ジパング（漫画）のネタバレと感想！無料試し読みやあらすじも

かわぐちかいじ先生の作品のジパング。

 

西暦200X年6月、南米エクアドルにて争乱が勃発し
日本政府は日米新ガイドラインにより邦人保護のため
実弾武装を施した自衛隊の海外派遣の決定した。

 

海上自衛隊の最新鋭イージス艦「みらい」は
国の威信をかけて南米エクアドルへと出向するも
突如として起こったミッドウェー沖合の
謎の暴風雨によって現代から座標を消失してしまう。

 

異常気象の中、辿り着いた先は日米開戦真っ只中の
第二次世界大戦の動乱の時代だった。

 

今、日本の幾末を変える戦いが始まる・・・。

 

 

ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。

 

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ジパングのあらすじは？

 

舞台となるのは200X年――・・・。

 

南米のエクアドルにて争乱が勃発し
日本政府は邦人保護のため
海上自衛隊の海外派遣を決定しました。

 

港から出向する最新鋭のレーダーと
衛星システムに戦闘用の実弾を満載した
南米の戦場へと向かうイージス艦「みらい」は
大海原を進んでいきます。

 

初めての実戦になるかもとみらいの乗員たちは緊張を隠せず
抜き打ち訓練も普段よりも厳しく行われていました。

 

ピリピリとした空気が漂う中
みらいの副長である角松洋介二等海佐は
緊張感のある中でマイペースにしながらも
海上自衛隊としての責務を
誰よりも強く抱いていたのです。

 

人命尊重と人命を奪う戦争の恐怖に挟まれる
自衛隊の責務の間に挟まれていた「みらい」の乗員たち。

 

ジパング

 

でも彼らが紛争の地である
エクアドルへと着く事はありませんでした・・・。

 

みらいは突如として原因不明の
異常気象に遭遇してしまいます。

 

最新鋭のレーダーから僚艦を喪失
衛星通信システムが失われたかのような不通。

 

そして突如として海を覆う降雪と異常な気象の前に
「みらい」のクルーは困惑を隠せまん。

 

そして「みらい」が流れ着き辿り着いた先は・・・
なんと大日本帝国海軍連合艦隊の戦艦大和が悠然と航行する
後の歴史的海戦となるあのミッドウェー海戦直前の
1942年6月4日の太平洋上だったのです。

 

タイムスリップをしてしまった最新鋭イージス艦・・・
はたして彼らが行く先に何が待ち受けているのでしょうか？

 

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ジパングのネタバレとその後の展開は？

 

海上自衛隊の最新鋭イージス艦「みらい」が
第二次世界大戦の日米の激戦であるミッドウェー海戦直前の
1942年6月4日の太平洋上にタイムスリップしたことが判明。

 

突然のタイムスリップに困惑する乗員たち。

 

でも時代の流れは止まることはなく
ミッドウェー海戦は始まってしまいます。

 

しかし「みらい」の登場によってミッドウェー海戦の歴史は
大きく変化を向かえてしまうことになります。

 

謎の不明艦としてみらいを補足した
日本海軍連合艦隊司令長官である山本五十六大将によって
一日早くトラック諸島への撤退命令が始まってしまったのです。

 

ジパング

 

徐々に自分達が知る正史の歴史が歪められていく中で
みらいの副官である角松洋介は日本帝国海軍通信参謀である
草加拓海少佐を助けてしまいます。

 

本来の正史では彼はミッドウェー海戦で
命を落としている筈でしたが
角松が彼を救ってしまったことで
歴史の歪みはさらに深くなってしまいます。

 

日本の敗戦の歴史と戦後の日本の歴史を知った草加拓海少佐は
日本の歴史を変える為に動き始めていきます。

 

それは「みらい」の乗員たちにも感化されていき
角松洋介の親友である菊池雅行三等海佐も
日本の歴史の改変へと動き始めていきます。

 

歴史の歪みと第二次世界大戦の激動に
巻き込まれて行くこととなるイージス艦「みらい」は
乗員に犠牲を出しながらも取るべき道を模索し
戦火の時代を駆け抜けていく事となります。

 

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ジパングの感想は？

 

男達の濃くも熱く己の信念のために妥協を挟むことなく
困難に抗い、目的を成す、そんな時代をも動かす
男たちのドラマを手掛けることに定評な
かわぐちかいじ先生の手掛けた仮想戦記の大作でもある本作。

 

第二次世界大戦にもしハイテク装備のイージス艦が
タイムスリップしてしまったらと
軍隊と未来の知識を持つ集団が過去の世界で戦う作品と
一見すればありふれた題材であるかもしれませんが
本作は少し思考を変えた内容となっています。

 

ジパング

 

未来の日本から訪れた海上自衛隊員たちが
第二次世界大戦に巻き込まれ時代を変えることに躊躇していくも
自分たちの存在ゆえに歪んでしまった歴史を修復し
日本の結末を変えようと奮闘する人間ドラマに
主軸を置いていることにこの作品の面白さがあります。

 

かわぐちかいじ先生の持つ独特な表現である政治的な駆け引きと
一筋縄では行かない交渉相手との心理戦など
息を呑むような緊張感のある場面などが
戦争の時代を生き未来を掴もうとする
そのドラマに目の離せない内容になっています。

 

息をつかせぬ次の展開が気になるドラマ性のある
仮想戦記を読んでみたい人におすすめできる作品です。

 

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