かっぴー先生・原作、nifuni先生・漫画の作品の左ききのエレン。
若手デザイナーの朝倉光一は
いつか有名になることを夢見て仕事に打ち込む毎日。
大きなキャンペーンのデザインも任されるようになり
ますます張り切る光一だったが
何故か突然その担当を外されてしまう。
失意の中、地元の横浜へ向かった光一は
そこで学生時代に出会った芸術の天才
エレンのことを思い出して――・・・。
天才になれなかったすべての人へおくるクリエイター群像劇!
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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左ききのエレンのあらすじは?
大手広告代理店に勤める若手デザイナー・朝倉光一は
3億もの巨額キャンペーンを任されて張り切っていました。
いよいよプレゼンの当日というとき
光一はあろうことか寝坊してしまいます。
現在午前8時すぎ、プレゼン本番は10時から――・・・。
先輩デザイナーの神谷からの催促のメールもありテンパる光一。
大丈夫だと自分を何とか落ち着けようとする光一は
逆算して55分あればデザインの修正が完了し
現場に向かえると急いで作業に取り掛かります。
このキャンペーンは尊敬する先輩・神谷が
自分に振ってくれた大事な仕事でもあり
そんな先輩の期待を裏切るわけにはいかないと
がむしゃらにパソコンに向かうのです。
左ききのエレン
そのとき神谷から電話があり
出来ているところまででいいから
データを送れと言われます。
神谷のフォローもあり、なんとか間に合わせた光一。
プレゼンもなんとか終了し見事3億のキャンペーンを
勝ち取ることに成功します。
ところが経験の足りない光一は
部長からここで担当を外れるように言われて
ショックを受けます。
そんな光一を慰めるため神谷が飲みに誘ってくれても
全然嬉しくありません。
光一は店を出て失意の中で
地元の横浜までタクシーを走らせます。
そこで光一はかつて美術で食べていくために
夢を追いかけていた高校生の自分と
そのころに出会った芸術の天才
エレンのことを思い出し――・・・。
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左ききのエレンのネタバレとその後の展開は?
大手広告代理店でいつか有名デザイナーに
なることを目標に奮闘する光一は
ある日、3億のキャンペーンの担当から外され
失意のどん底に・・・。
気が付くと彼はタクシーで
地元の横浜に向かっていました。
その道中、夢を追いかけていた
高校生の頃の自分とそのころに出会った天才
山岸エレンのことを思い出すのです。
高校生時代の光一は自分は学校一絵がうまいと
根拠のない自信に満ち溢れていました。
将来は美大に進みデザイナーになるんだと
友人たちに夢を語ります。
そんなある日、横浜で最大級の美術館の壁に
落書きがされているという話を光一は聞きます。
犯人は光一の学校の生徒であるということしかわからず
光一と彼に想いを寄せるさゆりはその落書きを見に行くことに。
それは光一よりもはるかに才能にあふれたもので
一瞬にして光一の自信は砕け散ってしまいます。
光一はその落書きを描いた人物を探すことにします。
その人物こそ当時は目立たない存在だった
光一のクラスメイト・山岸エレンだったのです。
エレンは絵を描くことを拒み
学校の課題でさえも適当に描いて提出していました。
父親の影響で幼いころから絵を描いていたエレンは
当時からその天才ぶりを発揮していました。
ところが、ある出来事がきっかけで
彼女は絵を描くことから遠ざかってしまいます。
高校生になったエレンは書店でのバイト帰りに
偶然美術館の前を通りかかります。
こんなところに展示するやつは
さぞすごい才能があるんだろうと
展覧会のチラシを見たエレンは
ショックを受けます。
彼女にとってその絵は下手にしか見えなかったのです。
左ききのエレン
死んだ父親のほうがよっぽど本気で
芸術に取り組んでいた――
エレンは衝動的にその美術館の壁に
スプレーで落書きをするのです。
光一が落書きの主を探している間
さゆりは幼馴染であるエレンに接触します。
さゆりだけはあの落書きをした人物が
エレンであると知っていて
そのうえで光一に刺激を与えないでほしいと忠告します。
さゆりは何事も平均以上にこなせ
現実的な人生設計こそが幸せだと信じていました。
そのため過度に光一に
夢を見させないでほしいとエレンに言うのです。
ところが、そんなさゆりの思いとは裏腹に
光一はデザイナーで成功することを夢見ていました。
そんな光一の思いを知ったエレン・・・
2人はとうとう対峙することになります。
光一の絵がどんなものなのかと学校に見に行ったエレンですが
彼女からすれば下手以外の何物でもありませんでした。
エレンは光一に現実の厳しさを語り
才能のない人間が夢見たってどうしようもないと
怒りをあらわにするのです。
光一はそれでも「何かになりたい」と苦悩を吐き出します。
そして10年後の現在・・・
光一は有名デザイナーになるため夢を追いかけています。
神谷からの電話で元気づけられ東京に戻った光一は
またデザイナーの仕事に打ち込むことになります。
そこで光一のいる「クリエイティブ」と
「営業部」の対立も描かれていきます。
特に営業の流川はクリエイターを良く思っていない様子で
事あるごとに彼らへの不満を口にします。
代理店の主役はクリエイターではなく営業だと
勘違いするなと怒鳴られた光一。
流川がそんなにもクリエイターに厳しいのは
ある理由がありました。
光一がデザイナーとして奮闘している中
ニューヨークを拠点にし活動している
エレンの近況も同時に描かれます。
高校時代、絵を描くことに対して
消極的だったエレンがなぜここまで来たのか
その理由も徐々に明らかとなっていきます。
平凡な光一と非凡なエレンの人生が
また再び交わるときは来るのでしょうか?
詳しい内容はぜひ読んで確かめてみてください!
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左ききのエレンの感想は?
天才にはなれなかった主人公・光一と
絵を描くことに対して天才的なエレン
2人の対照的な人物が織りなす群像劇です。
誰しも一度は大きな夢を持った経験があると思いますが
自分は平凡だと気づきながらも
もがく主人公の姿に共感の持てる作品でした。
またエレンも圧倒的な才能を持ちながら
何故かそれを封印してしまった過去を持ちます。
彼女もまた光一と同じように挫折を経験し
ある意味「天才になれなかった」1人なのではと思います。
本作の素晴らしいところは誰もが考えさせられるような
メッセージ性が込められているところだと思います。
特に光一とエレンが初めて対峙し夢見ている光一に対し
エレンが現実を突きつけるシーンには胸を打たれました。
左ききのエレン
「10万人いて、ものになるのは10人ほどだ」
という彼女の言葉は父親が画家になる夢を
叶えられなかったのを見ていたからこその言葉だと思います。
「何かにならなきゃ、退屈で生きていけない」
それに対し光一もこう苦しい胸の内を吐き出すのです。
この苦悩や葛藤は若者ならではの感覚だと思います。
大人になるとみんなどこか諦めて
「こんなもんだ」と思ってしまいますが
本作を読んで学生の頃の気持ちを少し思い出しました。
かつて「何かになりたい」と思っていた人なら
共感すること間違いなしです。
ぜひ男女問わず読んでもらいたいと思います。
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