西ゆうじ先生原作、田名俊信先生・作画の作品の蔵の宿。
東京のプリンセスホテルで
将来の初の女支配人を渇望されていた有望な茜。
しかし父親の危篤で実家の酒蔵を継ぐことに――!
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蔵の宿のあらすじは?
茜はプリンセスホテルのフロントガール。
その笑顔、淑やかな人柄、細やかな配慮から
別のホテルからの引き抜きの話や
個人的な秘書として彼女を雇いたいという話は後を絶ちません。
お客様からだけではなく
スタッフからも高評価を得ている茜は
女性として初めて日本のホテルの総支配人になる
将来を渇望されていました。
そして茜自身もかねてより希望していた
ホテルの仕事にやりがいと誇りを感じています。
福井の田舎で暮らしていたときから憧れていた仕事に就き
理解ある旦那にも恵まれ
彼女の生活はとても充実したものとなっていました。
そんなあるとき実家から突然電話が入ります。
上京後、足が遠のいていた田舎からの突然の電話は
父親の危篤を告げるものでした。
持病である心臓の発作が悪化し
あの元気だった父親がもう長くないかもしれない。
使わずに済むことを願って夫と2人分の喪服を用意し
茜は福井へと向かいます。
蔵の宿
急いで福井に向かった茜を出迎えてくれた
由佳が向かったのは病院ではなく実家でした。
そうです、茜は遅すぎたのです。
父親の死に目に会うことも叶わず
茜を迎えたのは親戚からの罵倒・・・。
長女である茜は周りから実家の酒蔵を継ぐように
昔から詰め寄られていました。
そして父親の遺体の前でも
親戚から実家を継ぐようにと怒鳴られることに。
蔵岡酒造を親族が乗っ取ろうとしているという黒い噂も流れる中
凛として自分の道を歩くことを宣言する茜。
しかし父親の死が茜の心に小さな変化をもたらすことになります。
ホテルでの夢を捨て新たな道を選ぶ決意をした
茜の第2の人生はどうなって行くのでしょうか??
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蔵の宿のネタバレとその後の展開は?
茜の父親が亡くなり酒蔵は親戚の幸田に
乗っ取られようとしていました。
しかし幸田は酒作りよりも商売に熱を入れており
職人たちも離れ茜の父親が大切にしてきた伝統は
失われようとしていました。
そして久しぶりに故郷へと戻り
故郷の現実を目の当たりにした茜。
魅力溢れる街でありながら閑散としている故郷には
宿泊施設が不足していました。
その現状を知り茜は大きな決意をします。
それは酒蔵を旅館へと変えること。
それを条件に父親の酒蔵を継ぐ覚悟があると宣言。
蔵の宿
ビール工場で働いていた夫の修平も彼女の決意を理解し
会社を辞めて茜についてきてくれると言ってくれました。
旅館経営を始めるといっても酒蔵を閉じるわけではありません。
そこで一肌脱いでくれたのが夫の修平です。
全く知らない世界に飛び込んだ修平が
一から日本酒作りに取り組みます。
しかし幸田も黙って茜の好きにさせるような
人間ではありませんでした・・・。
茜たちの蔵の宿にスパイの仲居を忍び込ませてトラブルを起こしたり
同じ町で旅館を経営する増田屋を抱き込んで嫌がらせを始めたりと
あの手この手を使って茜に嫌がらせを始めます。
それでもなんとかスタートした蔵の宿。
お客様の心を癒す宿をコンセプトにした
このお宿の最初のお客様は倒産寸前の会社社長夫婦でした。
さぁ、果たして茜たちの蔵の宿は
どうなって行くのでしょうか?
茜の挑戦は今始まったばかりです!
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蔵の宿の感想は?
敏腕ホテルガールの茜が様々な困難を閃きと人柄で
颯爽と解決して行く素敵なお話。
たくさんの悪意や陰謀に晒されているのですが
なぜか事態がそこまで深刻に感じられないのは
茜の人柄のなせる技でしょう。
蔵の宿
強い意志を持ちながらも柔らかく
いろいろなことに対処していく
茜の宿に泊まりに行ってみたくなりました!
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