ドアも窓も金属板で塞がれた廃校舎。
監視カメラと1週間をカウントダウンする電光掲示板。
そして一面ビニールシートに覆われた教室には肉切包丁と鍋――。
こんな状況に置かれたら、あなたはどうしますか?
八頭道尾先生の原作小説『コドク』を合田蛍冬先生がコミカライズ!
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ドクムシのあらすじは?7人の共通点とは・・・
主人公のレイジが目覚めると、そこは見知らぬ場所でした。
校舎のような部屋に、自分を取り囲む見知らぬ男女。
中には年端もいかぬ少女までいます。
誰も状況を知らず、一番最後まで眠っていたレイジに期待が寄せられていたのですが、当然、彼も何も知りません。
7人の男女は、順番に自己紹介をしていきます。
イサカ・ユキトシは28歳のサラリーマン。
混乱した場をなだめるなど、誰よりも冷静でこの状況を楽しんでさえいる素振りが見られます。
ナカノウチ・トシオは22歳の工場勤務。
ガタイがよく短気な面が目立ちます。
アカネは21歳のキャバ嬢。
美しい容姿と冷めたような表情をしています。
フルネームを言わなかったのは彼女だけなので、源氏名かもしれません。
ノギサキ・タイチは24歳の無職でおどおどした太った青年。
アキヤマ・ユミは21歳の大学生。
主人公レイジの知り合いに似ています。
そして主人公のスギウラ・レイジ、20歳の大学生。
最後に最年少のミチカ、9歳。
こんな異様な状況にもかかわらず、表情1つ変えない不思議な少女です。
共通しているのは、健康ドリンクの新商品を試飲したということでした。
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どうやらドリンクに睡眠薬が入っていて、昏睡状態のまま運ばれてきたらしいと推測されます。
廃校舎だと思われる建物には、机もイスもありませんでした。
窓も外へと出られるドアも金属板で塞がれていて、廊下の先は防火扉で閉ざされています。
そして教室には、監視カメラと電光掲示板がつけられていました。
その数字は、およそ7日間を示していて、カウントダウンをしているのです。
食料はありませんが、水は確保できそうだということがわかります。
アカネがトイレを使った際、トイレからも洗面台からも水が出るのを確認していました。
水があるなら、7日間は生きられるというユキトシ。
こうしてみんなで他の階を調べ始めます。
しかしそこで待っていたのは――・・・。
教室の床に敷かれた一面のビニールシート。
真ん中には、鎖で繋がれた肉切包丁と土鍋にIHコンロ。
部屋の四方に監視カメラ。
予想もしなかった常軌を逸した状況だったのです。
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ドクムシのネタバレ!その後の展開とは?
ユキトシは閉鎖されたこの空間で、『蠱毒』を行わせるのではないかと推察していました。
蠱毒とは、百足や蜘蛛などの毒虫をひとつの壷に入れて、食い合わせる古の呪術です。
最後に生き残った1匹は、強力な呪力を持つと考えられ、この毒虫で人を呪い殺すのです。
この不気味な考えの通りに、物語は展開をしていきます。
第一の死者は短気なトシオ。
暴力的な性格から孤立してしまった彼は、たまたま様子を見に来たユミを犯してしまいます。
それを知ったアカネに責められると、「次はお前の番だ」と微塵も反省していない態度を。
再び孤立したトシオを殺害したのは、意外にもユミだったのです。
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実はユミはレズビアンで、自分に優しくしてくれるアカネに想いを寄せていたのです。
アカネを守るために、トシオを殺さなくてはならないと思い詰めていました。
レイジのパーカーから抜いた紐で殺害する様子は、かなり壮絶でした。
異様な状況に、それぞれが生き残る手段を探していました。
アカネはレイジの精子を飲むことを思いつきます。
精子にはたんぱく質のほか、40種以上の栄養があるのです。
自分は栄養を摂取し男を弱らせて、優位に立とうと考えたのでした。
しかし、レイジとアカネが交わっているのをユミが知ってしまいます。
彼女は嫉妬した末に、レイジを殺そうとして返り討ちにあってしまいます。
混乱していたレイジはユミを殺した記憶がないのですが、彼の手には血の付いた包丁が握られていました。
タイムリミットに近づけば近づくほど、加速していく関係の悪化。
最新刊の4巻では、タイチを殺したアカネが、ミチカによって毒針を刺されてしまいます。
幻覚を見ているらしい彼女を、レイジとユキトシが保護します。
ユキトシは、大切に思い始めていたアカネをこんな目に合わせたのが、ミチカであると考えます。
そして、彼女から無理やり凶器である毒針を奪うのです。
その頃、レイジとアカネは行為に及んでおり、戻ってきたユキトシが目撃して逆上。
レイジに金的を食らわせ、誰かれ構わず求めるアカネの首を絞めてしまいます。
死の間際、アカネはユキトシを認識して微笑んでいました。
ユキトシの怒りはレイジに向かいますが、済んでのところでミチカによって救われます。
2人はトイレに避難して、バリケードを作って立てこもります。
必死に自分を守ろうとしてくれるレイジにミチカはキスをし、服を脱いで「私、レイジくんが欲しい」と言うのでした。
一方のユキトシは、毒針の鍵の解除に成功していました。
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ドクムシの感想は?7人の7つの大罪とは・・・
息を吐かせない展開に読み進める手が止まらなくなりました。
時折挿入される登場人物たちの人に言えない過去や、世田谷署の刑事「レンビ」の存在が、物語の背景を徐々に浮き彫りにしていきます。
7人の男女には、それぞれキリスト教の7つの大罪が当てがわれています。
「暴食・色欲・強欲・嫉妬・憤怒・怠惰・傲慢」の7つ。
彼らの過去が語られるときに明らかになりますが、誰がどの欲を担っているか推理するのも面白いですよ。
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4巻ではこの蠱毒ゲームが、ある宗教団体によって行われているらしいことが明らかになっています。
そして、あの刑事はレイジが冷たくあしらった、マリの父であるということも。
終焉まであともう少しだと思います。
誰が生き残るのか、主教団体の思惑とはなんなのか——。
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