杉崎ゆきる先生の作品の1001(ナイツ)。
失踪した父が残した探偵業を取り仕切る高校生の七糸と勇高は
似ていない双子でしたがその絆は本物でした。
しかし17歳の誕生日を目前にして
二人が知人に連れていかれたのはなぜかドバイ。
異国の地で明かされる世界の二人の秘密とは・・・?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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1001(ナイツ)のあらすじは?
7年前、急に失踪した父親。
行先もわからないため連絡も取れず息子の七糸は
届かない手紙を父親から貰った日記帳に書き連ねています。
生活費だけは毎月決まった日に振り込まれており
彼と双子の弟である勇高は
それがどこかで生きている証拠なのだと
父親が残した風雅探偵事務所を二人できりもりしています。
小柄で人当たりがいい七糸は探し物関係の依頼を
体育会系の弟・勇高は荒事を引き受けながら高校生ながらも
どうにか探偵としてやっていっている二人の兄弟。
背が低くて少年らしい雰囲気を色濃く残している七糸と
背が高く男らしい勇高。
似てない双子ではありましたが絆は本物でした。
1001
7年間、そうして二人で生きてきた七糸たちでしたが
二人の誕生日が目前に控えたある日、異変が起こります。
いつも別の場所からしかし決まった日に必ず振り込まれていた
父からの生活費が突如途絶えてしまうのです。
その矢先に二人の家へ現れたのは
昔からの顔なじみで父の仕事仲間であるアーサー。
突如現れたアーサーにより二人は父親の森羅が
行方不明になってしまったことそして「エージェント」という
馴染みのない言葉を告げられます。
二人の胸にある奇妙なあざ
そのことについても教えたいと言って
アーサーは彼らを突然ドバイへと連れて行くのでした。
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1001(ナイツ)のネタバレとその後の展開は?
慌ただしくドバイいきが決定してしまった二人。
アーサーから父親に貰ったものを必ず持ってくるようにと言われ
勇高はグローブ、七糸は日記帳を手にドバイへと向かいます。
海へいったり観光したりドバイを満喫する二人。
しかしモスクへいってはしゃぐ七糸とは対照的に
勇高はなにかを思い出しかけたような懐かしいような・・・
そんな気分になります。
そしてはじめてきた土地で
そんなことを感じる自分に戸惑いを覚えます。
そしてその夜、二人は本題のエージェントの
オフィスへと足を踏み入れることに。
星と星を行き来する扉(トランジットゲート)
「イフタム」のある亡霊の星・・・
そこが刻印を持つ者以外がしらないエージェントの本部でした。
父親もエージェント、しかも幹部であったことを
初めて知らされる二人。
しかし彼は本当に行方不明になっていました。
1001
その後アーサーから「イフタム」を見せられる二人。
砂と熱の世界で二人は聞いたこともないような
重い呪文のような言葉を聞きます。
そしてその日の夜、勇高は「アルニラム」の言葉と共に
七糸の首に手をかけようとし・・・。
結局未遂に終わりますが七糸は扉をみてから
勇高の様子がおかしくなっていたことに気が付いていました。
今まで何度かみたことがある勇高の姿
何かに飲み込まれてしまうような
どこかへ行ってしまうような感覚。
そして七糸は「イフタム」で黒いフードの何者かと
対峙する勇高を見つけます。
おまけに自分を庇い勇高は刺されてしまい・・・。
絶体絶命のなか二人を助けたのはルバイヤートという謎の男でした。
果たして彼や謎の男の正体は七糸と勇高はいったいなにものなのか・・・
彼らの刺激的なアラビアンナイトはまだはじまったばかりです。
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1001(ナイツ)の感想は?
絵が好みで読み始めたんですが「D・N・ANGEL」などの
作者である杉崎ゆきる先生の作品だったんですね。
確かに絵柄などになんとなく既視感がありました。
「D・N・ANGEL」や「ラグーンエンジン」が好きだったんですが
相変わらず素敵なイラストを描く先生でした。
恐らくこちらが最新の作品なんでしょうか
つい最近新しいコミックスが発売されたようです。
最初は少しわかりにくいですが本作は千夜一夜物語・・・
アラビアンナイトをモチーフにした作品となっています。
1001
月刊ASUKAらしいというか杉崎ゆきる先生の作品らしいというか
BLなようなBLじゃないような・・・
というなんとも独特な雰囲気がたまりません。
色々と序盤から気になる描写やフラグが多く
読んでいて非常にわくわくさせられますね。
ただ月刊誌に不定期連載という性質上
どうしても発刊ペースが遅いのが玉に傷でしょうか。
そしてこの先生の作品は風呂敷を広げるだけ広げて
完結しないことに定評があるので
果たして本作も完結するのかどうかというところです。
つい最近最新刊が発売され今のところは大丈夫なようですが・・・
今回は完結してくれることを祈るばかりです。
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