コンセプトワークスを『機動警察パトレイバー』のゆうきまさみ先生が
『フルメタル・パニック!0』のカサハラテツロー先生が
漫画をそれぞれ担当した超話題作のアトム ザ・ビギニング。
漫画界の天才・手塚治虫先生が生み出した
“心”を持つロボット「アトム」。
ですが主人公はそのアトムではなく
ロボット製作に情熱を傾けていた若き日の天馬博士と
お茶の水博士の姿が描かれています。
つまりこの『アトム ザ・ビギニング』はそのタイトル通りに
アトム誕生までが綴られた物語なのです。
ネタバレもありますので先に無料で試し読みをしたい方はこちら。
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アトム ザ・ビギニングのあらすじ!未来の天才科学者たち
――その夜、「あの大災害」が起きた。
大災害についての詳細な規模や原因などは公にされることなく
復興とそれに伴う技術革新が急速に進んだ5年後。
――国立練馬大学ロボット工学科に通い日々ロボット研究に費やす
大学1年生・お茶の水博志(ひろし)と天馬午太郎。
学内ではまだその実力と才能を認められてはいませんでしたが
彼らは若き天才コンビとして互いに協力し合い
ロボット・A106(エーテンシックス)こと通称シックスを作り上げました。
シックスは次世代の人工知能『ベヴストザイン』の
試作版のテスト版のベータ版のプロトタイプ。
![アトム ザ・ビギニング](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/l/E6100003163961.jpg)
アトム ザ・ビギニング
すなわち試作段階のロボットでしたが
人と同じくらいのサイズで1千馬力を誇ります。
そんなA10シリーズ“7”を作る資金のため
バイトをするヒロシとウマタロウ。
ところがウマタロウは自身のバイトを
ロボットのシックスに任せていたところ
シックスは自身の判断でショートし
出火したロボットの山車を止めたのです。
これこそ若き科学者ふたりが研究していた
『ベヴストザイン・システム』が証明された瞬間でした。
ベヴストザイン(BewuBtsein)=自我。
すなわちロボットが人からの“命令”ではなく
自身の“判断”を用い行動するシステム。
それは「心を持つロボット・アトム」誕生の
産声にも似た研究成果でした。
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アトム ザ・ビギニングのネタバレ!ヒロシとウマタロウ
実直で純粋なヒロシは大学で女子が自分を無視しても
どうして女子の眼中に入らないのか?
これはもしかしたら自分の特殊能力なのか?
とまで考えてしまう人物です。
さらに同じ大学の大学院に通う脚の不自由な天才こと
堤茂理也に見下されているのにも気付かず
反対に彼を「イイ人」だと思うほどのお人良しでもありました。
一方のウマタロはモリヤ同様の“天才”でしたが
ヒロシいわく自分勝手でうぬぼれ屋で
思いやりのカケラもない大バカ野郎だったのです。
二人はキグルミのバイトをしていますが
ヒロシは時間を守り真面目にバイトをするも
ウマタロウは起こされるまで寝過ごしマイペース。
そのうえ性能を試す理由もありましたが
シックスにバイトの身代わりをさせてもいたのです。
こんなにも対照的な二人ではありましたが
共に『ベヴストザイン・システム』に懸ける思いは同じでした。
![アトム ザ・ビギニング](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/l/E6100003163961.jpg)
アトム ザ・ビギニング
ですがモリヤの妹であり同じ大学でロボット工学を学ぶ
2年生・堤茂斗子がヒロシへと興味を持つようになります。
ところがどんなに茂斗子がヒロシへとアピールしても
女の子にスルーされ通しだったヒロシには気付く事が出来ません。
そんな彼らの周りでは徐々に奇妙な事故や襲撃事件が起き始めます。
ところで本作ではお茶の水博士や天馬博士など
『鉄腕アトム』に登場するキャラの若い頃が描かれていますが
その中には若き日のヒゲオヤジも描かれているのです。
ヒゲオヤジとは数多くの手塚作品に出演する
ハゲ+ヒゲの私立探偵で本名を伴俊作と言います。
本作ではマルヒゲ運送の息子として
かなりのイケメンな若者の姿で登場。
またヒロシの妹として高校生の妹・お茶の水蘭も登場しますが
何故か彼女を襲うロボットも現われ
物語は謎の敵により思わぬ方向へと進んで行くのでした。
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アトム ザ・ビギニングの感想!アトムを“作った”科学者と“育てた”科学者
この『アトム ザ・ビギニング』は『鉄腕アトム』に登場する
二人の科学者・お茶の水博士と天馬博士の若き日と
心を持つロボット・アトムの元となる
システムの誕生までが描かれています。
ところで多くの方はアトムを作ったのは
「お茶の水博士」だと思われているかと思いますが
実はアトムを作ったのは「天馬博士」です。
詳細は楽しみが減る恐れがあるので割愛しますが
天馬博士は世界最強と称されたアトムを捨て
そのアトムを救ったのがお茶の水博士となります。
![アトム ザ・ビギニング](https://haishin.ebookjapan.jp/contents/thumb/l/E6100003163961.jpg)
アトム ザ・ビギニング
つまりアトムの生みの親がウマタロウこと天馬博士で
育ての親がヒロシことお茶の水博士と言っても
差し障りが無いでしょう。
二人の片鱗は本作の中でも少なからず描かれており
アトムファンには納得のアトムを名前でしか知らない人にも
何処か新しさを感じさせる作品として楽しめます。
そんな新たな「アトム」の世界や魅力を
この作品から読み紐解いてみては如何でしょうか。
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