荒川弘先生の作品の二度のアニメ化に
ついには実写映画化も決定した鋼の錬金術師。
幼い無垢な思いは二人の兄弟を
錬金術最大の禁忌「人体錬成」へと駆り立てた・・・。
そうして神の領域に触れたことで身体を手足を失った
エルリック兄弟は全てを取り戻す旅に――。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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鋼の錬金術師のあらすじは?
人は何かの犠牲無しに何も得ることなどできないのだから・・・。
いかつい鎧と赤コートに金髪三つ編みの少年の奇妙な二人組。
大道芸人と間違われる風貌の彼らは巷でも有名な
エルリック兄弟と呼ばれる錬金術師です。
国家錬金術師である鋼の錬金術師エドワード・エルリック。
鎧姿の方は弟のアルフォンス
赤コートの小さな少年こそがその正体だったのです。
鋼の錬金術師
そんな彼らがやってきたのは奇跡の業で絶大な支持を受けている
コーネロ教主が絶大な支持を得ているとある街でした。
死せるものを復活させるという奇跡の業をエドワードは
胡散臭いとレト教の熱心な信者・ロゼの前でその行いを否定します。
現に教主がやっているものは彼らからみれば
どこからどうみても錬金術そのもの。
しかし法則を無視したその行いに二人は疑問を抱きます。
教主に近づくことに成功したものの異教徒だと言われ
アルフォンスは首を飛ばされてしまいます。
しかしそれでもなおアルフォンスは動き続けます。
それもそのはず彼の鎧の中は空っぽなのですから・・・。
唖然とするロゼに二人はこれは神の聖域に踏み込んだ罰
そして真実を見る勇気はあるかと問います。
彼女が目にしたものは信じていた教祖のペテン
そして神の領域を犯した咎人・・・
エドワード兄弟の本当の姿でした。
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鋼の錬金術師のネタバレとその後の展開は?
エドワードは右手と左足が機械鎧(オートメイル)と呼ばれる
義手と義足そしてアルフォンスは身体全てが鎧。
その理由は彼らが幼い頃に犯した錬金術師最大の禁忌
人体錬成によるものでした。
死んだ愛する母を蘇らせたいその純粋な思いだけで
禁忌に触れた二人はその身を失うことになったのです。
錬成は失敗。
右腕と代償にアルフォンスの魂だけは
なんとか鎧に定着をさせたエドワードでしたが
無垢な思いの代償はあまりに重いものでした。
二人は失われた全て取り戻すために
伝説の賢者の石を探し続けていたのです。
しかし結局その教祖が持っていた賢者の石は偽物
街でのペテンを街中にバラしエドワードは教祖に鉄槌を加えます。
「立って歩け、前へ進め、あんたには立派な足がついてるじゃないか」
これから何に縋って生きていけばいいのと
絶叫するロゼに向けて言い残し街を去ります。
そして街に残ったのはふたつの黒い影。
不穏な気配と次なる波乱を予期させながら
二人の兄弟の長い旅は続いていきます。
鋼の錬金術師
その後二人はある一つの事件を片付け
上司であるマスタング大佐の元を尋ねます。
そこで生体錬成に詳しい一人の国家錬金術師と出会います。
ショウ・タッカー、人語をつかう合成獣(キメラ)を作ったとする彼は
娘のニーナとイヌのアレキサンダーと暮らすごく普通の優しい父親でした。
合成獣の権威と呼ばれている彼の元で
二人は生体錬成や元の身体に戻る手がかりを探します。
彼の娘であるニーナとも仲良くなり翌日も遊びに来ることを約束する二人。
しかしタッカーは終始親切な態度と言葉をかけながらも
時折暗く淀んだ表情を見せており・・・。
タッカーとニーナとのかかわりがエルリック兄弟の
運命を変えていくこととなることをこのときはまだ誰も知りませんでした。
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鋼の錬金術師の感想は?
荒川弘先生の大人気コミックである鋼の錬金術師。
今でこそ「錬金術」を扱った作品は多くみられるようになりましたが
連載当時はこのテーマを扱っていること自体が珍しく非常に注目を集めたものです。
以降の錬金術ブームのパイオニアとなった作品とも言われています。
またそれまで陰気で魔術的要素が強かった錬金術というテーマに
ディープな内容に突っ込んでいきながらもアクション要素もしっかり入れ込んであり
爽快だけど内容も濃いという素晴らしい作品に仕上がっています。
鋼の錬金術師
テーマがテーマなのであらすじだけだと暗いイメージを抱くかもしれませんが
エルリック兄弟やその周りの登場人物とのやりとりは非常に軽快に
コミカルに描かれている部分も多く重すぎるということはありません。
ただそんなキャラクターたちがしっかり締めるところは締めると
非常にメリハリがあり読んでいて飽きが来ないです。
世界観としては複雑ですし全体を通してかなり重いテーマを
扱っていますがそれでも読む手が止まりません。
全27巻で完結しており話もきちんと最後まで描かれている作品です。
ぜひこの機会にまとめて読んでみてはいかがでしょうか。
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