ストーリーな女たちで連載のあしだかおる先生の
セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~。
どうしても親になりたいと不妊治療をしてきた律子。
しかし44歳にもなり限界を医者に言い渡され
ついに里親里子制度という子どもを産めなくても
親になると言う選択をし里親になる決心を
固めていくのですが――。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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セカンド・マザーのあらすじは?子どもはもう・・・
エンジニアをしている城田陽介と料理教室の講師の律子は
結婚10年目になりますがなかなか子どもができず
不妊治療を始めて8年目の夫婦です。
この日も朝から基礎体温を測り今度こそ赤ちゃんが
できたような気がすると高温期が続いているし
妊娠痛のような下腹部の痛みもあると言うのです。
律子は凍結保存をしていた最後の受精卵を使い
体外受精に望みをかけ不妊治療の最終段階にいました。
ついにパパに慣れるのかと喜ぶ陽介ですが
今までのことがあるから期待は厳禁と思いながらも
今までの努力が報われると神様にお願いするのです。
年齢的にも経済的にもこれが最後だから
自分たちを親にしてくださいと人生が変わる
その瞬間を期待していました――。
セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~
そしてやってきた検査の日。
律子は妊娠していないという事実を知るのです。
そして凍結保存していた卵も今回で使い切り
どうしますかと聞かれてしまうのです・・・。
もう妊娠できないのかともう一度チャレンジしたら
希望はあるのかと無理なら無理とはっきりと
言ってほしいと言う律子。
先生は今よりいい状態の採卵は難しいし
採卵ができても受精卵が分割できない可能性が高く
年齢的にも限界だと妊娠は難しいと言われ
赤ちゃんがほしいという願いと不妊治療の
最後の砦を失うのでした――。
律子はどこにでもいる普通のお母さんになりたいだけで
いい暮らしもきれいな服もいらない願いはひとつで
子どもが欲しいたったそれだけなのにと思うのです。
家には母親が新じゃがが取れたからと
肉じゃがを作ってきたと言うのですが
何も知らない母親に律子は陽介に
なんて伝えたらいいかと・・・。
そして赤ちゃんは無理だという事実を伝え
孫を楽しみにしていたのにごめんねと言うと
母はなんで謝るのと長い間よく頑張ったじゃないと
律子に言うのですが律子は頑張ったって
結果が出なきゃ同じだと自分を責め――。
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セカンド・マザーのネタバレとその後の展開は?
赤ちゃんは無理だとなり旦那の陽介は
治療を続けていくのにも勇気がいるけど
諦める勇気も必要だと告げます。
残念だけどこれからは夫婦2人の生活を
楽しんでいこうと・・・。
しかし律子はこれで良いわけないと
8年もの間終わりのない治療に心も体も
時間もお金もたくさんのことを犠牲にして
頑張ってきたのにと言います。
それでも頑張ってこれたのは子どもが
陽介の子どもが欲しいからだと・・・。
もう現実を受け入れるしかないしもう終わったんだよと
子どもは諦めようと陽介は律子に言います。
律子は世の中不公平だと泣くのです――。
セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~
テレビのニュースでは成語4ヶ月の長女の頭を殴り
意識不明の重体にさせたニュースなどが流れ
どうして育てられない人のところには授かって
私のところにはきてくれないのかと思う律子。
自分が母親になれないのはその資格がないからなのかと
子どもに必要とされてないってことなのかと
自分は欠陥品なのかと悩む毎日・・・。
陽介は今の律子を病気だと言いギクシャクした関係に・・・。
もう誰も頼れないと子どもさえいればと思った律子は
インターネットでいろいろと検索し
「里親 里子制度」を見つけるのです。
登録して順番を待てば自分も母親になれると
この方法しかないと思った律子は――。
児童相談所に連絡し1人で里親・里子制度について
話を聞きに行くのでした。
話を聞いている間に同棲を始めた彼氏が
子どもは面倒だからいらないと言っていて
いつか絶対に迎えにくるから預かってほしいと
何日もタダで子どもの面倒を見てくれる施設なんでしょと
やってくる母親もいました。
その様子を見て絶対自分は子どもを手放さないし
絶対にいい親になると言うのですが社会福祉士の人は
律子たちのような夫婦を救うために自分たちは
いるのではないと伝えます。
そして施設にいる子どもたちは問題を抱えていない子はいなく
親を必要としているのは心と体にリスクと見えない傷を負って
生まれてきた子どもたちだと・・・。
そんな子どもたちを救うために自分たちはいると
社会福祉士の人は言うのでした。
更にこんな事実も律子は知るのです。
児童相談所にりう子たちのほとんどは親がいて
生活環境が整えば帰る家があると・・・。
里親登録して順番を待っても子どもを迎えられるわけじゃない
そんな事実も伝えられ覚悟を持ってほしいと言われる律子。
子どもたちのために親になる覚悟を持てたら今度は夫婦そろって
来てくださいと言われるのですがはたして――。
律子はそこには想像もしなかった覚悟と乗り越えなければならない
決断の壁を知るのでした・・・。
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セカンド・マザーの感想は?
子どもが欲しいと望んでも産めない人がたくさんいます。
そして虐待をする親などもたくさん・・・。
望んでも子どもができない人にとっては
育てられない人のところには授かって
自分のところにはきてくれないのかと
思ってしまいますよね・・・。
神様は不平等だと思ってしまうことでしょう・・・。
セカンド・マザー~特別養子縁組という選択~
不妊治療は経済的にも数日置きの内診や血液検査など
いろいろと大変だと聞きます。
しかも1度で成功するとは限らず律子のように
何年も不妊治療を続け最終的には無理だと
諦める人も少なくはないです。
何年も治療を続ければつづけるほどその望みを
絶たれてしまったときの絶望感は
言い表せないものでしょうね・・・。
律子は里親登録をすることで子どもをと思いますが
それは律子が考えていたほど簡単なものではなく
律子のように里親登録をしようと思っている方には
どんなものなのか知ることができる作品だと思います。
そして虐待され施設にいる子どもたちが
どういう気持ちでいるのかを多くの方に
知ってもらえたらと思える作品です。
この作品を読んで1人でも多くの子どもたちが
救われたら良いなと思います。
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