まるいぴよこ先生の作品の老いた卵子~妊娠適齢期~。
エステに通っていて女子力も磨きアンチエイジングにも
気を使っているから老化なんてあり得ないと言っていた麻美。
結婚も妊娠もその気になればいつだってできると
自由気ままに生きてきていざ結婚をするとなかなか妊娠せず
姑に病院に行くように言われ行ってみると・・・。
なんと35歳の麻美の卵子は老化して40歳相当!
不妊治療が必要だとなった麻美が取った行動とは――?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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老いた卵子 妊娠適齢期のあらすじは?
独身で実家で暮らしている小山麻美。
この日も飲んで遅くなり母親には遊んでばかりで
お給料も家に入れず使っちゃうと呆れられていました。
それでも麻美は自分の働いたお金だし
好きに使ってもいいでしょと笑うのです。
そんな麻美に母親は友達から届いたハガキを渡します。
そこには2人目の子どもが生まれたと写真付きで
そのハガキを見て母親はそろそろ結婚のことを考えたらと・・・。
しかし麻美は今時30代で独身は普通だし焦って結婚して
子育てや生活に追われたくないと若いうちは
お金も時間も自分のために使いたいと言うのです。
それでも母親は子どもが欲しいなら早い方がいいと
30代はもう若くないと・・・。
麻美の姉の知美は3年前に結婚し現在38歳。
実家で同居をしておりその姉にも年齢とともに卵子は老化し
個人差はあるものの数が減り質が悪くなって妊娠しにくくなる
自分も苦労していると麻美に言うのでした。
しかし麻美は老化しちゃってるのかと笑い出し
更には不妊治療してるのかとか昔から地味で
オバさん臭かったとか女子力なさすぎと・・・。
そして麻美は自分はエステに通っていて女子力も磨き
アンチエイジングにも気を使っているから
老化なんてあり得ないし自分は大丈夫だと姉と比べました。
結婚のことも経済力のあるいい男と結婚して
子どもだってすぐに産んでみせると婚活を始めると・・・。
しかしその婚活もなかなか気に入る相手が見つからず
1年も過ぎてしまい麻美は34歳になりました。
それでも婚活をしていたのですが相手の男性には
子どものことを考えると20代の人がと言われてしまったり。
なんで断られてばっかりなのかとそろそろ決めたいと
少し焦り始めた麻美は妥協することにしたのです。
そして出会ったのが豊山俊一という男性。
小さな田舎町の役場に勤める公務員で
実家はそこそこの資産家のひとり息子。
実家の隣に新居も用意してあり姑には34歳で子どもは大丈夫かと
心配されたりもしましたが俊一と結婚。
姑はちょっと面倒かと思ったりもしましたが同居じゃないし
なんとかなるでしょと地味な男だけど扱いやすそうだし
新築の家付きで安定職でいずれは実家の資産も継ぐだろうしと
そんな理由から麻美は結婚を決めたのでした。
結婚式では姉がおめでとうといい人に出会えて
良かったねと言いますが麻美は姉はまだ子どもができず
不妊治療を続けているし姉より幸せに子供も先に産んで
見せつけてあげると思うのです。
そして始まった新婚生活。
専業主婦で不自由ない生活でしたが姑がしょっちゅう家にきて
子どもを急かすのがうっとうしい・・・。
一度病院で診てもらったらと35を過ぎると
子どもができにくくなるととにかく病院にいきなさいと
不妊治療をしている病院に行かされるのです。
異常がなければ母さんも安心すると俊一にも言われ
2人で一緒に行くことにするのでした。
自分が不妊なわけない・・・
生理不順もないし異常なんてあるわけない・・・。
しかし病院の検査の結果は麻美の卵子は40代の状態。
老いた卵子~妊娠適齢期~
自分はまだ35歳だから老化なんてと人より若く見られると
先生に訴えかけますが見かけの若さは別だと
見かけが若くても年齢とともに卵子は老化し
数が減り質も劣化し妊娠しづらくなると・・・。
更には妊娠出産の適齢期は20代から30代前半で
30代後半からは妊娠しにくくなり流産などの問題が
怒りやすくなるとも言われてしまいます。
そして俊一の精子も少し動きが悪く自然妊娠は難しいと
出産を希望するのなら不妊治療が必要だと言われるのでした。
俊一にも原因があるけど自分が不妊・・・
卵子が老化しているなんて嘘だと何かの間違いだと思う麻美。
そして他の病院でも診てもらうことにしますが
結果は変わらず同じでした。
姑にその事実を打ち明けると姑はもっと若い子と
結婚させるべきだったと言い出します。
それでも俊一は自分にも原因があり治療すれば可能性があると
麻美をかばいますが姑はできるだけのことはやって
それで子どもができなければ離婚してもらうと・・・。
俊一は一緒に頑張ろうと言いますが麻美は離婚なんて冗談じゃない
私が妊娠できないわけない絶対妊娠してみると思うのです。
それからの麻美はサプリに漢方薬、ヨガやマッサージ
更には食事にも気を付け妊娠にいいということは
いろいろ試しました。
医師の指導でタイミング療法を試し人工授精も試しました。
しかし結果はダメ・・・。
今度は体外受精のために評判のいい不妊治療専門の病院に
転院して排卵誘発剤の注射をしたりしましたが
痛いし気分悪くなるしでもう嫌になっていました。
遠くまで通院し高いお金を払ってつらい思いをして・・・
そこまでしてなんで人しないのかと思うように。
そんなとき病院の前で姉に会いました。
姉もその病院で治療をしていたのです。
そして初めてちゃんと姉と妊娠について話をする麻美。
ですが麻美は妊娠しないのは俊一が原因だと言い
若い頃に夜中まで遊んだり不摂生な生活をしていた自分は
関係ないと言うのです。
そんな麻美に姉は35を過ぎたら妊娠しにくくなるのは自然なことで
夫とも相談し自分は不妊治療をやめることにしたと・・・。
姉は現在41歳でもう妊娠は無理だろうと言われ
40を過ぎたら体外受精の成功率もごくわずかで
努力しても無理なことは無理だからと・・・。
妊娠適齢期ってあるのだと言うのです。
自分たちは産める時に産まないで自然に逆らって
無理なことをしているという姉の言葉に
一緒にしないでと怒るのですが姉はストレスも
不妊の原因になるから思い詰めてはダメと優しく・・・。
体外受精をしてみた麻美。
しかしそれでも妊娠することができず姑からは
他界治療費を払ってるのにあなたの体はどうなっているのかと
若い子なら俊一にだって子どもができるはずと
身を引いたらどうかと・・・。
なんで自分だけ責められるのかと辛い思いをして
頑張っているのにと泣く麻美・・・。
そんなとき母親から姉が妊娠したことを告げられるのです。
治療自体がストレスになっていてやめたらできたと言い
麻美もあまり思い詰めずと・・・。
なんで姉が妊娠し自分じゃないのかと泣いているところへ
俊一が帰ってきていろいろと話をしました。
すると俊一は自分たちも少し休んでみないかと
治療は体にも精神的にも負担が大きいし
治療をやめたらもしかすると・・・。
そして麻美にばかりつらい思いをさせて
自分じゃなければ子どもができてたかもしれないと
優しいことを言ってくれるのですが・・・。
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老いた卵子 妊娠適齢期のネタバレやその後の展開は?
麻美は俊一が悪い俊一とじゃなければ
自分は妊娠できるはずだと思った麻美は――?
麻美は俊一のその言葉に治療は休んでも
ヨガやマッサージは続けてもいいかと言いました。
体にいいことはやっておきたいと言う麻美の言葉に
たまには出かけて息抜きしたらいいと言ってくれ
うまくいくように思えていた2人。
しかし麻美は出かける口実を作るためにそのようなことを言っていて
実際は出会い系で知り合った男性とHOTELへ・・・。
人工授精とかばかりでごぶさただったしいい男に抱かれて
いっぱい感じれば女性ホルモンもいっぱい出て
妊娠しやすくなるはずだと・・・。
麻美は俊一と同じ血液型の男性を選び何人かと試しました。
種がだめじゃできるものもできない元気な若い男となら
きっと妊娠できる姑も姉も見返してやる――。
そして子どもは夫の子になるからと
俊一ともしておかないといけないと俊一とも・・・。
それからしばらくしたある日、今日の人は結構良かったと
俊一から乗り換えちゃうのもありとか思いながら家に帰ると
姑と俊一が怖い顔をして待っていました。
すると麻美の顔に写真を叩きつけられ見てみると
それはHOTELから出てきた麻美の写真。
麻美がHOTELに入るところを見ていた人が姑たちに教え
そして調べてみると何人もの男性と関係を持っていることがわかり
町でも俊一の職場でも噂になっていると恥をかかされたと・・・。
麻美は姑が責めるから俊一のせいで子どもができないから
仕方がなくやったことだと答えました。
老いた卵子~妊娠適齢期~
すると俊一がそれで子どもができたら
自分の子にするつもりだったのかとふざけるな
バカにするなと麻美を殴ったのでした。
今まで何があっても優しかった俊一・・・。
そして麻美の髪を引っ張りそのまま離婚届の置かれたところに
顔を押し付け離婚届を書いて今すぐ出て行けと出て行ってくれと・・・。
麻美は離婚され身ひとつで追い出され実家に戻ったのでした。
家には帰ったものの俊一の家から麻美がしたことを聞いていて
アパートを借りるお金は出すから仕事を見つけ自活することを
考えなさいと母親に言われてしまう麻美。
実家は姉夫婦が継いで母親は世話になっている身だし
狭い家で子どもが生まれたら同居は難しい
不妊治療にもお金がかかって余裕もない・・・。
仕事が見つかって自活の目処がついたらでいいからと
実家にずっといられない・・・。
麻美は自分の実家でもあるのに邪魔者扱いされたと
姉のお腹を見ながら自分だって子どもができれば
こんなことにはなからなかったお姉ちゃんばかりずるいと
ある行動に出るのでした――。
更には俊一も再婚して子どもができたと
元姑が嫌味たらしく連絡をしてくるのです。
そして麻美は27歳と偽り婚活サイトで相手を探しています。
ちょっとウソをついても相手してくれる人はいるし
デキ婚に持ち込めば何とかなるんじゃないかと・・・。
デキ婚ができれば姉も母もそして俊一や元姑など
自分をバカにした人をみんな見返してやると
婚活をひたすら頑張るのでした・・・。
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老いた卵子 妊娠適齢期の感想は?
私の友達にもいますがまだ結婚しなくてもとか
子どもはまだまだなんて思っている人もいますね。
そしていざ欲しくなったときには・・・。
ただ本作の主人公である麻美は
本当に子どもが欲しい訳ではありません。
子どももただ姉より先に産みたい
姑に文句を言われるから産みたいだけ。
そして突きつけられた事実・・・。
自分は若いし乱視の老化なんてありえない
誰が何を言っても信じません。
夫の精子が少し動きが悪いと言われただけで
全部が夫に原因があると・・・。
それにしても夫の俊一はとても優しく良い人でした。
姑が麻美のことを悪く言っても麻美の味方で
思い詰めた麻美を見て精神的にも負担が大きいからと
不妊治療をやめようとも言ってくれた・・・。
そんな夫を裏切った麻美。
老いた卵子~妊娠適齢期~
ただ浮気をするだけじゃなく浮気相手の子を
俊一の子として育てようとしていたんですから・・・。
わざわざ同じ血液型の人を選ぶなんて
麻美の性格が悪すぎです。
バレて俊一が手をあげるのもわかります。
普段怒らず優しい人が怒ると怖いと言いますが
ほんとにそんな感じですね。
自分が悪くて離婚され追い出されたというのに
逆恨みして実家でもひどいことをした麻美。
もう誰も麻美のことを心配してくれる人はいません。
婚活を繰り返しているようですが
きっと相手が見つからないような気がしますね。
もし見つかっても妊娠は年齢的に難しいかも・・・。
それにもし妊娠しできた子は
本当に欲しくて産む子ではないので
麻美に育てられるのはかわいそうかも・・・。