ポーの一族のネタバレと結末!感想や試し読みのまとめ

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萩尾望都先生の初期の代表作のポーの一族。

 

ストレンジャー~バケモノが事件を暴く~の原作であり
バンパネラになってしまったエドガーとアランの物語。

 

これほどまでに美しい悪霊を私は知りません。

 

不老不死は幸せなのでしょうか?

 

異質の者になってしまった彼らの哀しみを抒情的に描いた名作です。

 

デキちゃうけど、ナカでもいいよね。 婚前ブラック契約

 

ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。

 

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2016.05.06

 

ポーの一族あらすじは?

 

ポーの村から旅立っていく一台の馬車がありました。

 

ポーツネル男爵夫妻と二人の子どものエドガーとマリーベル。

 

仲睦まじい貴族の家族に見える彼らは実はバンパネラなのでした。

 

ポーの一族
ポーの一族

 

彼らは人間から怪しまれる事を恐れ鏡に姿を映す事や脈がある振り
痛さを感じる振りと細心の注意を払って人間に溶け込む努力をしています。

 

不老不死の彼らは新しい友達と未来を語る事も
好きになった人に愛を語る事もできません。

 

結婚とは相手を一族に引き入れる事を意味します。

 

旅の途中に両親と妹を失ったエドガーは
友人アランとともにバンパネラとして生きていきます。

 

終わりの無い旅を続けるエドガー達ですが
途中で関わり合った人間達の心の中に様々な形で存在し続けます。

 

数十年の時を超えて再会したりひいお爺さんが残した日記そのままの彼らに
それと気づかず会っていたり子ども時代を彼らと過ごした人も。

 

彼らに出会う人達はみんな不思議な感覚にとらわれます。

 

物語は遠い過去から数年後へ更に過去へそして数十年後へ現代へと飛び
エドガー達の身の上を次第に浮き彫りにしていきます。

 

歴史の流れの中で現れ続けるエドガー達の姿。

 

それは同時にエドガー達に近づこうとする人間をも
呼び寄せてしまう事にもなるのでした。

 

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ポーの一族のネタバレとその後の展開は?

 

エヴァンス伯爵と愛人の間に生まれたエドガーとマリーベルは
夫人の嫉妬によって乳母に吹雪の中、置き去りにされました。

 

助けてくれたのはバンパネラ、ポーの一族の長の妻で
2人は何も知らず育ちます。

 

エドガーはある日、一族の花嫁がバンパネラになる為の儀式を
それとは知らず見てしまいます。

 

秘密を知られた一族はエドガーをすぐに一族に加えようとしますが
成長期の終わっていない子どもは一族に加えられないため
10年間の猶予が与えられます。

 

メリーベルを巻きこみたくないエドガーは彼女を
遠くにやって欲しいと頼み2度と会わない事を誓います。

 

ポーの一族
ポーの一族

 

その後やけになったエドガーは村人にバンパネラの噂を
それとなく広めるのですがそれを本気にした村人によって
長の妻は殺されてしまい死んで塵になってしまったことから
バンパネラである事がばれ村人達のポーの村への攻撃が始まります。

 

一族はちりじりになって逃げる事になりエドガーは長によって
バンパネラに変えられバンパネラの夫婦の子どもとして果てしない旅に出ます。

 

一方のメリーベルは偶然にも引き取られた先でエヴァンス伯爵の
息子達と出会い血のつながらない弟と恋に落ちます。

 

しかし兄によってメリーベルと自分達の繋がりを知ってしまった弟は
母への愛とメリーベルへの愛に板ばさみになって自ら命を絶ってしまいます。

 

そこに偶然居合わせたエドガーは歳を取らないバンパネラであり
弟を殺した犯人とされ追われる立場に…。

 

マリーベルは弟への愛からエドガーが来たら
殺すつもりで剣を用意するのですが――。

 

別れを告げにくるエドガーを目の前にして
どうしても剣を向ける事ができません。

 

エドガーを強く抱きしめるメリーベルはこう言うのです。

 

「待っていたの。ずっと待っていたのよ」

 

そしてふたりはいなくなりその後
弟の遺書が見つかり自殺であった事が判明します。

 

残された兄は自分達が2人にした事の償いをしようと
全財産を2人に譲る遺言を残すのでした。

 

メリーベルはバンパネラとなりエドガーとともに
親代わりの夫婦の子どもとして暮らしていくのですが
変化によって体質が変わり常に貧血に悩まされます。

 

ある町でエドガーはアランという同い年の少年に出会います。

 

アランに興味を持ったエドガーは学校に通う事に。

 

アランはメリーベルとも仲良くなって
楽しく毎日を送るのですが彼には不満がありました。

 

彼の家は名家でしたが父が亡くなり母が病気がちである事から
伯父夫婦が幼いアランの代わりに会社の経営を取り仕切っており
将来はアランに返す約束になっているのですが会社を返したくない伯父達は
彼を好きでもない伯父の娘との結婚を一方的に決めていました。

 

ある日、隠し鏡にエドガーの母が映らなかった事に気づいた若い医師がいました。

 

以前から母を好ましく思っていた医師は母と二人きりになって
抱き合ったとき母に脈が触れない事に気づいてしまいます。

 

バンパネラに違いないと確信した彼は母に刃を振り上げ
重傷を負わせますがとどめには至らず母は父の元へ。

 

父は一刻の猶予も無いと判断し母を庇って馬車に乗ろうとしますが
その瞬間、母は死んでしまい塵になってしまうところを
周囲の人間に見られてしまいます。

 

動転した父は御者から馬車を奪うのですが暴走した馬車は事故を起こし
父も即死して塵になって消えてしまうのです。

 

医師はメリーベルもバンパネラに違いないと確信して
家に遊びに来ていたマリーベルもその手に掛け
マリーベルも塵となって消えてしまうのでした。

 

家族を全て失ったエドガーはアランに手を差し伸べます。

 

「きみもおいでよ。ひとりでは寂しすぎる」

 

エドガーは長から受け継いだ濃い血でアランを
バンパネラに変化させエドガーとアランの旅が始まります。

 

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ポーの一族の結末は?

 

2人はポーの村を捜し回り旅の途中に出会った子どもとの
再会を果たし少女を育て長い時を過ごしていきます。

 

ある時エドガーという青い目の巻き毛の少年が
様々な時代に現れている事に気づいた男がいました。

 

彼はなんとかしてエドガーを捕まえようと関係者を集めて集会を開きますが
集会の意図を察知したエドガーによって集会をしていた屋敷は焼き払われ
絵を持ちだそうとして逃げ遅れた少女は焼け死んでしまいます。

 

数年後、少女の妹のエディスがエドガーそっくりに成長して
エドガー達の前に現れアランは恋をしてしまうのでした。

 

ポーの一族
ポーの一族

 

エディスを仲間に入れたいと願うアラン。

 

でもアランの血は薄くてエディスをバンパネラに変化させる事はできないし
エドガーは愛する者がバンパネラになる事がどれほど辛い結果を産むかを
知っているので必死に止めるのですがアランには届きません。

 

家にいたエディスを眠らせ血を分けてくれるように
エドガーを説得に行っている間にエディスの家は火事になってしまい
猛火の中エディスを助けようとしたアランはエドガーの目の前で死んでしまいます。

 

エドガーは守るべき者がいなくなった事を悟り
エディスを助けたあと明日に向かうのを止めます。

 

エディスは安全なところで発見され助かります。

 

それ以来、彼らの姿を見る事はありませんでした。

 

集会の主催者は彼らがいなくなった事を心から悲しみ
彼らの物語を書き始めるのでした。

 

ポーの一族によせてと――。

 

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ポーの一族の感想は?

 

今や巨匠となった萩尾望都さんの初期の代表作ともいえる作品です。

 

少年の奔放さや危うさ残酷さが余すことなく表現され
しなやかな少年の肢体が画面に踊ります。

 

クールなエドガーも幼少時は可愛くていじらしいし
記憶消失になった時の不安げな表情は胸キュンです。

 

しかも記憶を取り戻したエドガーの表情は
がらりと変わって凄みを増していてホントに怖い。

 

アランは奔放で危ういところがあり少年らしい心を
いつまでも失わない純粋な男の子。

 

2人はいつも自然に一緒に行動しています。

 

人間の血から生気を吸い取って生きる彼らは
吸血鬼とかドラキュラでは無くバンパネラと呼ばれています。

 

ポーの一族
ポーの一族

 

首筋に牙を立てて生き血をすすり血を吸われた人間は
吸血鬼になるといった怪奇映画のような表現はありません。

 

彼らは手や唇を相手の肌に触れるだけで生気を吸い取る事ができ
それによって命を奪う事もできてしまいます。

 

また生気を吸われた人間がバンパネラになる事もありません。

 

相手をバンパネラにするには意図的に
バンパネラの血を送り込む事が必要だからです。

 

そしてこの作品が他のそれと決定的に違う点があります。

 

それは人間の立場からバンパネラの恐怖を描写するのではなく
バンパネラの側からも描いている点です。

 

永遠の命、不老不死という特権を持ちながら
人間で無くなってしまった彼らの深い悲しみを抒情的に描いています。

 

彼らは人間の誰とも友達になれない。

 

未来の夢を語れない存在でした。

 

いつも冷静で時に冷たくも見えるエドガーですが
それまでに過酷な運命を乗り越えこれからも運命に
立ち向かっていく覚悟の表れでもあります。

 

物語に登場する人達は皆、悲しみを抱えていて
彼らの悲しみにエドガーやアランが呼応し
呼び合い物語が奏でられていきます。

 

それは1つの音楽のようです。

 

優雅で悲しみを秘めた音楽が作品の中に流れ
時随所にはさみこまれたマザーグースの一節が
時に可愛らしく時に不気味に陽気に
抒情的にと効果的に使われています。

 

読み終わった時なんともいえない切なさと
異質の者である筈の彼らへの思慕が募ります。

 

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