残響(漫画)のネタバレと感想に最終回!試し読みやあらすじも


この記事は約 9 分で読めます。



高橋ツトム先生の作品の残響。

 

ただ漠然と生きていた智は隣に住む元ヤクザの老人
瀬川の提案によって変わっていく。

 

500万やるから殺してくれと言う瀬川に戸惑う智は
自分の内側に潜む狂気を見抜かれ・・・?!

 

 

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残響のあらすじは?

 

夏、猛暑なのに年々暑さを感じなくなるのは
体がちゃんと生きてないからか・・・
智はそんなことを考えていました。

 

隣の部屋とつながる壁からドンッと音が響きます。

 

今日は水曜日で水曜日は隣に住む元ヤクザの瀬川から
こうして壁伝いに呼び出しがかかるのです。

 

着替えを済ませ智が瀬川の部屋へと行くと瀬川は
ベットに寝そべりいつものように話しかけてきます。

 

お互いヒマだからこうして話をする仲になった2人は
それ以上は何もありませんでした。

 

ですがその日、瀬川は智に何か欲しいものはないかと聞き
悟は忘れていましたが今日は智の誕生日だったのです。

 

ガンの末期で来年は祝うことはできないからと
欲しい物はないという智に
瀬川は押入れを開けるように言いました。

 

智が押入れを開けるとそこには骸骨と封筒が・・・
瀬川はこの骸骨を含め3人を殺していて
封筒に入っている500万をやるから俺を殺せと言うのです。

 

残響
残響

 

殺るっておかしいでしょと言い切る智に瀬川は
さらに骸骨の向こうの包みを開けて見るように促します。

 

その包みには拳銃が入っていました。

 

拳銃で殺した後、お金を持って逃げればいいと言う瀬川・・・
智は心を決めることが出来ずそのまま部屋を出ます。

 

バイト先のゲームセンターでガラの悪い男に絡まれた智。

 

文句を言われながら智はここにあの拳銃があれば・・・
と衝動的に拳銃を打って殺すイメージをしていました。

 

時は流れて秋――。

 

暫く瀬川の元を訪ねていなかった智は
ふと瀬川の部屋を訪ねました。

 

人生を変えようともせず瀬川の死をただ待っていた智に
そのまま突っ立って見下すなら殺すぞと凄んだ瀬川。

 

それに対し智は何かを決意したかのように座り込み
そして1つだけ聞きたいことがある・・・
と瀬川に問いかけたのです。

 

なぜ自分を呼ぶのはデイサービスの日だけなのか・・・。

 

智が決めた答えとは?
人生を変えるため瀬川を手にかけてしまうのか?!

 

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残響のネタバレとその後の展開は?

 

智の問いに対し瀬川は身だしなみだと答え
シャンとした状態で死にたいのだと・・・。

 

今日は水曜日、でも俺を呼ばなかった・・・
そう智がそう呟くと瀬川は
もう腕が上がらないのだと答え
それを聞いて智は心を決めたのです。

 

「オレ・・・殺るよ。」

 

瀬川が礼を言ったのを聞くと智は冷や汗をかき
震える手で拳銃を握ります。

 

これからどうしたら・・・そう言う智に瀬川は
殺した3人の遺族に香典を払って来てくれと言い
智はそれを了承します。

 

義理堅いんだね・・・昭和の男だからな・・・
その会話を最後に智と瀬川は大声で笑い合い
飛行機や風鈴の音がなる中、智は瀬川を撃ったのです。

 

季節は変わり冬。

 

智が道を歩いていると以前バイト先で絡んできた
ガラの悪い男と出会いました。

 

昨日行ったら新台入ってなかったと
またもイチャモンをつけてくる男に
智はあまりいじめないでと返します。

 

男はナメた口を聞くなと人気のない場所まで智を連れて行き
鉄パイプを持ち智に近づこうとします。

 

ところが智がズボンに挟んでいる拳銃を見つけると
なんだそれ!と突っかかりました。

 

モデルガンだろうと言い張る男に智は
こう告げ銃口を向けます。

 

「その気になれば人間なんて簡単に殺せますよ。」

 

そのあまりの淡々とした言い方と表情に
男はビクリと後退りしたのです。

 

それから電車に乗り智は1人ある場所を目指していました。

 

それは瀬川が残したメモに書いてあった場所。

 

殺した3人に香典を届けるために
まずは1人目の住所にやってきたのです。

 

残響
残響

 

その住所は堂錠会というヤクザの事務所で
中へと入った智が森田という男を殺した瀬川の代理で・・・
と事情を話すと子分であろう男は
ちょっと待ってろと席を外しました。

 

そこへ長髪のまつ毛の長い綺麗な女性が
お茶を持ってやってきました。

 

暫くして子分の男が戻り香典を置いていけと
智に言いますが智はそれを拒否し
住所を教えてくれれば自分で行くからと告げます。

 

ところが男は急に智の腹を殴ると
ゴルフクラブで滅多打ちにしたのです。

 

気を失っていた智が目を覚ますとそこは窓すらなく
扉にある小さな郵便受けのような部分しか動かせない部屋。

 

智は監禁されてしまったのです。

 

郵便受けのような場所が開きそこから
お茶を運んでくれたまつ毛の長い女が覗きます。

 

女は今からでもお金を渡せば許してくれるから・・・
と言いますが智はそのつもりはありません。

 

早く決めないとバラバラにされちゃうと言い残し
女はおにぎりだけを郵便受けから渡して去っていきました。

 

ヤクザの親分は1人部屋でAVを見ていて
そろそろ掃除してもらおうかと裸で女の前に立ち
女は親分のモノを口で処理しだしたのです。

 

ベットに横になり長い髪のカツラはとれ
裸になったその体は・・・
お茶汲みの女は実は男だったのです。

 

大悟と呼ばれたその女装した男は
コトが終わるとありがとうございましたと
事務所を後にします。

 

その姿はとても楽しそうで幸せそう・・・。

 

翌日、どれだけ殴られても金のありかを吐かない
智に苛立った子分は智を魚の餌に
することに決めたと大悟に告げました。

 

大悟は智の監禁されている部屋へ向かい
なんでそんなに頑張るのかと聞きます。

 

智は命をかけたじぃさんと約束したから
こんなところで諦めたら本当のクズに
なるような気がするんだと答えました。

 

そして智は大吾に頼みがあると
荷物をとってきてくれるように頼んだのです。

 

智がとってきてほしいと頼んだ荷物とは・・・
果たして無事に逃げ出すことができるのか――?!

 

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残響の感想は?

 

「スカイハイ」を書いた高橋ツトム先生の作品。

 

始まりからすでにどこかダークな雰囲気を醸し出すこの作品は
やはり読み進めても中々にダークで鬱な内容でした。

 

元ヤクザである老人が隣に住んでいて
一緒に暇を潰していた青年に自分を殺してくれと頼むという
斬新な始まりに意表をつかれこの先はどうなるんだろう?と
つい先を読み進めたくなります。

 

残響
残響

 

始めはキャラ的にどうなのか?と思っていた智が
読み進めるごとに男らしく人間らしくなって行く様が面白くて
登場する他の人物もとても魅力的です。

 

ダークな内容なので楽しく読むのとは少し違いますが
どこか考えさせられる内容なので興味がある方は是非
一度読んでみていただきたい作品です。

 

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