絵夢羅先生の作品のイデアの花。
普通の人には視えないモノが視える
少年・アズライト(通称アズ)は
そのことを口にし周囲に不思議がられていた。
ある日、アズは自分と同じ能力を持った少女
ルビィとその従者サンドと出会う。
次第にルビィに惹かれていくアズだったが
実は彼女にはある秘密があって・・・!?
旅芸人一座に身を寄せる孤児・アズと不思議な少女
ルビィを中心としたエキゾチック・ファンタジー。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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イデアの花のあらすじは?
旅芸人一座「オーロラ」で暮らす少年・アズは
幼少の頃から普通の人間には視えないモノが視えていました。
それは時に神様だったり化物であったり・・・その形は様々。
その日もアズは怪我を負った一座の少女で
アズの姉がわりでもあるカーネリアンが怪我を負ってしまい
その治療で訪れた場所でそれが視えてしまうのでした。
思わず「そのひとだれ?」と聞いてしまったアズは
一座の仲間たちにその場所から出されてしまいます。
今までも幼さから視えているものを口走ってしまい
気味悪がられたり嘘つきだと言われてきたアズ。
一座の人たちは親切にしてくれていましたがそれでもアズが
不思議なことを言ったりすることには敏感でした。
アズは孤児で一座のブラウンに拾われ息子同然に育てられていました。
ブラウンはアズにこう言い聞かせます。
違う土地で思ったことを口にするのはよくないこともある
わからないものは怖いし怖いものは避ける・・・それが人間だ
何か不思議なものを視たらまず私たちに言いなさいと。
イデアの花
そしてまたも不思議な光の玉を追ってどこかに行ってしまった
アズはその光を操る不思議な二人組を見かけます。
それは昼間カーネリアンを治療していた医者と
その助手と呼ばれていた少女で・・・。
その後アズは一座の仲間に見つかって
連れ戻されてしまいましたが彼は一瞬で気づいたのです。
あの二人が自分と「同じ」だということに。
その後二人は姿を消してしまい7年の月日が流れます。
11歳となったアズは相変わらず不思議なものが視える日々。
しかし、あのときの二人のように
「同じ」だと感じる人とは会えないままでいました。
そんな中、一座に新しい仲間が入ってきます。
それは7年前に見た不思議な二人組とそっくりな
少女・ルビィと彼女の従者サンドで・・・?
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イデアの花のネタバレとその後の展開は?
不思議なものが視えてしまう少年・アズが身を寄せる
オーロラ一座に入って来た謎の二人組。
何かと秘密のありそうな彼らですがアズは自分と同じ人たちに
出会えたことが嬉しくて仲良くなりたいと願います。
二人は何でも器用にこなし何でもできてしまいますが
周囲の人を小バカにしたような態度をとったり
一座の反感をかうこともしばしば。
それでもアズは二人と一緒にいたいと思うのですが
彼らには半年という契約があるため
期限を迎えたら別の場所へとまた消えてしまうのです。
どうにか二人を引き留めようと模索するアズ。
ルビィがとある目的で神々を探して回っていることを知ったアズは
彼女が探している残りの神を何とか捕まえようとしますがことごとく失敗。
物語が進むにつれ、ルビィたちは
何者かに命を狙われていることも明らかになります。
それはルビィの生い立ちや
サンドの正体にも大きく関わってくることでした。
イデアの花
アズと関わるうち、次第に心を開いていくルビィ。
そのルビィの力によりアズの視えているものが
一座のみんなに理解されてアズは大喜び。
一座を離れなければという気持ちと
一緒にいたいという気持ちの狭間で悩むルビィ。
そんなルビィに容赦なく追手も迫り
一座のみんなも危険にさらされて・・・。
それがきっかけでやはり一座を離れてしまったルビィ達。
一座のメンバー達はルビィ達を追うことに決めそして数年後・・・。
たくましく成長したアズはルビィと再会。
アズやルビィの従者サンドの秘密
そしてルビィの持っている神器の呪いなどが
徐々に明らかになっていき
物語はますます面白く複雑になっていくのです。
果たしてアズとルビィは幸せな結末を迎えることはできるのでしょうか?
注目のラストはぜひご自身の目で確かめてみて下さい!
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イデアの花の感想は?
「Wジュリエット」で人気を博した絵夢羅先生の作品です。
舞台はインドの世界観のような感じでしたがどことなく
中国調のテイストも取り入れられており全く新しい物語で楽しめました。
絵夢羅先生らしい感じで繊細かつ
シンプルな絵は読みやすかったと思います。
主人公アズやルビィ、従者サンドの生い立ちはなかなか壮絶でした。
まさか、あんなことになるとは・・・驚愕の事実が満載の作品です。
イデアの花
かなりのネタバレになってしまいますが不老不死や呪いで
成長が止まってしまっている彼らのことを考えると
時間軸がバラバラで共に生きるのは難しそう。
そのあたりがなんだか切なかったです。
しかし成長したアズはカッコよかったですね。
どこまでもルビィを追っかけて守ろうとしているところとか
自身の生い立ちにより様々な能力を身につけ強くなっていくところとか。
ルビィを執拗に追う一族たちにどう立ち向かっていくのか見どころです。
ハッピーエンドなのかどうなのかたぶん感じ方は人それぞれ。
読まないとわからないこの作品の魅力を
ぜひ感じてみて頂きたいと思います。
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