二ノ宮知子先生の作品の七つ屋志のぶの宝石匣。
宝石鑑定に天賦の才を持つ花の女子高生・倉田志のぶと
宝石外商かつ名家の跡取り・北上顕定。
一見関わりなさそうな2人はなんと婚約者同士!
様々な事情を抱えて質屋「倉田屋」へ訪れるお客さん。
それは故人との思い出の品であったり、はたまた盗難品であったり?!
宝石のようにキラキラした人間ドラマが
質屋「倉田屋」を中心に今始まります!!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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七つ屋志のぶの宝石匣のあらすじは?
江戸時代、質屋は「しち」=「なな」という呼び方から
「七つ屋」と呼ばれていました。
高校2年生の倉田志のぶの家は江戸時代から続く老舗質屋「倉田屋」。
そこで志のぶは高校生ながらも店に立ち
不思議な能力?を使って宝石の鑑定をしています。
その能力は非常にクオリティの高い合成ダイアを
ぱっと一目見ただけで「合成だ」と見抜くほど素晴らしいものです。
というのも、なんと彼女は宝石の“気”が見えるため
それを見て善し悪しが分かるとのこと。
七つ屋志のぶの宝石匣
彼氏のいない志のぶですがなんと亡き祖父が勝手に決めた婚約者がいます。
それが北上顕定。
彼は名家の跡取りですが訳ありで幼いころに
「倉田屋」に預けられ現在に至ります。
彼は容姿や能力が優秀でありそれらを活かしながら
フランス老舗ジュエリー店「デュガリー」の外商として勤めています。
そんな彼には何やら目的があり外商で培った
人脈を使って“何か”を探しているよう・・・?
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七つ屋志のぶの宝石匣のネタバレとその後の展開は?
幼少の頃、顕定は「倉田屋」に預けられますが
それは“質”として。
当時店主であった志のぶの祖父は一度断るものの
相手は歴史に名を残す名家・北上家。
さらによくよく女性をみるとなんと憧れの章子様!
ついつい祖父は承諾してしまいますがある条件を出します。
通常、預かり期間は3か月。
そこを章子様の希望で3年に引き伸ばし
期間を過ぎても迎えに来ない場合――・・・。
「うちの孫娘と婚約させていただきますよ?!」
結局、期限内に迎えが来ることはなく顕定は
婚約者となった志のぶとともに倉田家ですくすくと育ちます。
七つ屋志のぶの宝石匣
顕定は倉田家で質屋の仕事を勉強しながら鑑定眼を養い
フランス老舗ジュエリー「デュガリー」の外商へ。
そしてそこで≪とある物≫を探すため
人脈をフル活用してセレブ界へ繋がりを築いていきます。
その≪とある物≫とは赤い宝石であり北上家を繁栄させてきた
豊穣の石で彼はそれを一生懸命探しているのです。
一方、志のぶは高校2年生となり亡き祖父の跡を継ぐため
「倉田屋」で宝石鑑定を行っています。
宝石の“気”が見える彼女はいわくつきや良くないものには
黒いオーラが纏っているように見えるのです。
その不思議な能力を駆使し盗難品を見抜き
果ては「倉田屋」の倒産危機を救います。
少し(?)不思議チャンな彼女ですがその能力は確かなもので
宝石好きが高じて宝石に関する知識が豊富な花の女子高生!
ひとたび読めば個性豊かなキャラクターたちと
魅力あふれる宝石に引き込まれていくこと間違いなしでしょう!
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七つ屋志のぶの宝石匣の感想は?
この作品の著者は「のだめカンタービレ」で有名な二ノ宮知子先生。
著者は若い頃、実際に質屋へ行ったことがあるようで
その時の経験をもとにこの作品が生まれたそうです。
今作のヒロイン?主人公?も大変キャラが濃いです!
一見可愛らしい女子高生なのに宝石に“悪い気”が見えると
お祓い(?!)を始めたり・・・。
その整った顔立ちゆえに昔商店街のマドンナ・コンテストで
美女を押しのけ優勝を手にする伝説の男だったり・・・。
七つ屋志のぶの宝石匣
一癖二癖もある個性豊かで魅力的なキャラクター達ばかりです!
宝石を中心に物語が進みますが随所に宝石に関する豆知識が
丁寧に説明されているので顕定や志のぶの「高い!」「安い!」や
「買い取れない」の意味がとてもよく分かります。
北上家が離散した理由や顕定以外の家族が今どうしているのか
また婚約者ということに対して
顕定と志のぶはお互いにどう想っているのか・・・。
顕定が懸命に探している≪赤い石≫の行方・・・
などなど今後の展開がとっっっても気になる作品です!!!
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