山崎さやか先生の作品のはるか17。
ひょんなことから就職先が芸能界!?
17歳アイドル「はるか」としてデビューしてしまった
22歳の宮前遥(みやまえ はるか)の受難な日々!!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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はるか17のあらすじは?
彼女は焦っていました。
4回生になる宮前遥は7月になろうとしていた頃にも関わらず
就職活動に活路を見いだせていなかったのです。
受ける会社はことごとくに不採用で
あれだけ単位を取っていても全然採用されない。
友達はすでに内定を貰っているのにと
自分だけが取り残されている現状に彼女は焦っていました。
今日も内定を貰えるあてもなくに面接を受けにいきますが
従来の負けん気の強さのせいで面接官にはまるで相手にされず
手ごたえは無しと散々な目にあってしまいます。
意気消沈したまま自宅へと帰宅しますが休む間もなく実家からは
頭の痛くなるような母親からの小言の電話が掛かってきます!
教師の娘だからと未だに内定がもらえていないと重く伸し掛かってくる現実に
フリーターと就職浪人と嫌な言葉が頭に浮かんできます。
そして最悪のワードである「永久就職」こと「お見合い結婚」までが迫って来ていると
進退窮まる遥はもうえり好みしている場合じゃないと一応の就職先を見つけて
あとでちゃんとした企業に就職すればと就職情報誌に手を伸ばす事になってしまいます。
はるか17
そして偶然に載っていた営業と企画と宣伝を生業にしている「童夢企画」に
正社員として面接を受けに行く事になりますが受けた筈の面接が・・・
正社員ではなくなんとタレントとして採用されてしまう事に!
幾らなんでもタレントはと人前に立つ事なんて出来ないと遥は止めようとしますが
「童夢企画」の社長こと福原剛史は遥の持つアイドルとしての
魅力と可能性に必死にすがるように彼女を引き留めます!
会社に必要な人材だと今まで面接でいらない人材と
扱われていた遥には実に心に響く呼び止めです。
そして否応なしにしかたなく
タレント兼社員として採用される事になります!
一筋縄ではいかない油断の出来ない芸能界にアイドルとして
女優として活躍していくことになるはるか・17歳!
彼女の波乱な芸能生活はこうしてスタートしてしまったのです!
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はるか17のネタバレとその後の展開は?
就職難のためにその場しのぎで就職してしまった企画会社こと
「童夢企画」にグラビアタレントとして採用されてしまった遥。
今までの人生で目立つ事がまるでなく芸能事なんて知らず
流行りにも理解できないと女子として喪女に入ってしまうような彼女が
タレントとしてやっていけるわけも無いと思っていた矢先・・・。
彼女に舞い込んだ初のタレントとしての仕事は水着で撮影と
いきなりハードルの高い仕事をあてがわれてしまう事に!
しかも職場も職場で今まで真面目に一辺倒に生きていた遥には
信じられない程に時間にいい加減で服装はズボラな環境と辟易する間もなく
個性的な同僚に振り回されていく事になってしまいます。
そんな個性的な同僚の中で一番の個性キャラな
オカマゲイのヘアメイクアーティストである尾倉に
化粧がなっていないと叱責されてしまう遥。
はるか17
もとは土台が良い遥をメイクする腕は超一流で喪女な遥が
タレントの美少女の「はるか」として変身させるなど
魅せる時は魅せてくれるプロの技量は一流。
頼りになる同僚ではありますが「はるか」として
初めて行ってみた現場ではきわどい水着で撮影と
またもや彼女を辟易させてしまう事態になってしまう事に!
でも真剣に仕事に取り組むプロ達の意識や真剣に撮影に臨むスタッフ達に感化され
見事に人生初のグラビア撮影を成功させるもやはり芸能界は向いていないと
いつかは辞めてやると気持ちの整理がつかないまま実家から家族が訪れてしまいます。
職場の同僚と偶然に出会ってしまい何とか誤魔化しますが
怪しがる両親に問い詰められてしまう遥ですが
普段着がアロハシャツな桃原宏樹社長が
真面目なスーツ姿で助け船を出してくれることに!
無事に両親も説得し1年を約束に芸能界に挑む事になる彼女ですが
グラビアアイドルからエキストラと舞台女優と場数を踏んでいく事になり
決して安易な道のりではなく「はるか」を快く思わない輩や
また芸能界の厳しさを実感していく事になるなど目が離せません。
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はるか17の感想は?
アイドルになるまでの主人公の物語など少女漫画や
少年漫画で幾度なく見てきましたが青年漫画で描かれる
アイドル作品としては異色とも言える内容の本作。
リアルな現実感のあるアイドルの事情を描いた作品とも言えます。
大抵アイドルの成長物語は夢や希望や挫折に成長と
色々な要素がおり込まれ華やかなイメージなどが目立ちますが
この作品で取り上げているのは現実感。
そう、一見華やかそうに見える芸能界ことアイドルなどの
日常をこれほどかと言うぐらいにリアルかつ現実感のあるテイストで描かれており
山崎さやか先生の独特のリアルな描写はアイドルが「可愛く健やかに」ではなく
「辛辣に激しく」な現実感のある芸能生活が如実に描かれており
もしかして本当にこんな事がと思うぐらいに芸能の世界を追求して描いています。
一見、仲の良さそうなアイドル同士も裏では互いの人気取りに必死になり
またかつての恩人であろうともこの世界でのしあがるにはと遠慮のない欲望と
まさにリアルな芸能界が描かれています。
はるか17
またタレントとしてアイドルとして生活する必死さなども
現実感のある生活と混同された表現で描かれています。
主人公の遥の日常と芸能人「はるか」としての二足のわらじで
芸能人と一般人との間で揺れ動く芸能界に染まらずに
自分の地を前向きに出し容易になりにくい芸能界に挑む
彼女の直向きさとこれほどまでにリアルな働く芸能人を描いています。
アイドルは簡単じゃないよと読む読者に
芸能界の厳しさと生々しさを伝えてくれる作品でもあります。
泥臭くも頑張る美少女「はるか」と
そんな彼女を演じる一般人の「遥」の成長の物語。
直向きさを学べるいい作品です。
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