村上海賊の娘のネタバレと感想にあらすじも！映画やドラマなど実写化してほしいと話題の作品

和田竜先生・原作、吉田史朗先生・漫画の作品の村上海賊の娘。

 

大阪に向かう一艘の船内で船頭が百姓からの依頼の積み荷を
横取りするため海賊行為を行います。

 

しかしそこは村上の領域。

 

村上の姫・景の計らいでその計画は達成することができないばかりか
仕置きの焼き印を施され海に放り出されてしまいます。

 

そんな中、景は児玉就英に一目惚れしてしまい・・・。

 

 

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村上海賊の娘のあらすじは？

 

1576年、大阪本願寺は織田信長と対立し
顕如は本願寺に籠城を余儀なくされます。

 

信長に降伏せず戦を続けるなら
毛利を動かすしかないと進言されますが
簡単に動かないのではと懸念の意見も出ます。

 

そんな中、村上海賊に頼る意見で一致。

 

そのころ瀬戸内海で大阪に向かう一艘の船内で
船頭による半旗が起きていました。

 

船を出港した場所に戻す決断をした船頭は
乗船客の意を暴力でねじ伏せます。

 

老人を斬捨て話が違うと意見する者を殴りますが
その者は引き下がらなかったことで殺されてしまいます。

 

船底に押し込められてしまった乗船客ですが
甲板の方で騒ぎになっていることに気づきます。

 

村上海賊の娘

 

どうやら村上の領分に入ってしまったことで
騒ぎになってしまったのです。

 

海賊の縄張りで海賊行為をして
タダで済むはずがないことを船頭は知っています。

 

そのため乗船客の子どもを人質にとり
窮地を脱しようと考えたのです。

 

村上海賊の船を指揮している者を姉者と呼ぶ青年は
静止を振り切り荷船へと乗り移ります。

 

女は船頭に事の成り行きを問いただしますが
船頭は都合の悪いことを聞かれても
あの手この手で回避して誤魔化します。

 

人質となっている子どもは船頭の言っていることが
すべて嘘であることを知っています。

 

船頭の言うことに納得しているように見える
村上側の女に不信を抱くのです。

 

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村上海賊の娘のネタバレとその後の展開は？

 

村上側の女に船頭の言っていることは
嘘だと気づいてほしい子どもは
表情を変えたり目を動かしたりして合図しますが
女は気づいてくれません。

 

船頭の言うことをすべて信じたような態度をとる村上に
子どもはこのままではと身の危険を感じ賭けに出ます。

 

「悪党だ！」

 

捨て身にも思える行動に出た子どもに対し
村上海賊の女は自分のセリフを取られたと少しすねます。

 

しかし悪党はすべてたたっ斬ると約束をしてくれたことで
子どもは悪党側に殺される覚悟をします。

 

ですが素早い剣技で子どもを押さえつけていた
男の首を落とした女。

 

悪党側は女1人が相手だと勝を意識しますが
女は襲い掛かる悪党を次から次へと叩き斬っていき
勝てないとわかった船頭は敗北を認めます。

 

そこまで悪党をたった1人で追い込んだ
女海賊の名は村上景。

 

村上海賊の娘

 

船上では部下たちが悪党を一掃しています。

 

そこに景を姫と呼ぶものがやってくると
景は手下たちを捉えて百姓たちを解放すよう指示。

 

そこに小早川家中の宗勝が1人の武者を連れてきて
景はその男に一目惚れしてしまいます。

 

武者の名は児玉就英、毛利家の直臣で海賊の長です。

 

景が望む理想の武者なのですが
なぜか強気に出てしまう景は児玉が見ている前で
悪党たちに仕置きをはじめます。

 

額に「上」の焼き印を入れていくのです。

 

児玉はその様子に不快感を抱きますが
景は笑いながらその流れを楽しんでいて
児玉はそんな景を酷女と思うのでした。

 

最後まで見届けず去る児玉を見た景は
児玉のことを意気地なしと口にします。

 

焼き印を押し終えた悪党たちはそのまま海の中へと放り出され
船頭を失った百姓たちに自身の兵を貸し高崎まで送り届ける約束をします。

 

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村上海賊の娘の感想は？

 

織田信長が本願寺と対峙していた
史実を知っている方は多くいらっしゃると思います。

 

織田に屈しない本願寺側が村上海賊に頼る・・・
そんな経緯から物語が始まります。

 

村上水軍の存在をご存知の方は
信長の知名度に比べると劣るかと思いますが
毛利ならご存知の方もいるでしょう。

 

史実に残る名がいくつも出てくるので
村上水軍を知らなくても物語の中に入り込むことができます。

 

村上海賊の娘

 

読みながら村上水軍とは？と知ることもできるので
お得な感じがする作品です。

 

元は小説で本作はコミカライズになりますが
歴史ものはなかなか小難しく思われがちですので
わかりやすく描かれている
本作から入ってみるのもよいかと思います。

 

主人公の景は男勝りなところもありますが
普通に男性に惚れたりもする女らしい面もあります。

 

屋敷の中で大人しくしているだけの姫君ではないので
活発な女性主人公が好みの方にもお勧めできます。

 

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