中村美幸先生・原案、さがわ蓮先生・漫画の作品
500日を生きた天使。
夢だったお母さんになれ幸せに暮らしていたみゆき。
ある出来事から病院に行ってみると医師が慎重に
息子の渓太郎のお腹を触り始め
小さな身体にしこりが見つかってしまい――?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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500日を生きた天使のあらすじは?
1998年元旦に4ヶ月になる長男の渓太郎を連れ
中村みゆきの実家に挨拶に行った家族。
みゆきの母が渓太郎を抱こうとするも
ママがいいのかみゆきの髪を握りしめる渓太郎。
お正月のごちそうがたくさん作られていましたが
まだ渓太郎は4ヶ月なので食べられません。
男の子だし来年にはもりもり食べると
そんな感じで盛り上がるお正月。
大海まで流れていく渓流のようにでっかい男になれ
キラキラ輝く渓流のようにきれいな心の子になれ
そんな両親からの思いが込められた渓太郎という名前。
何もかもが幸せで新しく授かった命は
当たり前に時を刻んでいくものだと
そう信じていたみゆき――。
長野県に住んでいるおさむとみゆきに渓太郎。
おさむが出かけた後は家事をしたりしているみゆきですが
洗濯物を干そうと渓太郎をベットに寝かそうとするのですが
抱っこがいいのかみゆきの髪を握りしめ離しません。
片手で抱っこをして洗濯物を干すのは渓太郎も7kgあり
大変な感じですがそれでも歌を歌いながら頑張ります。
なんとか洗濯物を干し終えると渓太郎のオムツが
ずっしりしていてオムツ替えをしようとするみゆき。
ですがオムツの色が少しオレンジというか
薄いピンクという感じでいつもと違うのです。
500日を生きた天使
においも嗅いでみるみゆきですがいつもと変わらない感じで
そのときは気に留めなかったのでした。
泣かれても何をされても楽しく子育てをするみゆき。
みゆきの夢はお母さんになることだったので
この子育てお日々は幸せで楽しくて仕方がなかったのです。
2日後、夫のおさむが雪の中遠くの現場に出かけ
帰りが少し遅くなるかもしれない日。
今日もみゆきは渓太郎といないいないばぁなどをして
楽しく遊んでいました。
渓太郎もとてもよく笑って楽しそうにしていたのですが
お出かけをするからとオムツ替えをしようとしてみると・・・。
先日はオレンジ色だった感じでしたが
今度は血の塊のようなものがあるのです。
病気かもと本で調べてみるのですが何が何だかわからず
今までこんなの出たことなかった普通じゃないんじゃと
お出かけを中止して病院に行くことに・・・。
診察をしてもらうと先生は尿路感染で
赤ちゃんのうちは男の子がなりやすいからと
お薬で治ると言われ安心するみゆき。
たいしたことがなくて良かったと診察室を出ようとすると
先生がお腹の触診をしようと言い出したのです。
渓太郎をベットに寝かせお腹を触る先生。
すると先生の様子が変わり念入りにお腹を触りだしました。
何かあるのかと心配になるみゆきに先生はカルテを書きはじめ
みゆきに渓太郎についての事実を告げるのです。
渓太郎のお腹には腫瘍があると――-。
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500日を生きた天使のネタバレとその後の展開は?
先生により告げられた渓太郎の病気。
しかもここではしっかりした検査ができないからと
これから長野日赤へ行ってと言われるのです。
後日ではなくこれからこのまま・・・。
大変なことが起きてるから今すぐなんて言われるんだと
車で30分の病院ですが一人でいくことをためらったみゆきは
兄に連絡をしすぐに病院に行きました。
早くに検査をしてもらわないと・・・。
病気なんてヤダ・・・
この子に何かあったらなんて考えられない・・・。
車の中では兄に渓太郎の病気のことを伝え
治る病気だと思うしかないと思いながら病院へ向かいます。
超音波検査をしてみるとなんと腎臓のほぼ全部が
腫瘍になっており直径8cmほどの大きさ。
渓太郎の腫瘍はがんで悪性だったのです。
画像によると腎芽細胞腫というもので
小児がんの一種だといいます。
500日を生きた天使
聞きたくないけど聞かなくてはと病気が治るのか
生きられるのかと質問しますがほとんどの場合助かると・・・。
助かると言われたことでホッとしたみゆき。
おさむもみゆきの兄に連絡をもらい病院に駆けつけ
渓太郎のがんについて説明を聞きます。
この病院でも手術をすることはできなく
また別のこども病院へ転院することになる渓太郎。
4日間何もできないもののそのまま入院し
転院の日を迎えました。
ここで手術をすればきっと・・・と不安になるみゆきに
渓太郎はいつものようにみゆきの髪を握りしめ
僕はママと一緒だから平気だというかのよう・・・。
渓太郎のその様子にみゆきも励まされ
ずっと一緒だと頑張ることにしたみゆきでしたが・・・。
それは試練の始まりだったのです――。
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500日を生きた天使の感想は?
本作のタイトルからそのまま想像すると
渓太郎くんは助からなかったのかと
そう思ってしまうのは私だけでしょうか・・・。
子を持つ母としては切なくなるお話でした。
うちの子もがんではありませんが陰嚢水腫という病気を
ちょうど渓太郎くんと同じくらいのときに
診断されたのを覚えています。
足の軟骨が片方だけちょっと小さいと言われたり
陰嚢水腫と診断されたりでそのたびに先生が
体をずっと触ったりしていて何かあるの?と
不安になったものです。
足の軟骨の方はおじいさんになる頃にはわからないけど
このままにしておいても問題はなさそうだと
経過観察をしたのち言われました。
陰嚢水腫の方は1泊の入院で手術をして退院し
もう心配がない感じでもありますが
渓太郎くんの場合は小児がん。
500日を生きた天使
転移している感じはないようでしたが
それでもがんの大きさは8cm。
しかも試練の始まりなんて言われちゃうと
これから何があるのかとすごく気になります。
あの可愛らしい笑顔が消えてしまうのかと思うと
すごく切なくなってしまいます・・・。
渓太郎くんがどうなってしまうのか
ぜひ読んでみて欲しいです。
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