ストーリーな女たちで連載の
宮崎明子先生の作品の戸籍のない子。
町内班長の女性が知り合ったのは見た目は大人
でも子どもっぽいしぐさをする女の子で・・・。
しかも幼稚な言葉づかいをする少女はなんと
戸籍のない子だったことが判明・・・。
衝撃奈事実が判明した少女の結末はいかに――?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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戸籍のない子のあらすじは?
矢島史江は町内会で班長をしており
この日もゴミ出しの苦情のために
ある母子の家を訪ねていました。
その母子というのが今村えみ子とあいの家。
えみ子は水商売の仕事をしており史江が訪ねると
眠そうに出てきました。
ゴミ出しの仕方について苦情が出ているというと
出し方について注意してもあくびなどをして
あまり悪いと思ってもらえていない様子。
そんなとき台所で娘のあいがカップラーメンに
お湯を入れようとしてひっくり返してしまいました。
あいは熱い痛いとえみ子に訴えますが
おまえはトロいんだからひっこんでなと
やけどについて心配すらしない様子。
そんなえみ子の様子に史江は勝手に家に入り
ちゃんと冷やしておかないと後に残るからと
あいの手を水で冷やすのでした。
しかしあいはとても嫌がりずいぶんと
子どもっぽく人見知りをするのです。
史江があいのやけどの対応をしてくれたというのに
えみ子はお礼を言うどころが人の家に勝手に上り込んだと
さっさと帰れと言ってくるのでした・・・。
そんなえみ子のことを隣に住んでいるおばあちゃんも
良いとは思っていない様子です。
史江が帰ろうとすると話しかけてきて夜中に酔っぱらって
帰ってくるのでそのたびに目が覚めて困ること
昼間も入れ替わり違う男が来てそういう声が聞こえると・・・。
更には娘のあいが一日中テレビをつけていて
カンに触るというのでした。
そう、あいは学校にも行っておらず
外にもめったに出てこない。
登校拒否やひきこもりではと言われるほど。
戸籍のない子
ある日、あいは母親に暗くなるまで帰ってくるなと
外に行きなと言われます。
あいはテレビはきらきらしており外はテレビと同じで
きらきらといろんなことがいっぱいあるけど
外は怖いと思っており公園で1人座っていました。
そんなあいを見つけた史江が声を掛けると
とても怯えていたのですが先日のやけども手当されておらず
見過ごすことができず家で手当てをしてあげることに。
怯えるあいの手当てをしてあげご褒美だと
ケーキやオムライスをあげるとがつがつと
すごい食べ方をするのです。
やっと安心してくれ少しずつ自分のことを話すあいですが
なんとあいは中学生どころか20歳だと・・・。
しかしかたことの言葉を話すあい。
そんなあいに史江は自分の娘のだったけどと
くまのぬいぐるみをプレゼントするのでした。
遊び道具ももっていない感じだったり格好も薄汚れていて
お腹を空かせているあいのことが心配な史江は
おせっかいかもしれないけれど民生委員の沢田さんに
あいのことを相談しました。
するとあいは学習障害化もしれないと
えみ子はネグレストな気がすると・・・。
それからもあいに会いに行くのですが
えみ子が会わせてくれず話も聞けない・・・。
次のあいに会えたのは数か月ぶりのことでした。
公園にいたあいに声をかけるのですが
やはりおびえた感じの様子。
それでもくまのぬいぐるみをくれた人だとわかると
普通に話してくれ笑顔もみせてくれるのでした。
そして史江は家での様子を聞くのです。
お母さんと食事をしているかどうかなど・・・。
それでもあいは母親を愛している様子だったのです。
ある日、えみ子の家に男性がやってきました。
男性はあいを見るなり貧相だけど若いは若いと
あいとやらせろと言い出したのです。
えみ子ではなくあいとやらせるなら約束以上のお金を出すと
えみ子はおとなしくするんだと男性に抱かせようと――。
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戸籍のない子のネタバレとその後の展開は?
無理やり男性に抱かれてしまったあい。
えみ子はそんなあいにうっかりしていたと
おまえだってちゃんとお金になるんだと
女ならだれだってやってることだと言うのです。
そしてあいがいい子だとママは助かる嬉しいと・・・。
史江が次にあいに会ったときには季節も変わっており
あいは小綺麗になっていて嬉しそうな様子。
かたことの会話でしたがえみ子と車に乗ったこと
いっぱい部屋に行ったことなどを話し更には
そこにはおじさんがいて怖かったと・・・。
でも自分がいい子だとママが嬉しいから
服や靴をくれるしゲームをすると
更には自分も嬉しいと答えるのです。
そんなあいの様子に史江は嫌な予感をし
自分の電話番号が書かれたメモを
くまのぬいぐるみのポケットにいれました。
何かあって助けてと思ったときに近くにいる人に
このメモを見せて電話してと頼むように。
あいにはそんなことできないと思いながらも
気休めにしかならないかもしれないけど
史江は何もせずにはいられなかったのです。
戸籍のない子
それから1週間後――。
まさかの1本の電話が史江のところに・・・。
それはラブホテルで流産し出血多量で意識もなく
緊急搬送中の女性がメモを持っていたと
史江の所に連絡がありました。
それはまさしくあいでした。
えみ子はテレクラで見つけた客を取らせ
苦しんでいる娘を見捨てて客と一緒に逃げていたのです。
そしてあいは戸籍のない無戸籍児だということが判明。
えみ子が出生届を出しておらずあいはこの国には
存在していない人間だったのです。
健診も予防接種も小学校にも行っていないあい。
ずっと母親と2人で暮らしほとんど他の人には
会うこともない生活をしていたのでした。
そんなあいのことを取調べではどの男の子どもかわからないし
堕ろせなかったから産んだと生まれたときは自分の親がいたから
面倒を見ていたけど亡くなった後は面倒であいのことを
捨ててしまおうかとも思ったと・・・。
それでも餌をちゃんとあげたしあの年まで手のかかる娘を
育てたんだからと悪いとも思っていない様子。
えみ子の話を聞いて取調べの刑事も
キレそうになったりもしていました。
史江はそんなあいを違った育て方さえしていたら
20歳の普通の娘さんだったのにとかわいそうと思うのです。
そんなあいのその後の様子とは――。
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