石原ケイコ先生の花嫁と祓魔の騎士。
悪魔に愛され17歳の誕生日に大悪魔メフィストの
花嫁になる運命だったアンネロッテ＝カペル。
しかし誕生日の夜そこに現れたのは
メフィストではなく12歳の少年だった――？
年下男子の略奪婚？
華麗なるゴシックファンタジーの開幕！
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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花嫁と祓魔の騎士のあらすじは？
生まれた私に神父さまは仰った。
この娘の魂は大悪魔メフィストに愛されてしまった。
あらゆる魔性を惹きつけて生き教会の加護が
失われる17歳で地獄に連れ去られるだろう――。
アンネロッテ＝カペルは時計塔の屋上で
遂にその時を迎えようとしていました。
相変わらず周囲には魔物たちが集まってきています。
これまで生まれたときから周囲に災いを振りまいていたアンネは
一年前わが家にもいられなくなり下町でひっそりと暮らしていたのです。
花嫁と祓魔の騎士
そして午前０時の鐘の音が。
覚悟はとっくに出来ている――。
せめて、笑って地獄へ行こう――。
どうせ抗えるはずもない・・・。
どこからともなく大魔王メフィストの声が聞こえてくる。
覚悟を決めたその瞬間――。
そこに降り立ったのはどう見ても子供の男の子。
「泣くなアンネ。悪魔からさらいに来てやったぞ」
そう言い放った彼は代々悪魔祓いを生業とするエクソシストの一族
ヴェールマン家の次期当主のハル＝ヴェールマンだったのです。
まだ12歳だというハルはアンネを自身の屋敷に招き入れ
子供らしからぬ立ち居振る舞いで「俺の嫁になれ」と言います。
状況が理解できないアンネ。
ハルはアンネの素性をもうすべて知っているようでした。
メフィストに狙われているということも・・・。
そして17を過ぎた今、満月ごとにメフィストに狙われるから
天才エクソシストである俺が守ってやると。
しかしこれまで周囲に災いを振りまいてきたアンネは
これ以上巻き込みたくないという思いからその申し出を断るのです。
ところがハルもエクソシストとして名誉が欲しいと言い
絶対逃がさないと言い放ちます。
いくら逃げようとしてもメフィストの花嫁の証である
烙印を見せようとも少しも動じず自分を守ろうとするハルに
アンネは少しずつ心を許していきますが・・・？
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花嫁と祓魔の騎士のネタバレとその後の展開！
年下の男の子に翻弄される気高いアンネと
生意気で意地悪なハルの略奪婚ロマンス。
こうして同居が始まったアンネとハルでしたが
アンネはハルに振り回される毎日を送る羽目に。
なんだか憎めないハルの人柄に触れるうち
アンネは日常の嬉しさと楽しさを覚えていきます。
アンネを奪おうとするメフィストと守りとおすことを誓うハルとの
攻防も幾度となく繰り広げられます。
なぜハルはそうまでしてアンネを守るのか――。
花嫁と祓魔の騎士
それはハルの過去にありました。
ハルは幼くしてヴェールマン家の次期当主という重責を押しつけられ
そしてそれに耐えきれず逃げ出したことがありました。
たどり着いた先で死すら覚悟したその時――。
ただ1人街で「悪魔の花嫁」と呼ばれる女の子だけが
自分を肯定しようとしてくれたのだと。
そしてその女の子を救うため
ハルはエクソシストとなることを決意したのです。
ハルからの猛烈なアプローチに戸惑いながらも
まんざらでもなさそうなアンネ。
このふたりが今後どのような結末を迎えるのか
ハルはメフィストからアンネを守り切ることができるのか？注目です！
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花嫁と祓魔の騎士の感想は？
石原ケイコ先生のファンタジー作品で
主人公ふたりの年齢差が注目のこの作品。
アンネが17歳でハルが12歳という設定ですが
この年齢差が実に絶妙なところ。
ハルが一生懸命背伸びしてアンネに追いつこうとしている姿が
とても可愛らしく好きです。
花嫁と祓魔の騎士
アンネのキャラも立っていて気が強くムチを振り回す・・・。
周りに寄って来る悪魔たちをそのムチでしごき
手下にしてしまうところなんか個性的すぎます。
ただ守られているだけじゃないアンネの強さがそこにあります。
絵も美麗で読みやすく分かりやすいストーリーですのでおススメです。
今はまだ17歳と12歳の物語ですが
後々成長したふたりの姿も見てみたいですね。
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