ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~のネタバレと感想に最終回!無料試し読みやあらすじもあり


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こやまゆかり先生・原作、霜月かよ子先生・漫画の作品の
ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~。

 

フランス史において公式寵姫の立場を利用して
国政に干渉したと一部で悪名高い女性、ポンパドゥール夫人。

 

そんな彼女の半生をつづったのが本作。

 

彼女が、どういった生い立ちだったのか?

 

そしてどんな経緯で公式寵姫という
王に次ぐ権力者までのし上がったのか?

 

歴史的背景を交えての
どきどき要素たっぷりのサスペンス作品!

 

 

ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。

 

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ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~のあらすじは?

 

この上ない優雅で華麗な時代を迎えていた
フランス・ルイ15世の御代――。

 

美男王と呼ばれた王の狩りの最中
突然派手な馬車を御する女性が現れ王の目に留まります。

 

妖精のような華やかな美貌、知己を含んだ気の利いた物言い・・・
その女性の名はジャンヌ=アントワネット・デティオール。

 

後に宮廷でポンパドゥール公爵夫人と呼ばれる女性。

 

ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~
ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~

 

ジャンヌは幼い頃に父をなくし
母の愛人に囲われていたみじめな生活の中で育ちます。

 

生まれ持った美貌と知恵を武器に
自分の未来を切り開いていきたい・・・。

 

そんな野心を胸に王の狩場を目立つ格好で立ち入り
ツテを利用して王の第一秘書に取り入り・・・。

 

女としては一度は憧れる王の寵姫としての
栄華のステップを一歩一歩登り始めるのです。

 

ところが欲望と陰謀にまみれたフランス宮廷は
そうやすやすとジャンヌを受け入れようとはしません。

 

特に王の公式寵姫としての強い権力に執着するシャトールー夫人。

 

彼女は王の手が付く前にとジャンヌに暗殺予告をし
ジャンヌの知恵に感服した王の第一秘書の妹を殺害するなどして
王とジャンヌを遠ざけようとしますが・・・?!

 

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ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~のネタバレとその後の展開は?

 

王の第一秘書・ルベルの妹を殺したのは
公式寵姫のシャトールー夫人と後見人のリシュリュー・・・。

 

誰もがそれを知っていながら
王ですら彼女を咎めることができないのが実情。

 

ルベルの仲介によって実現するはずだった
王とジャンヌの初めての逢瀬。

 

それもこの事件によって白紙に戻され
ジャンヌは改めて自分のしている事の恐ろしさと
宮廷の権力争いのし烈さを感じるのです。

 

ところが陰謀は諸刃の剣。

 

星の数ほどいるシャトールー夫人に恨みを持つ
誰かによって夫人は毒殺されてしまいます。

 

あっけなく空いた公式寵姫の椅子に座るこそが自分の運命・・・。

 

そう心に誓うジャンヌです。

 

数多くの悲しみと苦しみの結果、晴れて王と心を交わし
寵姫として王宮ベルサイユ宮殿に部屋を賜ったジャンヌ。

 

それでもジャンヌの前には更なる壁が立ちはだかります。

 

ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~
ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~

 

平民のジャンヌに対する貴族の冷たい視線
そして姉であったシャトールー夫人の
後釜を狙うローラゲ夫人の陰謀の数々・・・。

 

そのせいで寵姫という存在に理性的な対応だった国母
マリー王妃の機嫌を損ねてしまいます。

 

王が戦に赴いている間、自身もなお宮廷内で
孤独な戦いを続けていたジャンヌ。

 

そんな中、王の帰還と共に正式に
ポンパドゥール侯爵夫人という爵位を賜ります。

 

後はジャンヌを公式寵姫として披露する
「紹介の儀」を待つのみ・・・。

 

でもその儀式で「紹介者」を引き受けてくれる
宮廷内の夫人がいない・・・!

 

そう・・・ジャンヌを蔑む貴族たちが協定を結んで
紹介の儀を執り行えようにしていたのです。

 

諦めかけていたジャンヌと王を助けたのは
意外にもマリー王妃でした。

 

毎日、マリー王妃の通る廊下で跪いて謝辞を示していた
ジャンヌの姿に思う所でもあったのか・・・
金に困っていたコンティ大公夫妻の情報を王にリークし
借金の肩代わりを条件に夫妻に紹介役を引き受けさせたのです。

 

そして厳かに始まった紹介の儀。

 

王や王妃、皇太子へ公式寵姫として挨拶して回るため
ひたむきに前を見据えながら鏡の間を渡る
ジャンヌこと、ポンパドゥール夫人。

 

史上初・平民出身の公式寵姫としての日々が
今始まろうとしています・・・。

 

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コミックシーモア

 

ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~の感想は?

 

ベルばらがフランス史の教科書・・・
そう口にする人も多いですが本作も全く同じ印象を受けます。

 

マリーアントワネットのときよりも一代前の王・ルイ15世の作品で
この当時の歴史的背景、生活文化、色々な事を学ぶいい材料です。

 

その中でも女性は結婚して子どもを持ってこそ一人前。

 

それ以降は恋愛すらも自由に好きに生活することが許される・・・
そういう風潮があったということを本作で初めて知り驚きました。

 

現在のフランスは結婚という形式に縛られない文化と言いますが
こういう歴史的背景があったからこそなのかなぁと関心しました。

 

ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~
ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~

 

主人公のポンパドゥール夫人の野心的で自己愛な性格も
この時代には多かったであろう
触れなば折れんという雰囲気の女性とは正反対の雰囲気で
一周回ってすごく魅力的に感じドキドキします。

 

同時にお相手のルイ15世も結構大きな子どもがいたり
王妃は結構オバサン(笑)なのに
1人だけやたら美少年風なんですよね。

 

史実的にはポンパドゥール夫人と
初めて会ったときには35歳くらいなんだけど
どんだけ若作りのおじさんなの?!と
ちょっとびっくりしてしまいます。

 

歴史好きな方、強い女性が好きな方
リッチな世界に憧れる方、本作は必須!

 

そして次々ポンパドゥール夫人に舞い込んでくる
陰謀にどうやって彼女が立ち向かっていくのか
ミステリー好きで毎回ドキドキしたい人にもおすすめです!

 

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