大海とむ先生のファンタジーワールド。
何気ない日常からあっという間に
ファンタジーの世界に紛れ込む作品です。
妖艶で耽美にして絶妙にコミカルそしてテーマは愛。
異形のモノを背中に宿す「ぼっちゃま」と使用人の恋の物語。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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黒蔦屋敷の秘めごとのあらすじ!ぼっちゃまはストーカー?
うっそうとした木々に囲われたお屋敷は
「黒蔦屋敷」と近所で呼ばれる怪しげなお屋敷。
けれど千鶴には戻りたくて仕方がなかった場所。
母はこの屋敷の住み込みの使用人でこの屋敷の
雪比古ぼっちゃまのお世話をしていました。
母の死後、親戚に預けられいていた千鶴も
学業を終えたらここでお世話になるのを心の支えにして
辛いことも耐えてきていました。
そしてようやくやってきたお屋敷生活では
雪比古が千鶴のことを甘やかし溺愛しその合間に
きちんと使用人の仕事をするのに一苦労の千鶴。
「ぼっちゃま!千鶴はお仕事があります」と言い
体の弱い雪比古を休ませて屋敷のことをする日々でしたが
ある日掃除に入った部屋で雪比古の千鶴に対する
ストーカー行為の証拠を見つけてしまうのです――。
黒蔦屋敷の秘めごと
ちょっぴりずれてる千鶴はぎょっとしたものの
そんな雪比古も受け入れます。
次に見たのは雪比古ぼっちゃまの背中から
異形のものが現れるところ・・・。
雪比古はその異形のものに徐々に侵され
やがて命が尽きる日が近いと知ります。
それならなおさらもっと雪比古の近くにと思う
千鶴とまだ隠し事がある雪比古。
やがて最後の雪比古の秘め事もわかり
それが分かった時から千鶴を遠ざけ始める雪比古。
想い合う2人は無事に結ばれるのか
結ばれてもすぐに雪比古の命が絶えるのか――。
先の読めないファンタジーです。
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黒蔦屋敷の秘めごとのネタバレや結末!異形のものの好物とは・・・?
異形のモノを背中に宿す雪比古は特殊な能力を持ちます。
千里眼で遠くのものを見ることができる能力。
雪比古を疎んじている本家ですがその能力を使って
本家のお客さんの問題を解決させたりしています。
体の弱い雪比古はそれで収入を得ているのです。
雪比古には兄がいて母が違います。
兄の母からは雪比古は憎まれていて
とても蔑ろにされてきました。
幼い頃から孤立させられている雪比古は
千鶴以外には心を許していません。
黒蔦屋敷の秘めごと
その千鶴にだけは知られたくなかったのは
背中の異形のものの糧。
絶望している人の魂を食らって生きる異形のモノ
異形のものがその魂を体に取り込む時
雪比古はものすごい苦痛に襲われます。
人の魂を糧に生きていると知ってもなお
雪比古を受け入れる千鶴。
やがて2人は雪比古の千里眼の仕事で本家に招かれることになり
本家では雪比古を陥れようと数々の嫌がらせや危険なことが起こります。
そしてとうとう追い詰められた時雪比古を助けたのは
ずっと相容れないと思っていた腹違いの兄でした。
兄は実は昔から雪比古を溺愛しており雪比古をストーカーしていて
千鶴はそこに雪比古と腹違いの兄の血のつながりを感じずにはいられません。
兄は自分の母が雪比古を憎んでいると知って
自分から雪比古にあえて打ち解けないことで
雪比古を守っていたと知り雪比古と千鶴は
徐々に心を開いていきますがしかし逃げきれず
義母に捉えられた雪比古――。
義母は雪比古に宿る異形のモノを自分の手に収めようとします。
雪比古は異形のモノを失えば生きていけない体になっている。
義母が異形のモノを神として祀るから自分の手に来るようにと
条件を出すと雪比古は自分の命を異形のものに差し出すと言い
そんな中、千鶴はもし雪比古が天寿を全うできたなら
自分の魂も差し出すと言います。
最後に異形のモノは雪比古を選び2人はともに
雪比古の屋敷に戻って末永くひっそりと暮らすのでした。
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黒蔦屋敷の秘めごとの感想は?
雪比古ぼっちゃまが微妙に歪んだイケメンなのがとても魅力的です。
千鶴を溺愛する様子がただただ可愛いのではなくて
孤独な自分を唯一救ってくれた娘で本当に幸せになってほしい
相手だというのがとてもよく伝わってきます。
千鶴の純粋さも嫌味がなくて可愛いです。
黒蔦屋敷の秘めごと
背中に宿った異形のモノが2人の命の終わりに
本当に神の鳥となって飛び立つのですが
そこまでの流れがさすがです。
いわゆる敵役の義母の心情も腹違いの兄のことも
描写されていて奥行きのある読み応えのある漫画だと思います。
諸処に散りばめられているベッドシーンも美しくて耽美で色っぽい。
きれいなだけじゃなくてちゃんと艶があるのが魅力的です。
ただ大海先生にしては少々短めの作品のせいか
ところどころストーリーが説明気味になのが少し残念。
本当にページを割いて描くときっとだいぶ長いお話に
なってしまうんだろうと思います。
でも説明になっている部分を差し引いても
とてもおもしろい作品だと思います!
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