カトウコトノ先生が華麗に描く戦略ファンタジー。
トルキエ将国の西の外れ――パルトラン帝国との国境近くで
ひとつの死体が発見されました。
その死体はパルトラン帝国の大臣・フランツで体には
トルキエ将國の紋章がをほどこした矢が刺さっていたのです。
かねてより小競り合いをしてきた両国は
この事件により一触即発の関係となってしまういます。
しかし犬鷲使いの少年将軍・マフムートが
事件の裏に潜む陰謀や事実に気が付くのですが・・・。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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将国のアルタイルのあらすじ!犬鷲使いの将軍
物語の舞台は帝国暦451年、トルキエ暦751年のトルキエ将国。
犬鷲のイスカンダルを随伴させるマフムートは
史上最年少の若さでトルキエ将國の将軍となりました。
ところがトルキア将国とその隣国・パルトライン帝国との
国境近くでパルトライン帝国の大臣が暗殺されてしまうのです。
それもトルキア将国の紋章が施された矢をその身に受けて・・・。
すぐさま将軍会議が召集されマフムートも初めて
“大円蓋の会議場”へと赴きます。
将国のアルタイル
トルキア将国とパルトライン帝国はかねてより対抗しており
今回の事件により両国の関係は最悪となってしまうのです。
またトルキア将国内においても戦争を推進する将軍と
12年前の戦争から回避を唱える将軍とで
意見が真っ二つに別れてしまいました。
そんな中マフムートはパルトライン帝国に対し
戦争や責任者の提供ではなく第三の道という選択を
陳情するも一笑されてしまいます。
しかしマフムートだけはこの暗殺事件の裏に潜む
事実に気付いてしまうのです。
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将国のアルタイルのネタバレ!マフムートの過去
本作の主人公であるマフムートはトルキア将国において
史上最年少で昇進しますがその時の年齢はまだ17歳。
そして両国間の重大な政治局面に対峙したのは
将軍となってまだ10日の出来事でした。
マフムートは犬鷲のイスカンダルを使役していますが
これは出身部族であるトゥグリル族の伝統に従っており
戦闘時に彼らを用いる事もしばしばあります。
そんな彼だからこそ“犬鷲のマフムート将軍
(トウグリル・マフムート・パシャ)”
と呼ばれるようになったようです。
また戦争を避け平和を強く望むマフムートには
それなりの理由がありました。
将国のアルタイル
――12年。
トルキア将国とパルトライン帝国との戦争中のこと
5歳だったマフムートは敵兵に見付からないよう
当時まだひな鳥だったイスカンダルと共に
母親の手でカメの中へと匿われました。
ところがその母親は兵士らにより
むごたらしい殺され方をされてしまいます。
こうして自身が経験した悲劇=二度と戦争を起こしたくない
そんな思いを原動力にマフムートは“将軍”となるのでした。
若くして将軍となったマフムートでしたが
その往く道は決して順風満帆なものではありません。
国よりも友人を救い出すことを優先した結果
将軍職から千人隊長へと甲殻させられてしまいます。
頭は切れますが融通は利かないマフムートでしたが
国を守り人を信じ動乱を平和へと導くため戦い続けるのでした。
余談ですがタイトルの「アルタイル」とは
私たちの頭上を照らす星座・わし座を形成する
一等星の名前でもあります。
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将国のアルタイルの感想!戦乱のただ中で立ち上がる少年
この『将国のアルタイル』とは自らの望む世界――
戦争を回避させ人々が幸福に暮らす国――
を目指す若き将軍の物語です。
理想を追う中で時には頑固にもなってしまいますが
彼のその優秀な頭脳と機転以上に
人を信じる心は最大の武器となりました。
しかし傭兵のエルバッハから
「戦場には向かない」と言われてしまうマフムート。
将国のアルタイル
それは味方の戦力を“兵士”ではなく“人”と考え
あまつさえ敵であろうと命を奪うことに
躊躇をする考えの持ち主だからでしょう。
そんな彼が陰謀と戦いながら知略を張り巡らせ
市民や味方を守りながら“戦争”を回避させようと挑むのです。
歴戦の戦士、老獪な策略家、そして国とを相手取りながら
繰り広げられるマフムートの一大戦記。
みなさんもマフムートの手腕や思いを
この作品から読み取ってみては如何でしょうか。
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