花月仁先生のささひと。
人間の言葉をしゃべり人間と同じ人権を持ち自分が人間だと信じて疑わない
パンダ・鈴木笹人と彼を取り巻く人々とのおかしな交流を描いた作品です。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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ささひとのあらすじは?
ある日のこと東京の下野動物園のジャイアントパンダのマオマオが
一匹の雄のパンダを出産したのですがその赤ちゃんパンダは
普通のパンダとは少し違っていたのです。
それは鳴き声が人間の赤ん坊と同じということ。
そして一般公募でロンロンと名付けられたそのパンダは
成長していくにつれ人間と同じような仕草さや能力を見せるようになり
次第に世間の注目を集めるようになってゆくのです。
![ささひと](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/S9100004593361.jpg)
ささひと
さらにロンロンに対し世界中から人権を与えようという意見が広がり
ついにはデモにまで発展する事態を招いてしまいます。
その結果ロンロン本人に人権取得の選択を委ねるのですが
その時、信じられない事にロンロンが人間の言葉を喋り出すのです。
服を着たいことや人として生きていきたいことや学校に行って
お絵描きがしたいことそして笹はあんまり好きではないことなど
自分が思っている事を主張し始めるのでした。
もちろんその人間味あふれる主張を聞いた世界中の人々は絶叫し
ロンロンの人権取得にさらなる支援や寄付が集まっていきます。
後日めでたくロンロンの人権が認められさらに一般公募で選ばれた
鈴木家が里親となりそのときを境にパンダのロンロンは
人間の鈴木笹人として生きてゆくのでした――。
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ささひとのネタバレとその後の展開は?
この物語は人間の言葉を喋り人間と同じ人権を持ち自分を人間と信じて疑わない
パンダの笹人とそれを取り巻く人々の日常を描いたコメディ漫画です。
笹人は世界中の人々の後押しを得て人権を取得し里親として
一般公募で選ばれた鈴木一家といっしょに住む事になるのですが
その愛くるしい容姿と素直な性格ですぐに鈴木一家と打ち解けるのです。
ですが鈴木家の長女のひまりにパンダ扱いされるのを嫌う一方で
母親のかんなには進んでパンダ扱いされるという不可解な行動にでます。
その理由は笹人は現在6歳ですが人間の年齢に換算すると15歳。
![ささひと](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/S9100004593361.jpg)
ささひと
つまり彼は性春真っ直中でありその本性はセクシーな女性との
過剰なスキンシップを求めるエロパンダだったのです。
故にかんなの笹人に対するパンダ扱いも進んで受け入れ
必要以上にかんなとのスキンシップを楽しんでいるのでした。
しかも笹人は入学先の学校の養護教諭の塩崎や彼を拉致した
女子高生にも同様の行為を働き特に女子高生には
その過剰なスキンシップのせいでトラウマを植え付けてしまうのです。
こういった事を繰り返しているうちに徐々にメッキが剥がれてゆく笹人。
そしてひまりにはエロパンダ扱いされ父親のりょうたには警戒され
かんなには冗談で去勢を提案される始末。
しかしそれでも笹人はめげることなく本能の赴くままに生きてゆくのでした。
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ささひとの感想は?
この漫画を読み終えて最初に思った事は
こんなパンダがいたら嫌だという事でした。
愛くるしい容姿とは裏腹にその中身はエロい事で
頭がいっぱいのエロパンダなのですから。
漫画の中の笹人にはその滑稽さに笑わせて貰っていますが
いざ自分が飼っているペットが笹人みたいに自分の恋人や家族に
邪な気持ちを抱いていると知ったら流石にドン引きでしょう。
![ささひと](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/m/S9100004593361.jpg)
ささひと
とは言え動物とコミュニケーションをとれるのは悪くない事だと思います。
贅沢を言えば笹人のようなエロパンダではなく
もっとピュアな心を持った喋る動物と触れ合いたいものです。
この漫画の作者はツィッター上で『ささひと』のアイデアを
知り合いの同業者に盗まれた事を告白しています。
しかもその同業者は驚く事に盗んだアイデアを元にした
漫画を連載しているらしいです。
こういう事からも『ささひと』はこれからもいろんな意味でも
目が離せない作品ではないかと思います。
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