安野モヨコ先生の作品の働きマン。
松方弘子、28歳、独身。
バリバリ仕事をこなす彼女はひとたびスイッチが入ると
寝食を忘れて仕事に没頭する毎日。
恋人との時間もままならず、ときに悩み、誰かとぶつかり・・・。
一生懸命仕事をする人に、男も女もない――
働くとは何か、仕事とは何かを問いかける物語。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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働きマンのあらすじは?
週刊「JIDAI」編集部で働く女性編集者・松方弘子は編集長や上司
同僚たちと右往左往しながら今日も雑誌を作るために奮闘していました。
自分の仕事をこなしながら新人・田中のミスもフォローし校了前でドタバタ。
やっと終わったときにはぐったりで
つかの間一服をしていると田中が声をかけてきます。
何度も記事の直しをさせられた挙句、結局上司である松方に
助けられたにもかかわらず当の本人は不本意だといった態度。
上に言われても手を出さないでくださいとか言ってくる田中に
松方はどっと疲れが押し寄せてきます。
それどころか上司からの飲みの誘いも断る始末で松方の怒りは更に上昇。
校了前の仕事の他にも一歩二歩先を行く仕事ぶりの松方は
周囲から「働きマン」と呼ばれていました。
その日も職場の同僚たちと出掛けた飲み会もそこそこに切り上げ
今度は彼氏との待ち合わせに向かう松方。
仕事と恋の両立は今の松方には厳しく電車の中では爆睡してしまいます。
働きマン
すると彼からメールが届き今日は会えなくなったとのこと。
内心ほっとした松方は寝るだけのような
生活をしている自分の部屋へ帰宅するのでした。
そんな生活がたたって体のあちこちが痛くなったり
恋人と会うのもままならず・・・友人の雅美からは仕事も恋も
ほどほどにしないとどっちもダメになると注意されてしまいます。
それでも特に仕事に関しては力を抜けない松方は
今話題の外務大臣のインタビュー記事に取り掛かることに。
しかしアポを取りインタビューするも
なかなか大臣の本音に迫ることが出来ず悩む松方。
そんな彼女に最近会っていない彼氏から連絡があり
今下まで来ているから会えないかという連絡でした。
その時、職場の電話にもある連絡が入ります。
それはさきほどインタビューした
大臣の秘書らしき女性からのタレコミでした。
大臣のことを話すから今すぐ指定の場所まで来てほしい――というもの。
松方は迷わず仕事の方をとりその場所まで向かうのです。
彼女がとって来たネタは大臣の機密費流用というとんでもないもの。
上司は、すぐさま松方に巻頭差し替えの指示を出します。
そして――「働きマン」のスイッチが入った松方は
寝る暇も惜しんで仕事に没頭するのでした。
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働きマンのネタバレとその後の展開は?
雑誌の編集部でバリバリと仕事をこなす松方弘子。
自分の記事が認められたり世の中に出たり・・・
最高に気持ちのいい瞬間があるからこの仕事はやめられない。
彼女は「働きマン」モードになると寝食、恋愛
衛生の観念はすべてなくなりただがむしゃらに仕事に没頭します。
外務大臣の不正の記事を書いた松方でしたが
その記事が更なる波紋を呼ぶことになってしまいます。
大臣側が情報をリークした秘書を道連れにしようとしたことで
松方は対応に追われることに。
秘書の女性を守るために彼女が書いた記事とは・・・?
編集部の頼れる同僚たちと誠実な記事を書くことを目指して奮闘する松方。
いつもおいしいところは持っていくデスク・成田君男や
編集長である梅宮龍彦をはじめ張り込みカメラマン・菅原文哉
スポーツの担当編集者・野川由美など
それぞれの働き方にスポットを当てたストーリーも展開されていきます。
一人一人仕事への姿勢は違えど
それぞれが全力で働いているところが垣間見えます。
また、松方が毎回すれ違っている恋人・山城新二との関係にも注目。
働きマン
会いたいときに会えない・・・そんな関係がずっと続いていきます。
大臣の不正の件で少々危ない目に遭ってしまった松方が
恋人に連絡するとちょうど出張の前日でバタバタしていたり
たまに会ってもベロベロに酔っぱらっていたり・・・。
なかなかうまくいかない二人。
仕事を取るか恋人を取るか――
そんな選択を毎回のようにすることになるのです。
様々な問題に取り組み仕事をバリバリこなす松方でしたが
そんな中、友人の結婚式に出席するためにハワイへ行くことになった彼女。
仕事組の松方と友人の雅美の前に主婦組の友人たちが立ちはだかります。
悪気はないのですが仕事組に「ちゃんとした休みがとれて羨ましい」と
嫌味にもとれる言葉を放つ主婦組。
それを聞いてカチンとくる松方・・・
主婦組の面々とあわやバトルか!?という場面も。
キャリアウーマンと主婦、一体大変なのはどっち!?
そして事件班に異動になった松方を待ち受けるとんでもない出来事とは?
そして恋人・山城と破局危機も・・・
頑張っているのになかなか報われない仕事と恋の行方は?
松方弘子のがむしゃらな姿に共感すること間違いなし
気になった方はぜひとも読んでみて下さい!
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働きマンの感想は?
本当にこんな事が現実に起こっているのではと思わせるほど
リアルなお仕事マンガ、テレビドラマや
アニメにもなっており人気の高い作品です。
特に松方弘子という人物に妙にリアリティがあって
怒りのスイッチの入り方とか仕事が終わった後のダレた感じとか
ため息の仕方とか一服するときの表情とか・・・。
全てがリアルで彼女の悩みや葛藤がこちらにも伝わってくるほどです。
仕事をしている人ならこんなシチュエーションあるある
と思うような場面がいくつも登場して
自分と照らし合わせて楽しめると思います。
物語の舞台はあまり馴染みのない雑誌編集部というところですが
馴染みがないからこそ興味を持って読めました。
何よりもそんなごちゃごちゃした男社会で頑張る女性の姿はカッコいい。
働きマン
時に心が折れてしまうこともあるだろうけどそれでもまた立ち上がって
進んでいくところがすごいな・・・と思いました。
仕事とは、働くとは、という少々重くも受け取れるテーマに切り込みながらも
決して暗くならず話自体はコミカルに描かれているので読みやすい。
また主人公である松方弘子が中心でありながらも
各話でスポットが当たる人物や出来事が違うのも見どころの一つです。
各話を象徴し「働きマン」にかけている「〇〇マン」という
サブタイトルにも注目してご覧ください。
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