・・・。
そんなとき母親の出演しているドラマで
主題歌を歌っていることで有名になった
「h.a(アッシュ・エー)」のVo
「Q太」という男の子と知り合いになります。
Q太はゆらの父親の熱烈なファンであり
ゆらの父親の息子になりたいというその理由だけで
突然プロポーズをしてくるようなちょっと変わった男の子。
Honey Hunt
しかしさりげなくゆらのピンチを救ってくれ
オーディションの直前に緊張しているゆらのところに来ては
ゆらの心をほぐしてくれるのです。
やっと踏ん切りがつき臨んだオーディションで
まさかの確率で切り抜けたゆら。
しかも新人の芸能人が引き受けるには
まさかの大役が舞い降りてきて――!
そのプロジェクトにはQ太が歌で関わり
Q太の双子の弟であり絶大な人気を誇るアイドルグループ
KNIGHTSのハルカが相手役で関わっています。
周りからは親の七光りで新人が大役を得たと
そう思われてしまいねたみや嫉妬の標的にされたゆらには
様々な困難が待ち受けていました。
しかし彼女の人柄を理解してくれる社長の溝呂木にQ太
そしてハルカに支えられて
少しずつゆらはその力を開花させていく――。
女優としての一歩を歩き始めたゆらでしたが
彼女の心に芽生えたのはほのかな恋心。
ゆらがと結ばれるのはQ太?それともハルカ?
波乱万丈のゆらの恋愛模様
女優人生からまだまだ目が離せない!
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Honey Huntの感想は?
自分は誰?
思春期や青年期を通過するときに必ずと言っていいほど
突きつけられるその命題に正面から取り組んでいるゆら。
外から見られる自分と本当の自分とのギャップにさいなまれる経験は
多かれ少なかれ誰もがしたことがある経験の1つです。
そしてもしかしたら今でも悩んでいる人がいるのかもしれません。
Honey Hunt
周りからのレッテルはある意味で自分のことを
自分の立ち位置を守ってくれます。
しかしそのレッテルが強くなればなるほど自分が誰なのか
自分は何をしたいのかを見失いやすくなってしまうのです。
でも本当はレッテルなんか気にせずにありのままでいいんです。
そんな当たり前のことに正面から挑戦し続ける
主人公の姿から勇気をもらうことが出来る作品でした。
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