梅村真也先生・原作、橋本エイジ先生・作画の作品
ちるらん 新撰組鎮魂歌。
幕末の世に咲く最期の徒華・・・新選組。
若き日の土方歳三を中心に彼らが新選組となる前身から
激動の時代を鮮やかに描いた物語。
生き残りである語り部が数十年の時を経て
若き女性記者へと明かす人斬り集団新選組の真実とは・・・。
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ちるらん 新撰組鎮魂歌のあらすじは?
時は明治45年、北海道の小樽。
若き女性記者の市川真琴はとある目的で
東京からはるばるとこの地へやってきました。
彼女の目的は新選組の生き残りである晩年の永倉新八・・・
杉村義衛に新選組のすべてを聞くこと。
鬼の副長と呼ばれた土方歳三の真実を知りたいという強い意思と
瞳を持った彼女に何かを察した永倉は墓場まで持っていくつもりだった
新選組の・・・土方歳三の真の物語を語り始めます。
時代は遡り1859年の江戸。
農家の四男として生まれた土方歳三は当時24歳。
彼は家業のである石田散薬の行商をする傍ら
けが人を探すよりけが人を作った方が
手っ取り早いというとんでもない理由で
自身の修行も兼ね道場破りを繰り返していました。
ちるらん 新撰組鎮魂歌
一人武者修行に励んでいるため剣の師匠はおらず全て我流。
それでも道場破りを繰り返すうち
その強さはかなりのものとなっていました。
そんなある日彼が訪れたのは試衛館と呼ばれるおんぼろ道場。
そこの道場主である近藤勇と対峙した土方は
彼に今まで味わったことのないとてつもない気迫を感じます。
戦いの最中、死を意識した土壇場で成長し
彼の顔面に大きな傷を残すも
結局近藤に敗れた土方は試衛館の門人となります。
こうして最強を求める土方歳三の闘いは幕を開けることとなるのです。
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ちるらん 新撰組鎮魂歌のネタバレとその後の展開は?
門下生になってから半年。
すっかり道場にもなじんだ土方は同じ門下生たちと騒ぎ
同じ釜の飯を喰らいながら着実に力をつけ日々を過ごしています。
江戸の有名道場の凄腕ばかりを狙った辻斬り事件
そのうわさを聞きつけ土方が出向いた先にいたのは
人斬り以蔵こと岡田以蔵でした。
しかし当時の彼はまだそう呼ばれておらず土方と同じように
その姿をみた永倉もその名は似合わなかったと語ります。
永倉の言葉通り当時の岡田は確かな強さを持っているものの
酷く純粋であり本人も人殺しが嫌いと語っています。
剣を交え心通じ合わせた岡田と土方は再戦を近い拳をあわせます。
その後も変わらず試衛館で門下生たちと剣の腕を磨き合う日々が続きますが
ある日その一人である斉藤一が重罪人としてつれていかれてしまいます。
罪状は御旗本の田島大和守の長男である龍之助を斬り殺したこと
確かに自分が斬ったという斉藤に一同は騒然となります。
ちるらん 新撰組鎮魂歌
この時期は近藤が構武所の剣術教授方の座を求め
有力者への運動に駆け回っていた時期。
そんな時に問題を起こした斉藤に山南や永倉は怒り狂いますが
土方は同じクソマズい飯を食った仲間を家族を
見殺しにはできないと道場を辞め斉藤の救出へと向かいます。
龍之助殺しの真実は病で伏していた彼が畳の上でなく
武士として死にたいと最期に斉藤と真剣で立ち合いたいと
願ったが故に起こった出来事だったのですが
斉藤はそれを誰に告げることもありませんでした。
そのまま死のうとする斉藤でしたが土方の言葉に
士気を取り戻し再び権を握り生きることを選びます。
結果的に近藤をはじめとした門下生全員がきてしまったことで
構武所の件は白紙になり斉藤は試衛館を抜け
江戸から離れることとなりますが
その顔には確かに笑顔が浮かんでいたのでした。
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ちるらん 新撰組鎮魂歌の感想は?
新選組を題材にした漫画であり生き残りである晩年の永倉新八が
過去を回想するような形で物語は紡がれていきます。
新選組を題材にした漫画は他にもあれどここまで遡って
描かれている漫画は珍しいのではないでしょうか。
土方歳三を主人公に据えているため
彼が試衛館の門人となるところから物語ははじまります。
綺麗ですがかなり力強い絵柄で描かれており同じ新選組を
題材にした漫画である「ピースメーカー」が女性向けならば
こちらは男性向けかなといったところ。
新選組を「不良少年グループ」に見立てヤンキー漫画テイストで
描いてあるというところからもそういう感じがします。
ですが絵自体はやや癖があるもののとても高い画力で
綺麗なため女性でも十分に楽しめるかと思います。
個人的にはあまり語られるようなことがない出来事や
人物についても新しい切り口でたくさん描かれていたので
この辺りの時代が好きな自分としてはとても満足です。
ちるらん 新撰組鎮魂歌
特に岡田以蔵は非常に印象的でしたね。
こういった類の作品ではただの人斬りの
極悪人として描かれがちな岡田以蔵。
最近では大河ドラマの「龍馬伝」もそうでしたが
彼をきちんと一人の人間として
扱ってくれる作品が出てきて嬉しい限りです。
新選組の歴史をかなり掘り下げて古い時代から書いている作品のため
まだまだ先が長くなりそうですが
年に数冊のペースでコンスタントにコミックスも発売しています。
今後彼らがどのような運命をたどるのか・・・
結末はわかっていますがそこに至るまでの生き様を
しっかりとみつめていきたいと思います。
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