げんしけんのネタバレや感想！オタクワールド全開だけどその後の展開や続編が読みたくなる

木尾士目先生の作品のげんしけん。

 

春、とある大学の新入生である笹原完士は
ある種のサークルに入る決意をしていた。

 

その名も現在視覚文化研究会、通称“現視研”(げんしけん)。

 

これはアキバ系青春物語！

 

 

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げんしけんのあらすじは？

 

大学の春はサークルの部員を集める季節。

 

1年生の笹原完士もある種のサークルへ
入ることを決意していましたが
受付までいくもうまく言い出せず戸惑っていました。

 

いざ決心して赴こうとした瞬間
横からサラッとてやってきた
高坂真琴に先を越され拍子抜けとなり
その日は入ることができなかったのでした。

 

数日後、彼はあるサークル部室の前にいると
既に入会していた高坂が声をかけてきて
成り行きで見学をすることになります。

 

げんしけん

 

そこは現在視覚文化研究会、通称“現視研”(げんしけん)
アニメや漫画そしてゲームをこよなく愛する
個性豊かなオタクの集まるサークルでした。

 

ですが数人いたメンバーが次々と用事で部室を去り
1人残された笹原は恒例の儀式を受けることになります。

 

それは1人きりになったこの部屋で
どんな行動をするかをこっそり観察され
“同類”かどうかを判断されること。

 

結果、見事に同類判定され入会することに？！

 

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げんしけんのネタバレとその後の展開は？

 

笹原は本当は漫画研究会かアニメ研究会辺りへ
入ろうとしていたのですがどうもしっくりこなく
なんとなく流れでげんしけんに入ることになりますが
そこは類は友を呼ぶで縁があったのでしょう。

 

同じ1年生でイケメンの高坂も
その容姿から全く想像がつかない完璧なオタク。

 

偶然、幼馴染でもある春日部咲と再会。

 

同じ大学の1年生であったことと
高坂は友達と思っているものの咲が高坂を彼氏と認定し
悪いムシがつかないように見張るためもあり
高坂がげんしけんに入った流れで彼女もついてきます。

 

ですが入会はせずなによりオタクが理解ができず
同類とみなされるのも嫌な人種なんですが
彼氏の高坂が超オタクということで
これから彼女なりの試練が山ほど待ち受けています。

 

げんしけん初代で現会長は謎だらけの人物。

 

何年生か何年大学に在籍しているのかすら不明ですが
千里眼なのかなんでもお見通し。

 

会長によって咲はいずれげんしけんに
正式に入会するハメにもなるんです。

 

げんしけんメンバーは新しく入った笹原と高坂の他に4名。

 

名前が不明な会長に斑目晴信と田中総市郎に久我山光紀と
それぞれに幅広いオタク仲間が在籍中。

 

今まで仲間もいなくて1人で行動する勇気もなかった笹原が
彼らの仲間になることで立派なオタクに成長していくのです。

 

げんしけん

 

今はだらだらとした活動でメインイベントといえば
個人の趣味の方が大きい年に2度行われる
知る人ぞ知る最大の同人誌即売会。

 

ここでは“コミックフェスティバル”とされてますが
その一般参加の全容は知らない人には参考になる内容で
ご存知の方はうんうんと頷ける場面も多く描かれています。

 

物語も長いので謎の会長から二代目会長が斑目に変わり
次は笹原となりその間にも新加入が増えます。

 

帰国子女でコスプレ好きの女の子
大野加奈子が入会してきたことで
コスプレ衣装の製作が匠並の田中の腕が披露されたり
学園祭でのコスプレ撮影会が盛況になったり
とにかくオタクワールド全開です。

 

作品に出てくる既存のタイトルをもじった作品の
オマージュ的扱いやどこかで聞いた名セリフの数々に
頷ける人はこちら側の人間です。

 

本作の中に出てくるオリジナルの漫画を皆がこよなく愛し
いずれアニメ化もされ彼らの特別な存在になっていたり
あれだけ毛嫌いしていた咲は
ひょんなことからコスプレまでさせられたり
高坂も女装のコスプレで人気者になったりとエピソードは満載。

 

笹原が会長になると一般参加だったコミフェスに
同人誌を作成してサークル参加することにもなります。

 

その後、新加入してくる荻上は笹原が卒業後
げんしけんの会長となり笹原とも付き合う仲に発展。

 

いずれ彼女はプロの漫画家としてデビューも果たします。

 

その頃に女装が完璧でBL好きの男の子・波戸が加入して
他にも歴女や個性豊かな女性メンバーが増えると
美少女オタク系だったげんしけんはBL系に変化。

 

この波戸が女装しているときと素のときとで
描く画風が雲泥の差ほどあるんです。

 

卒業していった斑目、高坂、笹原や咲も
その後のげんしけんに関わって行き
後に波戸が斑目に恋をする？かもしれません！

 

その斑目は咲に長く片思いをしていたりと
二次元の世界に浸っていたメンバーだってリアルな恋や人生を経験し
それぞれの思いや成長も描かれていきます。

 

大学という特別な時間の大切なときを大好きな趣味にどっぷりはまり
面白おかしくエンジョイしているげんしけんの物語。

 

馴染みのある人もない人も1度、覗いてみませんか？

 

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げんしけんの感想は？

 

げんしけんはアニメの二代目から入り
同類の作品に出会えたときは嬉しかったです。

 

作品は2003年前後から始まっていて
まだパソコンも今ほどの普及率ではなかった頃なので高額だし
笹原がパソコンを切望していた気持ちも共感できます。

 

完全に偏ったオタクワールドで
咲が最初は拒否反応を示していたように
ダメな人はとことんダメな世界感が描かれています。

 

げんしけん

 

なので表現が難しい世界感でもあるんですが
反対によくぞここまで描いたなと
あんまりメジャーになって欲しくない部分も多いのですが
知らないで偏見もたれるよりは
知ってもらった方がいいのかなと。(笑)

 

そして作中の名セリフとも言える
『オタクはなりたくてなるものじゃない』。

 

なろうとしてなるものでもなく自然にそうなってるものです。

 

良ければぜひアニメもご覧になって
より美味しく2倍楽しんで欲しいです。

 

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