悦若えつこ先生の作品のかけまくも畏き。
超絶不幸体質の女の子・結崎梨子。
ある日子犬を助けたことがきっかけとなり
彼女は町で有名な「幸運の神」のアルバイトとして
神社で働くこととなります。
尊大で自信家。
だけど憎めない幸運の神ことミユキちゃんと
梨子の不思議な日常が始まります。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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かけまくも畏きのあらすじは?
いつも肝心な時に運がない女子高生の梨子。
入試の当日に電車が遅れたり
バイトの面接がある日に限って不幸に見舞われたりで
現在既に面接を受ける前に
バイトを落とされること6度目。
父親が病気のため頑張らないといけないという
気持ちはあるもののなかなかうまくいきません。
基本的には両親の頑張っているあなたの姿は
必ずどこかで誰かが見ていてくれているという言葉を胸に
ポジティブに生きている梨子ですが
さすがに今の状況には自然と涙が出てきてしまいます。
しかしそんな時でも彼女は
持ち前の優しさを捨てることはありません。
その日もどこからか聞こえてくる犬の鳴き声を聞きつけ
自分の身を顧みずにその犬を助け出します。
かけまくも畏き
泥だらけになりながらも犬を助けてあげた梨子。
すると彼女に目の前に現れたのは
大層美しい和服の青年でした。
助けた犬を「我が眷属」と呼ぶ謎の青年に連れられ
彼の住んでいるという屋敷で
もてなされることとなった梨子。
状況をいまいち飲み込めない彼女に
青年は自分は「幸運の神」だと告げます。
さらによくよく聞くと彼は
この土地に住まう人間であれば知らない人はいないほど
有名な存在だというではありませんか。
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かけまくも畏きのネタバレとその後の展開は?
幸運の神とはいうものの
まったくその存在を知らなかった梨子。
きっと自分に運がないせいだと
彼女は軽く幸運の神へ告げますが
彼は神の力を超える運のなさなどあるものかと
ムキになってしまいなんと梨子を自分のところで
バイトとして雇うと宣言します。
そうして破格の待遇で
神様に雇われることとなった梨子。
神様は本当に有名人らしく
たちまち彼女のことは話題になります。
慌ただしくも思いのほか
そつなくアルバイトをこなす梨子。
しかしやはり肝心なところで
運のなさを発揮してしまいます。
美しく人々からも慕われる幸運の神。
かけまくも畏き
最初は自分とは住む世界が違うのだと
悩むことも多かった梨子ですが
次第に打ち解けていきます。
しかし梨子は神に祈ることはしません。
神様の力ではなく自分の力で乗り越えたい・・・
それが彼女の言い分でした。
幸運の神は自分の力に頼ろうとしない
梨子に呆れながらも彼女に
「ミユキちゃん」という名前で呼ぶことすら許し
傍に置き続けます。
しかしそんな彼もかつてはなにやら人間に対して
良い感情は抱いていなかったようで・・・。
ある日やってきた歌の神、ワタミヒコから
そのことを聞かされた梨子は驚いた様子を見せます。
しかし以前と比べたら大分丸くなっている
梨子のおかげだというワタミヒコの言葉に
嬉しい気持ちがあることも事実でした。
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かけまくも畏きの感想は?
女子高生と本物の神様の恋愛もの・・・ですが
神様がかなり身近な存在という設定なので
神社を舞台にした恋愛ものという感じです。
お金にシビアで尊大なところもあるけれど
なんだかんだ人間にやさしい神様。
そして不運だけどそのことを誰のせいにすることもなく
一生懸命に生きている梨子・・・
2人の日常の中での何気ないやりとりがかわいく癒されます。
ミユキちゃんが言ってしまえば
チートキャラ(神様ですから)なので
序盤はあまり波乱なく進んでいくんですが
実は神の間では問題児扱いされていたりと
不穏な雰囲気が漂う場面もあります。
かけまくも畏き
しかし普段は心優しい梨子がそこは彼のことをかばったりと
うまく持ちつ持たれつしている感じです。
色々な神様が登場しますが
梨子たちにかかわってくる神は
比較的友好的な雰囲気なので
安心して面白く読むことができます。
少しずつ梨子がミユキちゃんのことを
神様ではなく異性として意識していく過程が
短い作品の中でも丁寧に描かれています。
全3巻で完結しイラストもきれいなので
さらっと読める作品です。
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