カトウコトノ先生の作品の将国のアルタイル。
かねてより対抗してきたトルキエ将国とバルトライン帝国。
ある夜、帝国の大臣が暗殺されたことで
2つの国は一触即発状態になります。
開戦を望む将軍たち。
恩人であるカリル将軍の命が危ないと知り
少年・マフムートは彼の元へ急ぎます。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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将国のアルタイルのあらすじは？
トルキエ暦75年、帝国暦451年。
史上最年少でトルキエ将国の将軍になったマフムートは
犬鷲使いの少年将軍としてその名を知られていました。
まだ将軍になってからは浅いマフムート
そんな彼はある日、緊急の将軍会議が招集されます。
内容はバルトライン帝国フランツ大臣の暗殺事件。
マフムートは初めての将軍会議でいきなり
きな臭い案件に当たってしまいます。
戦争か、誰かが帝国に生贄になるか・・・
その2つの意見で会議は真っ二つに割れます。
マフムートは他の打開策があるはずだと発言しますが
議論もできないお子様は消えろと
ザガノス将軍に意見を一蹴されてしまいます。
12年前の戦争で母親を亡くしているマフムート。
将国のアルタイル
自分の意見に聞く耳すら持ってもらえなかったことに憤りを感じますが
それはあくまでまだ力が足りない自分に対してのものでした。
そんな彼にマフムートの恩人ともいえるカリル将軍は
こんなところで悩むくらいなら
できることをちゃんと全部やれと諭します。
カリル将軍の助言を受け止めていた思考を
再び巡らせ始めるマフムート。
そうして考えた末、彼はこの一連の事件が
トルキエ側の犯行に見せかけた冤罪であることに気づきます。
そのことをすぐにカリル将軍に伝えに行くマフムートでしたが
なんと彼はこの一連の事件の責任を自分が負うと
バルトライン帝国へ向け発っていたのです。
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将国のアルタイルのネタバレとその後の展開は？
これは開戦の口実を作るための陰謀。
バルトライン帝国は初めから釈明を受け入れる気などない・・・。
それすらも承知でカリル将軍が帝国へ行ったと聞かされ
マフムートは慌ててその後を追い彼に同行することを選びます。
交渉の席にさえつけたらうまく戦争は避けられるはず・・・
しかしそれを良しとしない戦争を望む者たちが
カリル将軍を殺そうと彼の元には暗殺者が差し向けられます。
マフムートはカリル将軍の命を守るため
国境を超えるまで将国使節団の全指揮を
自分へ委ねてくれとカリル将軍に頼みます。
マフムートが仕掛けた罠に見事にはまってくれた暗殺者たち。
将国のアルタイル
首謀者の名前を聞き出したマフムートは
これでトルキエの無実が証明できると
相棒であるイスカンダルと共に
暗殺者たちを全員を返り討ちにします。
こうして帝国との戦争は回避され
カリル将軍も無事帰国することができたのです。
全てが丸く収まったかに見えたこの一件でしたが
実はこの後起きる大陸全土の国家を巻き込んだ
「ルメリアナ大戦」と呼ばれる
戦いの幕開けでもあったのです。
マフムートの周囲ではすでにその種火が燻り始めており
その年の春、マフムートの唯一ともいえる
友人であるザガノス配下のイブラヒム総督が
ヒサールで反乱を起こしたという知らせが入ってくるのでした。
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将国のアルタイルの感想は？
2017年の夏アニメとしてアニメ化もされる注目作品。
架空の国家で巻き起こる戦いや陰謀を通し
主人公の少年・マフムートの成長を
描いていく作品となっています。
とにかく用語と国名が多くキャラクターも非常に多いので
最初は読むのが大変です。
ただ読み進めていくと次第にこの世界観に
どっぷりとハマってしまいます。
用語などは難しいですが話自体が
全くわけがわからない世界観ということはないので
そこだけ乗り越えれば大丈夫かと思います。
基本的には少年・マフムートの成長物語という
スタンダードな少年漫画の題材なので・・・。
将国のアルタイル
少年漫画という括りですがイラストが非常に綺麗で
上品な雰囲気で女性でも読みやすいかと思います。
ともすればグロテスクに見えてしまう題材ですが
このイラストのおかげで
サラッと読める雰囲気となっています。
序盤ではなかなか話が掴み辛く
ここで断念してしまう人も多いようですが
後からじわじわと良さがわかってくるタイプの作品です。
是非アニメ化を期にまとめて読んでいただきたいですね。
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