千歳四季先生の作品の蒼竜の側用人。
育った場所に居場所のない巫女・ルクルは
大金で竜の世話係として買われてきました。
気難しい竜のユリウスと次第に心を通わせたある日
国王と不仲であることを知ります。
竜の加護を受けているはずの国で王と竜の仲が悪いとは?
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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蒼竜の側用人のあらすじは?
アズファレオは竜の加護を受けている国
王宮の外れに気性の激しい竜が住んでいます。
生まれた村に居場所がなく大金と引き換えに
竜の世話係としてやってきた巫女のルクル。
竜の名はユリウスといい唸り声と容姿に
恐怖を感じるルクルは腰を抜かしてしまいます。
しかしルクルは気持ちを奮い立たせ毅然とした態度で
世話係になったことをユリウスに告げるます。
今までの世話係はユリウスの姿を見ると気絶していたようで
倒れなかったルクルに世話をさせることを許します。
蒼竜の側用人
竜が人の言葉を話すことに驚くルクル。
それくらいのことで驚く彼女に
いつまで持つか見物だとユリウスはいいます。
その予言の通りユリウスは
なにかにつけルクルに文句を言います。
満足される世話ができないことに加え
恐ろしさでルクルは思うようにできないでいると
竜の鱗でケガをしてしまいます。
古くなった堅い鱗を根元から剥がすのを手伝うのですが
強引に引き抜いてしまったことが原因でした。
ユリウスは怒り彼女を下がらせてしまいます。
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蒼竜の側用人のネタバレとその後の展開は?
姉のミレアはそつなくなんでもこなしてしまう女性で
両親にとっても自慢の娘でしたが
ルクルは何をやっても姉には敵わず不要と言われていました。
世話係を解雇されても帰る場所がないルクルは
再びユリウスの世話をしに行きます。
怯えながら世話をするルクルに
ユリウスは昨日のケガのことを気遣います。
何日も下手くそと言われながらも世話をするルクルは
最近、雨が降っていないことに気づきます。
竜の力が衰えているからなのではと感じた彼女は
そのことをユリウスに聞きます。
翳りを感じていたユリウス。
やはり体調が悪いのだと知ったルクルは
王に薬を貰うよう進言しますが
その王はユリウスをその場から出さないよう
陣を施した張本人で王ではないと告げます。
蒼竜の側用人
頑なに王に頼ることを拒むユリウスに
ルクルは自身で薬草を調合します。
その頃、アズファレオの王ガラ陛下は
今もなお雨が降らないことに苛立っていました。
ルクルがユリウスの世話係となって3か月
竜が回復しつつあるとの情報が
届いているのも関わらず状態が好転しません。
竜の加護など迷信でそれなら
生かしておく意味がないと思い始めます。
ガラ国王陛下がユリウスのいる場所へとやってくると
ユリウスは食い殺してやると怒りをぶつけます。
そんな彼にガラは槍を向けます。
ルクルはユリウスを庇うように盾になりますが
それを庇ったのがユリウスの身体でした。
次に打たれたらユリウスの身体でももたない。
ルクルは逃げることなく彼とともにいることを望み
キスをすると竜の姿から人の姿へと変化します。
彼は元々人間でアズファレオの正当な王だったのです。
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蒼竜の側用人の感想は?
気性が激しく世話係が長続きしない竜のユリウスと
育った場所に居場所がなく売られてきた巫女・ルクルの
信頼関係がゆっくりと丁寧に描かれています。
そこに暗躍する国王や加護の衰えなどが加わり
壮大なファンタジーものとなっています。
竜のユリウスは元々人間でした。
しかし人の姿でいられるのはわずかな間だけのようで
ユリウスが人の姿でいるシーンはほとんどありません。
蒼竜の側用人
それも含め今後の伏線なのではと期待が膨らみます。
元は人間でも竜に変化しているので
人外と少女の恋物語といってもいいでしょう。
まだ恋というほどの描写はありませんが
時折見せるユリウスの優しさや憎まれ口は
ルクルに気を許しているあらわれなのでは?
と深読みしたくなる展開です。
人外もので身分差も加わった作品で
どちら派でも楽しめる内容になっていると思います。
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