あやしやのネタバレと感想に無料試し読み！顔のない鬼を探し続ける復讐の結末が気になる

坂ノ睦先生の作品のあやしや。

 

人食い鬼と人間とが同じ世に在り争いを繰り広げている世界。

 

休業中の呉服屋の若旦那である仁は
自堕落な生活をしているように見えますが
なにやら訳ありの様子で・・・？

 

鬼と人、交わることのない二者が交わってしまったとき
一体なにが起こるのでしょうか。

 

 

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あやしやのあらすじは？

 

人食い鬼と人間とが同じ世に在り争いを繰り広げている世界。

 

鬼を狩るべき存在である「鬼導隊」の見習い少女・咲は
この日も夜間外出のお触れを街中に配って回っていました。

 

その最中彼女が立ち寄ったのは休業中の呉服屋。

 

出てきた幼い少年に鬼除けの札を渡しますが
どうやら彼はなにやら訳ありの様子で・・・。

 

その夜、鬼退治の最中に隊員たちと
はぐれてしまった咲は
鬼に襲われ絶体絶命のピンチに陥ります。

 

間一髪のところでそれを助けてくれたのは
昼間に見た呉服屋の少年・仁・・・
しかしその身にはありえない存在が宿されていました。

 

それは人間の天敵である「鬼」。

 

あやしや

 

鬼と口喧嘩すらしているように見える仁は
とある目的のために鬼と共存しているのだと言います。

 

おまけに人間を喰らう鬼は敵だと警戒を露わにする咲でしたが
仁に宿っている鬼・だまりは鬼喰いの鬼なのだといいます。

 

呉服「綾糸屋」二代目当主だと名乗り
その場を立ち去っていく仁。

 

先にはその名前に聞き覚えがありました。

 

綾糸屋の従業員が鬼によって
一晩で50人も死傷された「綾糸屋事件」
仁はその唯一の生き残りの少年だったのです。

 

彼はその事件の際にだまりと
お互いがお互いの力を借りる奇妙な協力関係を結び
自らの大切な人たちを殺した
「顔のない鬼」を探していたのです。

 

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あやしやのネタバレとその後の展開は？

 

仇の鬼を自らの手で殺すため
憎いはずの鬼と手を組み人知れず鬼を狩っている仁。

 

そのことを知ってしまった鬼導隊の見習い少女・咲。

 

自分もその気持ちはわかると仕事の邪魔をしない限り
仁を見逃すことを約束してくれます。

 

こうして咲とも奇妙な縁を結ぶことになった仁。

 

一見ちょっと根暗な普通の少年に見える彼でしたが
その体はだまりがいなければ
生命の危機に瀕するほど酷い有様だったのです。

 

しかしそれはだまりも同様であり
2人は相反する存在でありながらも
お互いがお互いに依存しながら
延命をしている状態です。

 

これまでは鬼導隊に隠れ
ひっそりと鬼を滅していた仁とだまり。

 

しかしある日ひょんなことから
彼らに自分たち以外に鬼を狩るものがいると
勘づかれてしまいます。

 

あやしや

 

咲の口添えにより都の外にでるという
鬼を狩りに行く仁とだまり。

 

しかし赤い髪をもつと噂されるその鬼の正体は
紛れもない人間でした。

 

盗賊の道具として生きてきた少年は
人としてはまともに生きられないと
鬼になることを望んでいました。

 

ですが自分と違いまだ人としてやりなおせるという
仁の言葉を受け彼の元で人生をやり直すことになります。

 

名前もなく家もない彼に「楽」という名前を与え
共に暮らし始める仁。

 

彼や咲と食卓を囲む時間は賑やかで仁にかつての
呉服屋の賑わいを思い出させる景色でした。

 

しかし彼の身体はもう食事の必要もない
だまりがいなければ生きてすらいられない異形。

 

生きて元の身体に戻ってくれという
故人との約束を果たすため
仁は今日も「顔のない鬼」を探し続けています。

 

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あやしやの感想は？

 

バトルあり謎ありの和風ファンタジー漫画です。

 

主人公が家族や呉服屋で働いていた
仲間たちを皆殺しにされその復讐をするために
本来仇であるはずの鬼と手を組むといった内容の本作。

 

テーマとしては暗く残酷な描写も多いんですが
仁に憑りついている鬼であるだまりが
なんとも憎めない性格をしています。

 

また仁も比較的淡々とそして飄々としているため
物凄く悲壮感に満ちている感じはないですね。

 

ヒロインの子も最初から比較的協力的なうえ
登場するキャラクターもあまり嫌なやつがいないので
テーマの割には読みやすくはあります。

 

絵柄はちょっと癖がありますが
どちらかといえばかわいい系等の絵なので
あまりグロい描写も気になりませんかね？

 

あやしや

 

全体的にキャラクターの等身が低いからかもしれません。

 

コミカルな描写も多いですが
今後仁とだまりという人間と鬼の相容れない関係性が
どうなっていくのか気になるところです。

 

途中で登場するキャラクターも
味のある良いキャラクターが多いため
いつ退場してしまうのかと
ハラハラしながら読んでしまいます。

 

正義の組織として登場する「鬼導隊」にも
裏がありそうだったり
それを受けた咲や仁たちがどう動くのかが気になったりと
ハラハラする展開も盛り沢山となっています。

 

割と話自体はサクサク進んでいくので
ストレスなく読むことができるかと思います。

 

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